どうするどうする あなのなか
「どうするどうする あなのなか」
きむらゆういち・文
高畠純・絵
福音館書店 本体1300円
絵本は横版とは限らない。話によっては縦版に使った方が良いこともある。この絵本は穴の中へ落ちたねずみとヤマネコの夫婦がどうやったら穴からでられるか話し合う?というふうになっている。だから絵本は穴の深さだけ縦につかわれていて、下から上にページを開くようになっている。しかけ絵本を多くてがけている作者らしい展開の仕方だ。そして、このばかばかしい話にふさわしく、ヤマネコの夫婦も3匹のきようだいねずみもあほらしく、コミカルな表情いっぱいで、おもわず笑ってしまう。つまり物語は”えぇーバカバカしいおはなしを一席”という落語のような話だからだ。しのごの言っているうちに雨が降ってとうに穴から出られたのに、まだ、どうやったら穴から出られるかと言いあっている。
でも、これって現実にもありうる。このばかばかしさ高じて戦争になったりして・・・。
高畠純の絵はいつもはちょっとアニメーション的でかわいいのだけれど、この絵本の絵はあほらしさが良く描かれている。中学生位に感想を聞いてみたい。
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