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キボウのカケラ

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映画・アニメ・コミック

2016年9月30日 (金)

日の鳥 2

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「日の鳥 2」
こうの史代 
日本文芸社 本体900円

突然姿を消してしまった妻を探し求めての旅、雄鶏はいまもなお妻を探す。けれど妻の姿はどこにもない。樹が静かにたっている。誰も住んでいない家、自然が誰もいない家に入り込んでくる。ぐるぐる、高く高くつるは空に巻き付いて。でも、ずっと月には決して届かない願い、もう一度会いたい。
東日本大震災から5ヶ年、2年8ヶ月後の山元・多賀城・塩釜にはじまって4年3ヶ月後の東海まで、雄鶏はひたすら探して旅をする。
 原発の再稼働をめぐって反対の力は消える事はない。でもすっかりひっそりとなった福島原発、炉はどうしているか。ひっそりと生きている炉たち、そして、ひっそりと福島の地に朽ちようとしている人たち、生活を共にしていたものたちとの物語。

2014年9月13日 (土)

日の鳥

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「日の鳥」
 こうの史代
日本文芸社 本体900円


この本はコミックです。「日の鳥」?平成23年3月11日14時46分 あれから3年半が過ぎました。この本は突然いなくなった妻を探して旅をする話です。誰が旅をするのか?一羽の雄鶏、妻との思い出を重ねながら地震以後の東北を旅します。5ヶ月後の釜石「はじめまして わたくしは 妻を探してここへ来た なんとなく このへんにいる 気がしたのだ 通勤通学の皆さんは 忙しそうなので お店の人にたずねようとおもったら この通り これはえらい事だ」P5より 雄鶏の今日の食事は竜胆、そしてこの町の様子のコメントがついて漫画で描かれています。途中1年後、2年後の東京をはさんで2年半後の鹿角・盛岡で終っています。(まだ続きます)
 毎日いろいろの事がめまぐるしく過ぎていて、いつのまにかメデイアもちいさく片隅で取り上げられるだけになりました。まして、福島は何一つ解決していないまま、原発の再稼働がすすめられようとしています。作家も画家も描き続ける意味があるのではないか、私たちは忘れてはならない義務があるのではないだろうかと思います。

2014年7月21日 (月)

小さな映画会ー父と暮らせば

 明日は小さな映画会の2回目です。この会を持とうと思ったのは、以前になかなか映画を観に行けないので、自宅でDVDで見ようと思って持っていたものをそのままにしておくのがなんだかもったいないとおもっていたところ、見たい人が集まれればということになり「小さな映画館」と名付けて今のところ月1回はじめました。設備を整えるお金がないのでスクリーンは手づくりです。一人で見るとちがって、見ながら、見た後ちょっと一緒の人と話ができることです。(ちょこっと感じていること、感想を話あうだけですが。あくまでちょこちょこと・・・そこからもっと読書会や勉強会をしたければそれはそれで場をつくれば良い)ということで明日は
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「父と暮らせば」井上ひさし原作・黒木和雄監督
 22日(火)7時から・1時間半位の作品
 参加費 300円
 お茶はでますが、その他はご持参ください。
 突然の参加もOKですが、できれば電話を。


2014年4月28日 (月)

映画「世界の果ての通学路」

 今年も学校図書館の仕事で新年度のご挨拶に当番校をまわっている。千葉市は書店組合で一括受注して、組合参加の書店が何校か担当になる。4月半ばに説明があると、出版社の目録を配りながら挨拶回りをする。5月には展示会があるのでそのご案内もしなければならない。千葉市は課題図書の受注も早いので、ちょうど連休が入る頃なので日にちの配分がなかなかうまくいかない。しかも千葉市では学校図書館の司書のことを図書館指導員の先生とお呼びするのだけれど、中学校と大規模の小学校は4日配置、普通は2日ずつ2校受け持ちなので、お会いする日程がひどく難しい。会留府は担当校は少ないのだけれど、子どもたちが帰ってからの時間ということで3時からが多く、交通の時間を入れると一日一校が精一杯だ。(いま時々店を休むのはそんな理由です)担当校は千葉市でも内陸なので、どの学校にも大きな木があって、それはとてもうれしい。緑の風に吹かれてテクテクと出かけていく。
 今日はおもったより早く終ったので、帰りに映画世界の果ての通学路を観て来た。(映画を観るのは久しぶりだ!)
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 *ケニア サンブル族のジャクソン11歳。6歳の妹サロメと15キロ2時間 キリンやシマウマ、ゾウたちの大草原を歩いていく。アフリカの壮大な草原のなか、ゾウに会わないように、ゾウは怖い。
 *アルゼンチン アンデス山脈のカルロス11歳。6歳の妹と18キロ1時間30分馬に乗って、もちろん自分で手綱をもって。馬のキベリトの穏やかなやさしい目がうれしい。
 *モロッコ ザビラは22キロ4時間歩くけれど、月曜から金曜までは全寮制の学校なので月曜日に家から学校へ、金曜日には学校から家に帰る。仲良しの友だちがいっしょだ。家にいる時字の読めないおばあちゃんに本を読んでやる。おばあちゃんは”お前たちは恵まれている。自分で人生を切り開くのだ”と孫娘を励ます。
 *インド サミュエルは足に障碍があるので自力で歩けない。ふたりの弟がサミュエルの車椅子を押して学校へ、4キロ1時間15分。しかも車椅子はオンボロ、途中でタイヤが外れてしまうハプニングがある。でも、この兄弟は底抜けに明るい。最後に自力で歩こうとする。母親に向かって少し歩けた!!
 どの子どもたちも学校へ行って勉強することが未来を切り開く力になると信じている。そして、夢がある。学校へ行くことがその一歩だと信じている。家族もそうだ。ザビラは女の子だけれど、父親も学校へ行くことは賛成だ。貧しければ奨学金をもらって。子どもたちは家族の夢、希望なのだ。
日本もおそらく明治の頃はそうだったのだろう。山を越え谷をわたりひたすら歩いて学校に行った子どもがいた。子どもはそこの土地の宝だったから優秀な子どもは皆が応援した。(でも、ほとんどが男の子なのだとおもう)
 壮大な山々と草原の風景はおもわず息をのむほど美しい。人は何のために学ぼうとするのか。学校はなんのために、誰のためにあるのか。タイトルは「世界の果ての通学路」だけれど決して果てでなく未来につながっている通学路なのだ。
  
 


2014年3月19日 (水)

光の子ども

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「光の子ども 1」
小林エリカ
リトルモア 本体1400円



「放射能」目に見えない恐怖、それはいつ、どこから、私たちのなかに入って来たものでしょうか。私が放射能を意識したのはレントゲンをとった時からです。私は中学生の時、軽かったのですが結核と診断され、非開放性だったので自宅療養したことがあります。その頃胸のレントゲンを撮りました。もうひとつ小学生の頃(5年生)のキュリー夫人の伝記のなかに出て来ました。
 今から115年前マリ・キュリーが名付けた「放射能」、新元素ラジウムのことです。それから3.11の原発の事故まで、マリ・キュリーが発見した「放射性物質」の歴史が描かれています。1896年レントゲンが発見した「X線」パリでは物理学者のベクレルが写真乾板を感光させ「放射線」を発見、その年に日本では大津波が北海道から宮城までおそってきました。ぼくはそれから115年後生まれ光と名付けられ、その年も大きな津波がおそってきて加えて原子力発電所が爆発、多くの街に放射能が降りました。
 こう書いたようにこの本はその光と猫のエルヴィンがマリ・キュリーが生きてきた時代を読者に教えています。マリ・キュリーは1898年パリで研究して発表した論文のなかに「放射能を発する性質」に「放射能」という名前をつけました。マリ・キュリーの生涯をたどりながらマンハッタン・プロジェクト、広島・長崎、スリーマイル、ビキニ、チェルノブイリ、福島・・・歴史がひもとかれていきます。これからの私たちに希望はあるのでしょうか?
 この本はコミックです。文章だけでは描ききれないものが描かれています。年表、キュリー夫婦が住んでいた街、家のイラストと図版、ブックリストも充実しています。
 

2012年1月16日 (月)

草子ブックガイド1

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「草子ブックガイド1」
玉川重機 コミック
講談社 本体695円


おもしろいコミックを見つけました。主人公草子は中学生です。舞台は青永遠屋という古本屋です。店主と猫、手伝いの岬のこの店にいつも一人の少女が来て、こっそり本を持っていきます。でも少したつと、またこっそりその本を返します。そして、その本には読後感想文がはさまっています。店主はそれを知っているけれど黙っています。ある日草子の父親が酒を買うためにその本を青永遠屋へ売ってしまいます。草子はあやまりにいきますが、店主はその読書感想文に免じて手伝いをするということを約束させます。
 草子が読んだ本のことの両脇に小さくいろいろの説明が書かれています。たとえば、その最初のページには「白っぽい本」「黒っぽい本」「見よごろ本」それから「円本」というふうに。草子は中学生となっているので学校図書館のことや司書教諭のことなどもでてきます。もちろん、それらのことだけ描かれているわけではなく、草子の親のこと、学校の事、岬のこと、いっしょに本を買いに(宅買い)行った先の話など、古本にまつわる物語があって、それらを軸にして、関係ある本のガイドブックという構成になっています。たとえば、1冊目、草子が読んだ本「ロビンソン漂流記」、草子のブックガイドはどう書かれているでしょうか。本の逸話もかかれていて、私の知らないことも書かれていました。 ブックガイドなので、案内されて読んでみましょう。但し、取り上げられているのは草子は中学生なので、YAの本です。

2009年4月 9日 (木)

マンガ「暁星記」

壮大な失敗作(?)マンガ『暁星記』

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 菅原雅雪の『暁星記』(講談社モーニングコミックス)が8巻で完結しました。99年から08年まで9年がかりです。暁星は、明けの明星の事だそうです。マンガは以下の文章で始まります『白く輝く花のように天蓋を覆う鏡の太陽…その口から大量の水を吐き続ける岩の巨人…樹高千メートルを越す巨大な森の上空にそびえ立つ風船蔓は、今も大気を浄化し続けています…ここはかって金星と呼ばれた世界…数十億年もの間灼熱地獄だったこの惑星を、人類はたった3世紀で造り変えてしまいました…しかしその後の1万年の歳月とこの惑星の圧倒的な自然は、取り残された人間たちから、かっての叡智を奪い去るに十分なほど、過酷だったのです』
 生き残った人間たちは、この森の樹上・樹冠に虫の様に登って暮らしています。いや普通の大きさの人間なのですが、樹も虫も大きすぎるのです。なにしろ樹の枝の上を、人間が街道がわりに行き交い、虫を大型獣として狩るのです(もちろん普通の大きさの昆虫もいますが)樹の幹を、東四が一、南四が一、のように四区分し、それぞれの区分の枝々に人間の村々があるが、その幹自体が、樹の枝の1本にすぎなかったという、とてつもない大きな樹々の森なのです。虫やリスと違い、人間には木登り用の爪は無いのですから、街道の枝を踏みはずせば即、奈落に落ちます(もっとも、地獄まで落ちる前に、どこかの枝に引っ掛かるのでしょうが)…という立体的な、ビジュアル向きの世界です。        

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2008年12月30日 (火)

映画「そして、私たちは愛に帰る」

 昨日は一日店で残務整理をして、今日は朝から台所を磨こうと?張り切ったものの、お昼過ぎにには疲れてやめてしまった。後は明日にしょう!それで、思い立って映画をみにいった。

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 「そして、私たちは愛に帰る」フェティ・アキン監督の映画だ。タイトルはあまり良いとは思わないけれど、人と人を繋ぐものは一体なんだろう、私にとって今年は特に親子の愛情にいろいろ考えさせられることが多い一年だった。
 ドイツで暮らしている初老の男が売春婦を買う事から物語ははじまる。彼はそばにいてくれることとセックスをする事を条件にお金を払うから一緒に暮らして欲しいと女にいう。男には息子がいて、女には娘がいて、2人とも子どもには教育を受けさせて恵まれた生活をして欲しいと思っているが、男の息子ネジャットは大学の教授になったが、粗野で売春婦を買うような父親を理解できないし、娘を教師にしたいとおもっている(そのためにウソをいって体を売ってお金をかせぐ)のに、娘アイテンはトルコの反政府運動の活動家になっている。捕まりそうになり逃げ、ドイツに不法入国して食べることも寝る所もないのを救ったのはいきずりのドイツの大学生ロッテだった。2人は女同士の恋におちる。ロッテの母親スザンナはアイテンのことを快く思っていないし、ロッテの気持ちをわかろうとしない。ロッテは不注意からトルコに強制送還されたアイテンを救うべく、イスタンブールに行き偶然ネジャットの部屋をかりることになる。奔走しやっと会えたのもつかの間、ロッテはアイテンの組織にまきこまれて命を落としてしまう。ロッテが生前手を貸して欲しいと懇願したのに拒否してしまった母親スザンヌは、娘の意思をついでアイテンを救うためにイスタンブールにしばらくいたいとネジャットに申し出る。そして、スザンヌと語り合ううちネジャットは父親の愛情に気づき会いにでかける。
 愛を分かち合うこと、逆に隔てるもの、国、思想、言語、宗教、そして死、3組の親子を通じて、トルコとドイツを舞台に運命的な出会いと別れがくりかえされ、最後の海辺でじっとすわって父親と会うことを待ち続けるシーンは多くのことを無言でうったえている。
 今年はいつにもまして、映画を見る機会があった。芝居をみたり音楽会にはとうとう一回も行くことがなかった。細切れの時間しかとれない私には映画は貴重な場になっている。2009年もそんな時間は大切にしたい。
 

2008年11月 5日 (水)

メイドマンガはオタクを越えた?

メイドマンガはオタクを越えた?
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 森薫(もり・かおる)のマンガ『エマ』(エンターブレイン刊)は、完結したのでしょうか? 7巻で一旦エンドマークが出たのですが 8,9巻とエピソード編が出て、10巻目の続編も出ています。でも雑誌「フェローズ」で別な連載が始まったから、たぶん完結したのでしょう。
さて、『エマ』はメイドマンガです。宮崎駿がオタクアニメの頂点に立つように(悪口でなく、裾野の広さに頂点が支えられてると言う意味です)、メイドマンガの頂点です。と言っても、作者が男だったらオタクでしょうが(女でもオタクか)、彼女はメイドへの興味にとどまらず、その背景社会へ広汎なアプローチを試みます。             
 作品は、こう始まります『19世紀末、英国ロンドン。産業革命による変化と革新の時代−、そして古い生活習慣と階級社会も、まだまだ根強く、依然として道には馬車が行き交っていた時代−』。メイドと新興財閥の息子のラブストーリーです。使用人と主人の身分の違い、そして新興財閥と貴族の階級対立。でも作者の興味は、そういった社会で生きている人間そのものにあります。読者へ説明する必要から背景に触れてますが、貧乏を憤るのでなく、そのクラス(階級)クラスの、こまやかな生活や楽しみを暖かく描いています。7巻で主人公は言います『私は昔、花売り娘をしていました』花売り娘とはストリート・チルドレンのことです『すべて教えて頂いたことです。運よく、お優しい方に拾って頂いて、歩きかたから言葉づかいまで。メイドとして働くために、何が必要か−』主人公は、寒村で親に死なれ、親戚に邪険にされていた所、人さらいにロンドンまで連れて来られ、逃げ出したのです。これでもかと言う境遇でも、彼女は誠実で控え目で優しく成長します(まるで日本女性の鑑ですね)魅力的で、感情移入しやすい設定です。そして10巻で無事ジェントリーと挙式します。
 当時よくあったロマンス小説、それをマンガで描いたのですが、作者は階級への偏見がありません。貴族でもメイドでも労働者でも、それぞれの視点で描けています。ですから英国人が描く以上の英国社会の概説書になっています。作者の興味は、社会学者のそれに近い。いや、人間と動物を同時に見る生態学者に近いかもしれません。と言うのは 9巻で、逃げ出したペットのリスの視点から描いた短編があるからです。動物マンガの傑作です。
新連載の『乙嫁語り』を見ても、そう思います。19世紀の中東カスピ海周辺が舞台です。まあよくも面倒な所を選んだものです。民族学的な資料を調べてる時が、いちばん楽しいタイプですね。少年の所に嫁った、遊牧民の年上の嫁。すでに、ウサギを狩り、殺して料理する所まで、しっかり描いています。
とにかく『エマ』は10巻まとめて読んでも、お徳用ですネ。
                   (高橋峰夫)


2008年7月 8日 (火)

ファンタジー映画について

  良質のファンタジー映画〜『スパイダーウイックの謎』

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ファンタジー映画は食傷気味です。『ハリー・ポッター』から『パンズ・ラビリンス』『テラビシアに架ける橋』まで守備範囲も広がり過ぎ、もうたくさんという気がします。なるべく見ないようにしているのですが、この『スパイダーウイックの謎』はひさしぶりに、子供や家族連れで安心して楽しめる映画になっています。                    
1.どんな映画か.
ストーリー設定は単純です。離婚してニューヨークを離れた母親といっしょに、実家の遺産の古びた屋敷に越して来た3姉弟。そこで見つけた、博物学者スパイダーウイック手書きの『妖精図鑑』。それには妖精の秘密のすべてが書かれていて、それを手に入れ、全妖精の支配と殺戮をたくらむ、鬼の親玉マルガラス。彼とゴブリン達に命を狙われた3姉弟は、図鑑と家族を守るために戦います。
 ていねいな映像、CGで描かれ、そんなに気味悪くない妖精達、ホームドラマの守備範囲に納まった映画です。スピルバーグの『グレムリン』の系列なのに、ディズニーの実写映画を想わせます。原作はホリー・ブラックとトニー・ディテルリッジの『スパイダーウイック家の謎』全5巻(文溪堂)で、私は読んでいません。ただディテルリッジのマジック・ザ・ギャザリングのカードには私の子供たちも凝っていました。
 つまりこれは、児童文学界の童話の、映画化というより、ゲーム界の映像作家の童話の、映画化となります。製作総指揮も、原作の2人です。もともと映画化を視野に入れた童話なのです。そして先程も触れたホームドラマの守備範囲、この2つが映画の成功の原因です。
2.ファンタジーを映画にした時の違和感.
 なぜこんなことを言い出したか。『指輪物語』や『ナルニア国ものがたり』を読んだ時と、その映画を見た時のギャップがあるからです。映像化すると、やたらと戦争場面が大掛かりになって目立つ。大人の鑑賞にも耐える原作では、1本の映画に納まりきれない。ということもあるでしょう。
 では今までのファンタジー映画の違和感は何なのか?
『スパイダーウイック』は自分と家族を守るための冒険です。アメリカ映画の王道であり、映画館でみんなで楽しめます。
『指輪物語』の本『ナルニア国ものがたり』の本は、ひとりで読むものです。愛読者の間では、本の話題も出るでしょうが、本来、自分だけの密やかな楽しみです。しかも本の内容は、全世界の救済です。
自分が英雄で選ばれた人間だと想像するのは、楽しいけど気恥ずかしいものです。ほとんど妄想の世界ですが、本を読みながらあれこれ思索するのは、得がたい体験です。読書の意義もそこにあるのでしょう。でも自分の考えや感情を、公衆に明らかにするのは別物です。ファンタジーを映画にすると、妄想をさらけ出したような気恥ずかしさになります。最初からエンターテイメントの映画とは違うのです。読書という隠微な楽しみは、映画にしてはいけないのです。世界征服を口にするとオタクになってしまうのです。『スパイダーウイック』のような愛する人と家族を守る冒険が、ファンタジー映画としてはちょうどいいのです。観客が一体感を持てるし、気恥ずかしくもありません。
 ということでナルニアはもう、映画にしなくていい。でもまた見に行きそうです。そしてまた悪口を書くかもしれませんネ。                      
   (高橋峰夫)


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8月の営業とお休み

  • 8月のお休み
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これからの会

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    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山   

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