これからの会

  • 子どもと本これからの会
    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山   
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絵本

2017年3月 7日 (火)

ぱくぱく はんぶん

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「ぱくぱく はんぶん」
こどものとも 年中向き4月号
渡辺鉄太 ぶん
南伸坊  え
福音館書店 本体389円

おばあさんがケーキをつくりました。大きなケーキなのですぐには食べきれないだろうと・・・でも用心に”私の分半分は残しておいて!”といって出かけて行きました。おじいさんはもちろんすぐに食べました。おいしかった!でもいいつけを守って半分残しておきました。そこへジョンがやってきてケーキをみつけます。おじいさんは”全部食べたらだめ、おばあさんのために半分残して”といいました。犬のジョンは喜んで食べました。次にねこのミーニャ、ケーキを見つけました。犬のジョンは”半分残しておかないとだめだよ”といいました。おいしいケーキ、ねこのミーニャはもちろん半分残しましたがおいしく食べました。こうやってつぎつぎとみんながやって来て半分残しはしましたがとてもおいしく食べました。おばあさんが帰って来て小さな小さなケーキを見つけました。たしかにみんな半分残しましたが、おばあさんにしかられてみんなしょんぼり。
 とぼけ顔のおじいさん、ケーキをおいしそうに食べる動物たちは幼い子どもの表情そのものです。愉快なほのぼのとしたお話です。でも、最後のページ、なんだか皆はまだ食べたそう。”おばあさん、半分残してくれないかなぁ”

2017年3月 6日 (月)

ふ・ふ・ふ

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「ふ・ふ・ふ・」
ことばのひろば
さく 梅田さとえ
え  多田ヒロシ
あかつき 本体880円

表紙、ふくろうがなにやら教えようとしています。赤ちゃんのうばぐるまにふうせんがむすばれています。そのふうせんはふっ、ふーっとふくらまされて森の家に、家にはおばあさんがふっと火をおこして料理をしています。この本では「ふ」が中心でお話がすすんでいきます。最後にはふくろうがはやくち言葉のおまけです。
 近年ことば遊びの絵本が多くなりました。メールなどの発達で伝達のひとつである言葉が変わってきてしまい、幼い時からもっと言葉、この場合は「日本語」を大切にしなければと思っているおとなが多くなりました。ただ並べていてもつまらないのでしりとりをつかったり、いろいろの方法がつかわれています。
 おとなは発見!おとなが思っているより以上に子どもたちはことば遊びを楽しみます。この絵本も幼い子どもたちがいっしょに楽しめるように絵も含めてくふうされています。絵本は子どもたちと読みあうのにとても良い方法です。

2017年3月 4日 (土)

宮沢賢治の鳥

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「宮沢賢治の鳥」
国松俊英 文
舘野鴻 画
岩崎書店 本体1700円

宮沢賢治の作品にはとてもたくさんの鳥が登場する。なんでも70種類以上の鳥たち、それに鳥の種類だけでなくいろいろな場所や季節に登場する鳥、鳥の状態、鳥のおもいまで、それらはあたかも宮沢賢治の心象が鳥に表現されているようだ。
フクロウ、そしてミミズクは一番多く登場するのではないだろうか。今は勝手に飼えなくなったが、昔は北海道から九州まで山林や平地の林の良く見られた鳥だ。賢治自身がフクロウと思っていた様な気がする。自然の守り神、自然と神と人間の間を橋渡しする役目がフクロウ=己とおもっていたのではないだろうか。
 この絵本では賢治の作品にでてくる鳥たち「フクロウ」「かわせみ」はちどり」「よだか」「おおじしき」「かっこう」「とき」「からす」「もず」「はくちょう」それらの鳥がでてくる作品10場面の絵が描かれているページが交互になっている。文は鳥の事について、自然のことについての作品がたくさんある作家、そして、なによりも画家の力が充分に見開きで描かれている細密で華麗な鳥たち、また1冊宮沢賢治の世界を表している絵本が出版された。
 もう少しすると冬鳥が帰っていく。

2017年3月 1日 (水)

ぼくの草のなまえ

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「ぼくの草のなまえ」
長尾玲子 さく
福音館書店 本体1100円


春になってチューリップに水やりをしていた太郎は小さな草を見つけました。植えたおぼえがないのと草の名前もわかりません。おじいちゃんに聞いてみることにしました。おじいちゃんは畑らしくて携帯で太郎くんの話を聞きます。会っていればすぐに名前を聞く事ができるかもしれませんが、電話なのでひとつひとつ丁寧に聞く事になります。太郎くんは一生懸命に説明します。まず、小さな草のようでてっぺんに白い花があること、葉っぱの形や大きさやどんなふうについているかということなど・・・。たとえば図鑑で調べる時の調べ方のように、おじいちゃんは太郎に聞き、太郎も良く見ておじいちゃんの質問に答えます。ところでこの絵本は刺繍で描かれてして、かえってリアルで解りやすいようになっています。
 今日は夕方から雨になりました。ちょっと逆戻りの寒さのお天気です。でも晴れた時の陽は光が輝いています。bud一雨ごとに春になる。春はもうすぐそこです。

くまさん 

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「くまさん」
まど・みちお 詩
ましませつこ 絵
こぐま社 本体900円


まどさんの詩に絵が描かれてわらべうた絵本のような感じになりました。教科書にものっているので有名な詩ですが、こうして絵が描かれていると絵本のなかに春風が吹いているようにおもいます。しばらく暖かかったのにここ2・3日は風も冷たくて寒い、でも確実に春にむかっているのです。それは風でも感じますがなによりも陽の光が輝いてきたからです。どこかのやまでくまの子どもがめをさまします。まだ、ちょっとぼんやりしていて自分がだれだったろうと思います。川に映った自分をみて”あぁ!ぼくはくまのこだったっけ。
くまの毛皮が筆で丁寧に描かれているので、いつものこの画家の絵よりリアルになっています。でもまん丸の目がかわいい、裏表紙のくまの子、”ぼくは元気なくまのこだ”と言っているようです。

2017年2月26日 (日)

「あからん」はわからん

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「あからん」
ことばさがしの絵本
西村繁男 作
福音館書店 本体1400円


「あからん」最初この絵本を見たときなんの意味かわかりませんでした。ことばさがし絵本と副題がついています。それにたくさんの絵が表紙を飾っています。中をあけて読んでいるうちに、私の早とちりに気がつきました。「わからん」は「わ」から「ん」ということです。そうですあいうえおの「あ」から最後の「ん」までの言葉遊びの絵本なのです。
 最近というか近年ことば遊びの本がたくさん出版されています。TVの影響?お笑い番組?なんといっても昔からある「かるた」や「なぞなぞ」や「しりとり」や「百人一首」だって、詩や俳句や短歌も川柳もたくさんあります。幼い子どもの「わらべうた」などがわからなくなって、みんなNHK言葉になり、日本語に危機感をもっているおとなもあいかわらず、そこへメールや携帯電話、すっかり日常の言葉づかいも替わって来ています。
「あ」から「ん」までを折り込んでナンセンスな物語をつくりあげている本では「それほんと?」松岡享子作がお話をする人の間では良く知られています。その本にも長新太のたのしい挿絵がついていますが、この本は挿絵でなくまるごとことば遊びの絵本になっています。たとえば最初の「あ」見開きのページで
 あんぜんちたいで
 あさの
 あいさつ
 中心に「あさ」「あさひ」が海に浮かんだ「安全地帯」の標識のあるステージのようなところで「あおだしょう」と「あおがえる」が「あいさつ」をしています。まわりには「あほうどり」や「あしか」「ありがとうセール」の「アドバルーン」が「あがって」います。そのほかまだまだ「あ」のつくものがいっぱい、ナンセンスな絵でおかしいといったらありません。絵はもちろん文といっしょ、子どもたちに大人気の画家です。みんなで遊んでみよう!この絵本は「ん」まであります。「ん」は何だとおもいますか!

2017年2月21日 (火)

みどりの町をつくろう

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「みどりの町をつくろう」
アランドラモンド・さく
まつむらゆりこ やく
福音館書店 本体1400円


アメリカ・カンザス州のグリーンズバーグに巨大な竜巻がおそいました。2007年5月4日のことです。その頃のグリーズバークには1400人くらいの人が住んでいました。(作者のことばより)カンザス州というと私はあの「オズの魔法使い」の物語を思い出します。あの物語も竜巻でオズは一瞬のうちにとばされてしまいます。住民の数は800人ほど、あたらしい街をめざして人びとは活動します。その新しい街、人びとは自然の恵を生かす街にしようと計画します。グリーンズバーグのグリーンというのはなんだろうと人びとは考えます。世界中から再建のためのものが集められます。物だけではありません。たくさんのボランティアの人びともかけつけました。ウォラックさんがみどりというのは自然のめぐみを活かして暮らす事だといいます。街をみどりにしよう!人びとは取り組みます。話し合いを持ちます。みどりの家、みどりの街ってどんなところでしょうか。
 わたしたちの日本も災害がいろいろのところでおこります。水害・火山・地震・・・今年の冬は北海道の方では寒波と大雪がありました。津波や地震などの自然災害ばかりではありません。なんといっても福島の原発事故がありました。この絵本では街の人びとが力をあわせて復興というか、グリーンバークの名前のような街をつくろうとします。この絵本はその実話にもとずいて描かれています。残念ながら福島の原発事故はこのようにはいっていません。事故をどう収集していったら良いかはまだわからず、混迷を深めています。それなのに経済を中心にして政府は今なお原発を再稼働しようとしています。自然と共生していくのではなく、自然のなかにはないものを人類はつくってしまいました。自然を征服するものとして捕えています。自然と共生をめざして、科学の力を使い豊かにするのにはどうしたらよいのか、この絵本はそれをわかりやすく具体的に描いています。

2017年2月14日 (火)

オオカミから犬へ!人と犬がなかよしなわけ

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「オオカミから犬へ!人と犬がなかよしなわけ」
ハドソン・タルボット作・絵
真木文絵・訳
岩崎書店 本体1500円

犬好きな人集まれ!空前のネコブームだそうですが、犬好きの人あなた向けの絵本ができました。オオカミと犬は親戚、残念ながらオオカミは絶滅に近い状態です。(カナダにわずか)ニホンオオカミは絶滅したといわれています。作者は犬と人間はどうしてこんなに仲が良いのか?それで犬のはじまりについて調べたところオオカミが人間とふれあってだんだん犬へと進化して来たということがわかった(あとがきより)とのことで、それをもとにしてお話を考えたとのことです。
 オオカミと人間が出会い(この絵本では人間の子ども)仲よくなって一緒に進化したとのことです。どうやって犬になったかということが描かれています。犬も人間もひとりぼっちでは生きられないということが良くわかります。そして、犬も人も子どもたちがその力を担います。つねに未来に向って。

2017年2月13日 (月)

とのさまがえるにはるがきた

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「とのさまがえるにはるがきた」
こどものとも年中向き3月号
小風さち さく
山口マオ え
福音館書店 本体389円


 静かな土の中でねむっていたとのさまがえるが目をさましました。なんだか外で音がします。寝過ごしたか?!そっと外をのぞいてみるとまだ真っ白です。”なぁーんだ”とのさまがえるはまた、眠ってしまいました。少したって土のなかで眠っていたものたちがもぞもぞ動き出します。”うるさいぞ””なにいっているの春だよ、春がきたよ””そんなことあるものか、おれがさっきのぞいた時はまだどこもかしこも真っ白だったぞ”でもみんな笑って外に行ってしまいました。あんまりうるさいのでようやく外にでてみると、”やや!”人間のことでいうと、とのさまがえるは2度寝をしたということですよね。2度寝の気持ちよいのはいうまでもありませんが。
 昨日我が家のアカハライモリ(くーちゃんとこーちやん)の水槽の水をかえました。我が家のイモリは冬眠しませんが寒い時期はじっとしています。(ひょんなことから飼って12年、かえると同じ両生類なのでうるうるとした目をしています。)まだ、あまりえさを食べません。ゆるゆると動いています。
 とのさまがえる、あわてるとまたまちがったことをしたりするから、ゆっくりと春の空気をあじわってね。近くではヒガンザクラが満開です。でも2月はまだ寒い、春までもう一歩です。

2017年2月11日 (土)

ほわほわひつじ

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「ほわほわひつじ」
こどものとも年少版3月号
池谷陽子 さく
福音館書店 本体389円

外は雪です。いいえここ何日も寒い日が続きますが、今日の千葉では青空の良いお天気、ただ寒いです。
この絵本のなか描かれているのは、冬で雪がすっかり積もって軒にはつららが下がっています。そういえばつららみないなぁ!現実でなく絵本のなかでの話です。
まあちゃんの冬の日、羊は丸々としていて、毛はもこもこしているので手をつっこむとフワフワの暖かさです。まあちゃんのところには羊は2匹メリーさんとチャカチャカです。
 羊の暖かい毛のなかに手もなにももぐらせて、でも春になると羊は丸裸に苅られその毛でまあちゃんはセーターを編んでもらいます。まあちゃんの幸せそうな笑い顔をみると、わたしまでうれしくなってしまいます。


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