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2018年7月17日 (火)

かんがえる子ども

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「考える子ども」
安野光雅
福音館書店 本体1000円

なんのために本を読むことをすすめるのか。しかも私は本屋という職業から本をすすめながら良く思う。特に子どもには。おとなの人はそんなことを私から聞きたいとは思っていない。目的、子どもを本好きにしたい、ただそう思うにはいろいろな思いというか思惑がある。自分自身読む本を見つけようと思うのは別として、(会留府は子どもの本の専門店として存在している)子どもの本を買って行くおとなは大なり小なりこどもを本好きにしたい、その理由はほとんどが社会を生き抜く為には本を読まなければいけないとおもっている。直接的には成績を上げるため。だから、おとなの意向があまりおよばなくなるような年齢になると本を読めとはあまりいわなくなる。と、いうことはかならずしも成績と結びつかなくなることをわかっているからだ。もっと高齢になると本を読むことが楽しみのひとつになることが理解できるようになる。体も衰えてきてそれでも楽しみを求める、ひとりで楽しめるものに本は最適だ。でも、ひとりを嫌う現代の風潮はなにを産むのだろうか。(ひとりはなにも反社会的なことではない。)
 この本は「自分で考えるくせをつけるため」に「自分で考え判断すること」の大切さをユーモアをまじえながら語っている。それは子どもへというより人生の大先輩としての言葉だ。
 若い親たちとこの本に書かれていることを話し合いたいとおもう。考える子どもというより、考えるおとなでありたいと思っているから。それがどんなに大切で、必要なことだとおもうから。本を読む子どもを育てるのにはおとなが本を読まなければならないということを痛切に思う。

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