ちびフクロウのぼうけん
「ちびフクロウのぼうけん」
ノーラ・スロイェギン/文
ピルッコ・リーサ・スロイェギン/絵
みむらみちこ/訳
福音館書店 本体1300円
表紙を広げてみると大きなウサギのそばにフクロウの子どもが何かを訴えています。困ったような表情、雪のなかです。けれど、この雪は春に向かっての雪、本文の中にはもうそこまで春という場面がでてきます。やんちゃなフクロウの子どもが家から離れて、出会った動物の真似をして、ウサギのように飛び上がってみたり、りすのように木から木へ跳ぼうとしたり、あげくのはてには迷子、やっとおかあさんと出会って、何も出来なかったというちいさなフクロウに、おかあさんはあなたはフクロウだから飛べるといいます。食べ物をもらって、そして”飛べた!”。
ともかく絵が良いです。描かれている生き物の表情の豊かな事、目に秘密があるのかもしれません。フクロウはフクロウらしく、ウサギはウサギらしく、機嫌が悪いというクマ、大きく荒々しく、クマは決してやさしくはありません。小さなフクロウをたたき潰しかねません。
フィンランドの寒い自然たっぷりな森でのお話です。
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