写真集「地球動物記」
「地球動物記」
Animals on Earth
by Mitsuaki Iwago
岩合光昭
福音館書店 本体4700円
ふた晩かかって興奮しながらこの写真集を読んだ。まさに見たでなく読んだ。900枚の写真と37年におよぶフィールドノートから表紙のホッキョクグマをはじめとして、パンダやゾウ、ライオンなど250種の野生動物の写真集、ただ、ただ夢中になってしまった。
私は植物も昆虫も、そして、動物も好きだ。幼い時から何かが廻りにいて、生活の一部になっている。でも、いまはペットを飼うのもままならない住居環境なのでちょっとつらい。おまけに父と一緒にいた時は(かれも生き物が好き)テレビでも動物のでてくる番組(地球大紀行のファンだった)を良く見たが、いまはテレビのない生活なので、それもない。けれど、この本はテレビの何十倍も楽しく、おもしろい。テレビとすごく違うところは、テレビはナレーションや音楽が入ってくるので、それらがうるさく邪魔に感じる。本、この写真集をみていると、ほんとうに動物たちの鳴き声や足音、彼らが生きている大地の音まですべて聞こえてくる。音と対照的にもの言わぬ静かな威厳までが伝わってくる。
それにしてもすごいなぁ。どうやってこの動物たちと会話して、姿を撮ったのだろうか。ひたすら生きて、死を迎える動物たち、そして、それらを育む地球、点ほどにちっぽけな自分自身もこの今に存在しているのだと、この写真集を読みながら思った。


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