文化・芸術

家族でコンサート

 いまじじ、ばばになっている人たちの年代では考えられないことでした。小さな子どもをつれてコンサートにいくなんて。しばらく前からお芝居を観に行くのに保育つきということがでてきました。でもほとんどが東京の公演です。会場に着くまですら大変、子どもが大きくなるまで我慢でした。
 ある日、店に若いおかあさんがやってきて、家族で来てもらえるようなコンサートをひらくとの話、しかもクラシック、正直へぇ!と思いました。いろいろ話を聞いているうちに協力したくなりました。自分たちの手で家族で楽しめるコンサートを開きたい、彼女は特別のきおいもなく、けれど熱心に計画を話してくれました。その時のコンサートには絵本も読んだりするというので、私の所へ来店されたとのことでした。絵本にはいろいろの可能性があります。子どももおとなもみんなで楽しめます。

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 これは前のコンサートのようすです。
 今年もあかちゃんと子ども、家族みんなでたのしめる「ぷぅ・あ・ぷぅ コンサートvol6」があります。「演奏は弦楽四重奏団drop&けいたろう」3月8日(日)千葉市生涯学習センターホール、くわしくはぷぅ・あ・ぷぅ☆CLUB
 最近の若いお父さんは子どもたちといっしょに自分も店に入って来て絵本をみたり、時には自分の子どもの頃の話をしながら選んでいく方が多くなりました。(ちょっと年配のお父さんは自分は外の車のなかなどで待っていることが多いのです)。私はそんな家族が増えると良いと思います。特に日本のお父さんは変わって欲しいとおもいます。
 春もすぐそこ、家族で春を探しにでかけましょう。

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こども歌舞伎

 店のお話のメンバーの子どもが去年に続いて「こども歌舞伎」に出演するというので観に行ってきました。「絵本太功記」「三人吉三巴白浪」「白浪五人男」「歌舞伎舞踊 二人袴」と3時間あまりの熱演でした。観客は家族友だちが多く、小学生が多くてにぎやかでした。たまたま彼女が「二人袴」に出演したというだけではなく、最後の「二人袴」が話の内容もゆかいで、客席のこどもからも時々笑いがおこり、おもしろく大きな拍手で終わりました。「絵本太功記」は内容がちょっと難しい、今の子どもにはよくわからないのではないでしようか。歌舞伎はちょうどオペラのようだとおもいます。物語があり、音があり、踊りあり。しかも衣装など目も楽しませてくれます。背景などの道具もいいですね。春も秋も舞台にいっぱいです。人間っておもしろいというかすばらしい動物だとつくづく思います。

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 会場の青葉の森ホールは公園のなかにあるので、いまたくさんの梅の花が盛りです。スズカケの実が風に揺れています。梅は紅梅の方が早いのでいま盛り、白梅は五分咲きくらいです。胸いっぱいに梅の香りを吸って良い気分。この間足首を捻挫してまだあまり歩けないのですが、でもゆっくり人のいない古道を歩いていたら春をみつけました。


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まったく新しい動物園マンガ『ズウキーパー』2


 さて「公共性」は常にその「存在意義」を問われます(利益が出ている「会社」は文句を言われないのに)。介護も看護も動物園も、必要な資金が沸いてくる訳ではないからです。特に動物園です。
 近年、動物園が元気なようですが、まだまだ大半の動物園は赤字でしょう。採算が合う所は、民間の動物園がやってます。でも命を預かっている施設ですから、民間会社のように簡単にスクラップアンドビルトという訳には行かないでしょう。
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「ZOOK eeper」1〜6
青木幸子 作 
講談社イブニングコミックス
本体各514円



                     
 この「ズウキーパー」はのっけから、命を勝手に預かる必要があるのかという「存在意義」を問われます。つまり「動物園不用論」です。と言う事で、納税者の理解を、最も得られにくい施設が、抱えている様々な問題を、「楽しく」マンガにしています。
 「楽しい」というのは、このマンガが「動物マンガ」であり「飼育員(ズウキーパー)マンガ」だからです。こちらを先に紹介すべきだったのに、副次的かもしれない所を論評してしまいました。従来の「動物園マンガ」としても抜群の面白さです。
 でも「楽しさ」はそれだけではありません。必要なのか不用なのか、多様な面を持つこの施設を描く様々な工夫があります。紹介役(つまり素人代表)の主人公は、新米飼育員。可視光線の範囲が人より広い(つまり赤外線まで見えちゃう)女性で、普段は頭痛よけに「赤外線遮断メガネ」を掛けています。対する園長が、理論家で策士。あだ名が(人喰い)クマ園長。彼が主人公に無理難題を吹っ掛けます。これが、素人(主人公)の目で見た疑問点に、園長が答える形になり、無理難題は動物園の問題点の、ミソだったのです。ミソですから楽しい事ばかりではありません。裏の問題点もじっくり見せます。でも面白い。毎巻楽しみにして、ようやく6巻まで出ました。
 以下は蛇足です。最近は本屋が舞台のマンガもあります。ところが「公共性」で本を扱う「図書館」が舞台の本格マンガがありません(小説もないですが)。だれか司書を主人公に、図書館問題に斬り込む「図書館風雲録マンガ」を描いてくれないでしょうか。                        (高橋峰夫)

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まったく新しい動物園マンガ『ズウキーパー』1

 いまやマンガはあらゆるテーマを扱い、いろんなジャンルを開拓しています。たとえば介護を扱った、『ヘルプマン』(くさか里樹・イブニングコミックス)、看護婦の(私は、女は看護婦・男は看護師でいいと思います)『ナースあおい』(こしのりょう・モーニングコミックス)、そして動物園の『ズウキーパー』(青木幸子・イブニングコミックス)です。(両コミックスとも講談社です)
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 この3例だけでも、今までのマンガとは違います。看護婦や動物園のマンガは、従来からありました(介護マンガは介護保健制度ができてからですが)。でもこの3例は、従来のと違って「公共性」を前面に出しています。「公共性」というのは「採算がとれない」という事です。ですから「忙しさ」も描きます。というより「忙しさ」もテーマなのです(忙しい、忙しい、とセリフを入れても、忙しく見えないのは当然ですが)。
 仕事はみんな忙しいのです。民間会社のほうが忙しいかも知れません。でも会社マンガでは、描く必要はありません。会社は原則的に利益を追及する組織ですから、利益追及の過程ならじっくり描き込めます。その過程の忙しさも描けます。でもそれ以外の錯綜する忙しさを入れたらストーリーがややこしくなります。
 「公共性」と「採算性」は両立しません。というより「採算がとれない」のに「公共性」があるから税金で補助するのです。民間会社は利益が出るなら、資金を投資できます。でも利益が戻らない「公共性」は、「予算」に縛られます。「予算」は「人員」を縛ります。この3例のマンガは、忙しすぎる加重が、「公共性」にどう影響するのか描いているのです。
 さて「公共性」は常にその「存在意義」を問われます(利益が出ている「会社」は文句を言われないのに)。介護も看護も動物園も、必要な資金が沸いてくる訳ではないからです。特に動物園です。近年、動物園が元気なようですが、まだまだ大半の動物園は赤字でしょう。採算が合う所は、民間の動物園がやってます。でも命を預かっている施設ですから、民間会社のように簡単にスクラップアンドビルトという訳には行かないでしょう。
  あすにつづく

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講演会のお知らせー改正教育基本法

 近年は私たちの生活に法律がとても身じかなものになってきました。毎日の新聞では医療制度、年金、消費税、裁判制度、食の偽装問題、そして、今日のニュースではアフガニスタンでペシャワール会の現地日本人ワーカーが拉致されたとのこと、など極端にいうと一日中「法」と関係がないことはありえないくらいに何らかの形で密接な関係があります。
 そのなかで子どもたちと繋がりが深い教育(もっともこどもでなくとも生涯学習ということでは、一生何らかの関係がありますが)、「改正教育基本法」が私たちの生活のなかでどうかかわりがあるのかお話をおききします。

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「なぜ変える?教育基本法」
辻井喬・編
岩波書店




 講演会「改正教育基本法・どう変わる教育や図書館」
  講師  三宅晶子(千葉大学文学部教授)
  日時  2008年9月22日(月)10時から12時
  会場  千葉市稲毛区小中台公民館
  参加費 無料 
  申し込み先 額田043-273-2262  中山043-424-4042 
  申し込み締め切り9月12日
  共催 千葉市の図書館を考える会・千葉市文庫連絡協議会

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この夏でかけてみよう

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 夏休みはあちらこちらでイベントがあります。酷暑で家から出るのも大変、でも、家にいるのも大変、このさいちょっと出かけてみませんか!美術館では子どもたちのワークショップなどもあり、家族で楽しめる所です。近くの会場へ行ってみましょう。

 *「ブラティスラヴァ世界絵本原画展ー歴代グランプリ作家とその仕事ー
7月29日(火)〜9月7日(日)
ワークショップ・講演会(中辻悦子)・ミニコンサート・絵本制作など
観覧料 一般800円 高大学生560円 小中学生無料
主催 千葉市美術館 ℡043-221-2311 http://www.ocma-net.jp

 *「こいでやすこオリジナル展」
7月20日(日)〜8月31日(日)
親と子の木工教室
ちいさなちいさな絵本の館 グリム ℡0470-28-0477

 *「2008 イタリア・ボローニヤ国際絵本原画展」
7月12日(土)〜8月17日(日)
観覧料 一般600円 高大学生400円 小中学生150円
板橋区立美術館他 ℡03-3979-3251 http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/

  *「今森光彦写真展ー里山ー」
8月14日(木)〜9月1日(月)
大丸ミュージアム(大丸東京店10F)
入場料 一般800円 大高生600円 中学生以下無料
主催 NHKプロモーション
大丸東京店 ℡03-3212-8011  www.daimaru.co.jp

 *「ちひろと世界の絵本画家たち ちひろ/レニャッツィ/エリック・カール/ロウタ/パツォウスカー
7月16日(水)〜9月28日(日)
ロバの音楽座・こどもワークショップ
入館料 おとな800円 高校生以下無料
ちひろ美術館・東京 ℡03-3995-0612 http://www.chihiro.jp/

 *「コロボックル物語の世界・佐藤さとる展」
7月19日(土)〜9月23日(火)
講演会(宮川健郎)・創作講座・ワークショップ
入場無料
町田市民文学館ことばらんど ℡042-739-3420

 *「2008 The 13th Summer Reform Study」
8月24日(日)9:00〜18:00
記念講演「もう一度考えたいことばの力」山根基世 ことばの社代表 元NHKアナウンサー
上映会 「シスター・チャンドラとシャクティの踊り手たち」監督松居和 音楽家・教育評論家
分科会1 「子どもの育ちと大人の援助」滝本美穂子 保育士
   2 「積み木あそびービルディングロッズで遊ぼう」榛村友秀 保育士
   3 「わにわにのうらがわ」山口マオ 画家・作家
   4 「妖怪とのつきあい方教えます」 冨安陽子 作家
ハシフィコ横浜アネックスホール
参加費 18500円(昼食代なども含む)
(株)こどものとも ℡043-293-1901 http://www.kodomonotomo.net

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写真集「地球動物記」

Book


「地球動物記」
Animals on Earth
by Mitsuaki Iwago
 岩合光昭
福音館書店  本体4700円




 ふた晩かかって興奮しながらこの写真集を読んだ。まさに見たでなく読んだ。900枚の写真と37年におよぶフィールドノートから表紙のホッキョクグマをはじめとして、パンダやゾウ、ライオンなど250種の野生動物の写真集、ただ、ただ夢中になってしまった。
私は植物も昆虫も、そして、動物も好きだ。幼い時から何かが廻りにいて、生活の一部になっている。でも、いまはペットを飼うのもままならない住居環境なのでちょっとつらい。おまけに父と一緒にいた時は(かれも生き物が好き)テレビでも動物のでてくる番組(地球大紀行のファンだった)を良く見たが、いまはテレビのない生活なので、それもない。けれど、この本はテレビの何十倍も楽しく、おもしろい。テレビとすごく違うところは、テレビはナレーションや音楽が入ってくるので、それらがうるさく邪魔に感じる。本、この写真集をみていると、ほんとうに動物たちの鳴き声や足音、彼らが生きている大地の音まですべて聞こえてくる。音と対照的にもの言わぬ静かな威厳までが伝わってくる。
 それにしてもすごいなぁ。どうやってこの動物たちと会話して、姿を撮ったのだろうか。ひたすら生きて、死を迎える動物たち、そして、それらを育む地球、点ほどにちっぽけな自分自身もこの今に存在しているのだと、この写真集を読みながら思った。

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アニメ映画ー鉄コン筋クリート

3時まで今年の仕事のまとめや掃除をして、映画を見に行った。アニメ映画「鉄コン筋クリート」。30日のためか30人位の観客しかいない、それも若い人ばかりで、おばさんは私ひとり。
この映画は松本大洋のマンガをアニメ化したものだ。東京の街並、古い家がゴタゴタとしている、アジアの街をゴチャゴチャにした、猥雑で活気のある街、一方鉄で覆い隠されているような都市再開発の街<宝町>、そのなかで生きているクロとシロという少年はヤクザに抵抗して、殺し屋におわれる。重傷のシロは警察に、逃げたクロは暴力に心がすさんでいく。
おとなの庇護を受けずに二人で暮らしている、シロとクロって一体何者だ。この映画にはまともな?家族はまったくでてこない。暴力と狂気が支配している街、それをCGはきれいに良く描いているが、いま、私たちが暮らしている都市はこんな感じなのだろうか。人が息をしていない街。暴力シーンが多いが、匂い、感触が映像化されていないので、なぜか覚めた思いで見てしまった。
アニメ映画のためだろうか?クロが抱えている闇、暴力は現代人が心に抱えているものだと思う。その闇をどう切り開いていくことができるのか、それがないと単なるノスタルジァの物語になってしまうのではないだろうか。
終わって劇場をでてきたら、街は若い人たちで溢れていた。映画のなかの<宝町>のように。

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