海からのおたより6月
検見川の浜で貝をさがそう
梅雨の晴れ間、千葉県立中央博物館の観察会が千葉市美浜区の検見川の浜で行われました。美浜区はすべてが埋立地で千葉ロッテマリンスタジアムのある幕張の浜、検見川の浜、いなげの浜とそれぞれ管理者が違う人工の海岸が続いています。これらの浜のおもしろいところは山砂に混じった化石や東京湾の地層から洗い出された古い貝と、最近外国などから入ってきた外来種、いわば最新の種類が拾えるのです。
梅雨の晴れ間の少し潮の引いた浜辺には潮干狩りでアサリなどを採っている人が大勢いました。わたしたちの今回の観察会は「海岸で貝をさがそう」という企画なので十数人の参加者は食べる貝ではなく、ひたすら浜辺に打ち上がった貝がらを採集します。帯のように波が残していった漂着物を見ながら歩き、気になる貝を拾ってビニール袋に入れていきます。たくさん採れる種類はなるべく状態のいいものを選び標本にするのです。貝は拾ってから標本にするまでが案外大変なのです。
�拾った貝は水道水でよく洗って乾かす。
�種類ごとに分けてチャックつきのビニール袋に入れる。
�図鑑などで名前を調べる。(同定という)
�ラベルに貝のデータを書き込む。(場所と日付は忘れずに)
今回は�はできないのでその場で名前をつけました。ここまですれば立派な貝の標本です。がんばれば40種類ほどの貝がみつかるそうです。千葉市の人工海浜では図鑑に載っていない貝も打ちあがります。近ごろ、白ハマグリという商品名で売っているホンビノスガイ、ミドリイガイ、ウスカラシオツはここ10年ほどで急に見られるようになった外来種です。

(クリックしてください。青い印の貝、ミドリイガイ・ホンビノスガイが外来種です)
これは息子と下見に行ったときに作った標本です。当日は下見では全然見つからなかった貝が拾えたりと同じところでも日によってずいぶん違うものです。今回はボランティアとして名前付けのお手伝いなどをしたのですが、人によって拾ってくる貝も違っておもしろいなと思いました。
検見川の浜の一角に記念のオブジェがあります。貝をかたどって作られていますが千葉にはいないはずの貝なのです。ちょっと笑ってしまいました。
みなさんもぜひ身近な海で貝をさがしてみてください。
どんぐりつうしん変集長 谷口優子
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