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2017年10月29日 (日)

母の友11月号


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「母の友」11月号
福音館書店 本体505円


気がつけば10月も終わりちかくなった。後2ヶ月で新年、毎年のことだけれど少しも実感がわかない。開店記念日からクリスマス、お正月までイベントが目白押しになる。もちろん店のイベントもあるけれどクリスマス(施設によってはいろいろの国籍の子どもがいたりすると宗教的な意味合いからお楽しみ会とする)をしたりするのでそのお手伝いをしたりする。本選びから包装まで子どもたちの顔を思い浮かべながらの仕事なので忙しくて大変だけれど元気がでる。
 ところでもう雑誌は12月号が発売になるので、あわてて紹介する。ネーミングにはちょっと意見があるけれど「母の友」がおもしろい。いま、こんなふうに手軽に手頃の定価で読むことのできる雑誌はめずらしい。ある種の総合雑誌、子育てのことだけでなく読書ぺージや映画のページもあるし、社会的なことをあつかっていることも多い。自分自身にプレゼントにと、隠れてのベストセラーになっている。社会的なことはちょっと物足らなく思うこともあるけれど、充分に入門書になる。ちょっとした隙間の時間に読むことができる。この11月号、ハイライトは特別企画「一日一話」見開き一ページで読み切りちょうど三十話が入っている。創作あり昔話あり、挿絵も充分に入っていて読みやすい。それと特別記事「ラジオがすき」NHKアナウンサー村上里和さんの話がおもしろかった。これはお話をする人は読むととても参考になるとおもう。きせずして私が良く聞いている(我が家はテレビがないためもあって良くラジオを聞く)深夜便のこともでていた。聞き逃した場合ネットで聞くことができるとあった。
聴き逃しサービスちょうど松岡亨子さんのインタビューの番組があって、朝の4時仕事をしながら聞いていたのだけれどもう一度聞きたいと思っていた。
(そんな時間仕事をしているの?ときかれるけれどこれは良くあることです。)
 ぜひ「母の友」の読者に、おすすめです!

2017年10月28日 (土)

クマと森のピアノ

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「クマと森のピアノ」
作デイビッド・リッチフィールド
訳俵万智
ポプラ社 本体1400円


大判の絵本、表紙の絵はクマがピアノを弾いています。森の中みたいですが舞台で、背景の絵が森のなかという描き方がされています。お話の背景の森の中でそれから都会に出て有名になる、けれど何か足りなくて、それが昔のピアノと出会った森であり、その頃の友だち、仲間だと悟って森に帰って行くという物語です。この物語にはことさら目新しいものはありません。おとななら”いいおはなしね”とじぃーんとくるかもしれませんが、子どもは”なぁ〜だ”と思うかもしれません。そして、どうしたのと問われるかもしれません。大切なのは友だちであり仲間なのですから、子どもなら名声を捨てることに抵抗はないとおもいます。おとなは、とくにいわゆる働き盛りの人なら、お金や名誉が欲しい、というかお金と名声は誰にでも手に入る物でないだけに欲望はすてがたいものです。だからこの物語に「きっと森の生活にも満足できなくて、また都会に出て行くか、すっかり欲望を捨て去って暮らす」かなと自分で結論つけるのだとおもいます。だから、この物語そのものには私はあまり大きな魅力は感じないけれど、やっぱり描かれている絵はとても気になります。ベースはコラージュの方法、それと細い引っ掻き傷のような線が気になります。森で放置されて忘れられていたピアノ、子グマがそのピアノを見つけて、音にひかれいつのまにかちゃんと弾けるようになっていく様子が良く描かれています。
 口語体の独特な口調の訳者の文はやさしく問いかけるよう、話言葉なので声をだして読んだ方が良いとおもいます。


2017年10月27日 (金)

ふたばからのおたより  ―10月―

        
       きぼーるパネル展示 無事終わる

 千葉市中央区きぼーるアトリウムをお借りしての里親制度啓発パネル展示が23日(月)、無事終わった。1週間で推定でも800人以上の方々に見ていただいた。(推定というのは、土日の子ども対象のイベント時には、もうワーッと来ていただき、とてもきちんとカウントできなかったから)
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 今年の目玉は、段ボールで作った迷路をお城のようにして、塔の上にジャック・オー・ランタンがのっている形(写真、見てください!!)、まさにハロウィンで、魔女の衣装も置いておいたところ、記念撮影をする親子連れがたくさん足を止めてくださった。土日には、さらに縁日風に、輪投げや射的、缶積み、それに同じ施設仲間の協力も得てバルーンアートの実演、風船の着ぐるみまで作ってくれたので(これも写真あります!)
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もう子どもも大人も大喜び、かくしてカウント不能な大賑わいになったのである。
 こうして足を止めてくださった方々に、リーフレットを渡して制度について一言説明する。今年度の各地での展示会場でも感じることだが、リーフレットを受け取った皆さんの感触がとても柔らかくなった。「この頃耳にすることが増えたわ」「やはり、里親さん、足りないの?」「以前、里親になろうかと思っていたことがあったんですよ」さまざまな反応が返ってくる。少しずつだが、制度への理解が広がっているのを身をもって実感でき、やはり嬉しい。
 里親登録をされる方には、子どものいらっしゃらないご夫婦で子どものいる生活を体験したいからという方々と、そろそろ子どもの手が離れたけどもう少し社会貢献したいと考えられての方々との二つのタイプが多いように思う。そしてまた、里親にはなれないけど何か協力できることがあれば、というたくさんの方々とも出会う。里親啓発・支援の仕事とは、こうした素敵な方々との出会いなのではないか、と思ったりもする。そして、同時に家族ということについて、ものすごく考えさせられる。親を抱えた生活に悩み、時に持て余し、時にこれでいいと思う生身の人間である私が、仕事というものを超えて、家族とは何かと考える。そうして悩み続ける人間として、家庭を失った小さな子どもは施設ではなく代わりとなる家庭で育ってほしいとやはり思う。そのために自分にできる小さなことをしていく、それが私の今の仕事なのだと思う。   (の)
         

2017年10月24日 (火)

やもじろうとはりきち

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「やもじろうとはりきち」
降矢なな
佼成出版社 本体1300円


画家オリジナル絵本です。ともだちの絵本、やもじろうはヤモリ、はりきちはハリネズミであかちゃんのときからだいの仲良しです。ヤモリもハリネズミも画家の良く登場するキャラクターです。やもりはチョロチョロ?はりきりやさんです。それに比べてハリネズミのはりきちはいつもひとタイミングがおくれます。そりゃーハリがひっかかったりじゃまをしてなんでもなかなかスムースにいきません。幼い時はやもじろうも気長にしていましたが、だんだん大きくなるとはりきちののろまさにいらいらするようになります。でも、ある事件をもとに(それはやもじろうがネコに襲われた時です)はりきちは自分のハリをちゃんと有効に使ってはりきちを救います。もちろんまた、仲良しになります。ネコが圧巻です。うまく捕まえられなくてネコはは捨てゼリフを残して去って行きます。(しっぽをたてて横向いておかしい)
 素直にやもじろうとはりきちの友情をうれしいと思える楽しい絵本です。

2017年10月23日 (月)

ともだちのときちゃん

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「ともだちのときちゃん」
作 岩瀬成子
絵 植田真
フレーベル館 本体1100円


さつきはさきちゃんと呼ばれています。小学2年生です。さきちゃんはとても元気でおしゃべり、というか世話やきです。さきちゃんにはときちゃんという同級生がいます。ときちゃんはなにをするにもゆっくりであまりおしゃべりをしません。それでさきちゃんはときちゃんのかわりに話をしたりします。このことをときちゃんは別に嫌がるわけではなく、ただだまって自分の興味のあることをしています。さきちゃんはそんなときちゃんがもどかしく、つい代わりをしてしまいます。ときちゃんのおかあさんにときちゃんのめんどうをみてくれるようにと頼まれているからという理由もあるのですが、それよりときちゃんのことが気になるので、いろいろ代わりをしたりしてしまいます。
 さきちゃんとときちゃんの友情をおとなはどうみるでしょうか。さきちゃんのような子どもをどうみるでしょうか?おとながさきちゃんのめんどうをみる、この場合のふたりの関係はとかく、めんどうを見てあげるというふうになってしまいますが、ときちゃんとさきちゃんは対等、だからこんな場面があります。給食をいつまでも食べているときちゃんにさきちゃんは待っているのが嫌になって先に遊びにいってしまう、「わたしいじわるでないよね」というさきちゃん。P24ー帰るときも「わたしといっしょに帰りたかったら走っておいかけてくればいい」とおいてかえってしまう、でもわたしいじわるではないよね」と思うさきちゃんP27ーいじめられても時には自分も怖くてみてみぬふりをするそして、「いじわるではないよね」と自分を納得させようとするさきちゃん。さきちゃんはまわりのおとなやマイペースのときちゃんと遊ぶなかで少しずつ、自分が変わっていくようにも思います。めんどくさいけれどときちゃんと仲良しで良かったと思う時があります。
 作者は子どもが自分とまわりの関係、いろいろな人がいて、ずっとこのままではいられないのだとおもう時の子どもの気持ちを描くことがとても上手です。けして声高に、また絶望的に子どもである時の負の気持ちを語ることはありません。(その時ばかりではないかもしれませんが)静かに読んでいる読者(子どもかもしれないしおとなかもしれない)の心のなかに呼びかける、読者は作品を読むたびにおとなとか子どもとかに分けてしまうことがなく、自分自身から個で考えることを書いています。

2017年10月20日 (金)

明日話をすることー会留府と指輪物語

     明日話してくること
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「指輪物語」
トールキン 評論社刊


明日ある女子大の学生に話にいくことになった。図書館司書や学校図書館司書の資格をとる学生たちの講義で、社会人に来てもらって仕事をとおして考えていることなどを話して欲しいとのことだ。はじめ話があった時、もともと講演などというのは好きでない、人前にでかけて話をすることは苦手なので、どうしょうかと迷った。でも、いま若い人たちに話をすることはとても大切だと背中をおされて引き受けてしまった。さて、なにを話したら良いのだろう。本屋の厳しさだろうか。学校からの要望は夢と希望を与える書店・・・・というもの、まず私は書店と思っていない、あくまで本屋をしているつもりだ。本屋と書店は私のなかでどう違っているのかそこあたりから話をしよう。もちろ本屋をすることになったいきさつと現在の様子、そのなかでこれからも何をしようとしているのか、具体的には「指輪物語」のホビットの長い旅を話の根底にしていきたいとおもう。そのことが40年も店を続けている理由だから。
 今夜は出版社の若い編集者をかこんで1冊の翻訳絵本ができるまでの話を聞いた。いろいろと苦労はあるけれど子どもたちに心の糧になる本をつくること、話を聞きながら私はまだそれを次に手渡す為に旅をしているホビットなのだとあらためて思った。
 つらいニュースが多い、なんといっても次々と原発を再稼動していこうとしている人たちになんとかNOといい続けなければならない。
 また、指輪物語を読み返している!

2017年10月17日 (火)

もしきみが月だったら

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「もし きみが 月だったら」
ローラ・パーディ・サラス文
ジェイミー・キム 絵
木坂涼 訳
光村教育図書 本体1400円


 女の子はベットにはいっています。もう眠る時間です。でも、なかなか眠れません。窓の外の月、今夜はまんまるです。”お月さま こんばんは。もう眠る時間なのだけれど私は昼間あんまりいろんなことで忙しくてすっかり疲れてしまったの。だからなかなか眠れなくて。ねえ!お月さまはいいなぁ、なんにもしないでお空にのんびりと浮かんでいればいいのだから!”女の子がお月さまにそう話しかけるとお月さまがいいました。
 この絵本は女の子の疑問に次々とお月さまが答えてくれるという構成になっている月にまつわる科学の絵本です。<わたしは何にもしてないと思うかい?もし、きみが月だったら休まずまわっているのだよ>月はいつできて、なにからできているか、ほんとうの答えはまだわかりません。<地球は一日に一回自分でまわっていて、このことは自転という、ただ地球がちゃんと回ることができるのに月の力をかりているのだよ>月の引力を借りているのです。こんなふうに月は女の子の問いかけに答えてくれます。月は1ヶ月かけて1回自転して、地球のまわりを一周するのも1ヶ月かかり、その速さは同じです。次は<クレーター><新月><月の満ち欠け><潮の満ち引き><夜の動物と月><月と海><音楽と文学と月><宇宙船アポロ11号と宇宙飛行士><生活と月>など女の子の10の質問に月が答えています。見開き1ページに描かれている月のユニークな表情と脇役に描かれているたくさんの生き物たちが女の子をとおして読んでいる子どもたちを楽しませてくれます。
 今月のお月見、十五夜にはお月さまを見ましたか。私はちょっと雲の晴れ間があってきれいな満月を見ることができました。見ることができなかった人、次の満月は11月4日です。晴れるといいですね。
もちろん私はお月見だんごも大好きです。

 ミニ講演会「もし、きみが 月だつたら」の絵本について
 おはなし  光村教育図書 編集吉崎さん
 10月20日 夜7時から9時 お茶を飲みながら
 主催 えるふ絵本の会 (会員外1000円お茶つき)どなたでもどうぞ
  

2017年10月16日 (月)

チャールズ・ダーウィン、世界をめぐる

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「チャールズ・ダーウィン、世界をめぐる」
シェニファー・サームズ作
まつむらゆりこ 訳
あかつき 本体1800円


チャールズ・ダーウィンの名前は「進化論」とともに、学校で学んだという人が多いと思います。ダーウィンは1809年2月12日イギリスに生まれました。「マウント」とよばれる大きなお屋敷で生まれ、父親は医者でした。当然医者になるように期待されて育ちましたが、血をみるのはだめ、次に牧師になるように勉強しましたがやはりチャールズにはむいていません。チャールズは小さな時から生物に興味があり、また、ものを集めたり種類別に分けたりするのが大好きでした。その頃は生物学とか博物学の概念がありませんでした。どちらかというと落ちこぼれ、大学卒業の後に植物学の教授がビーグル号という海軍の調査船にのれるように推薦してくれました。南アメリカの地図をつくるための測量船でした。この絵本にはそのビーグル号の航海の軌道が画面一杯の絵とともに描かれています。1831年12月27日出発、西回りの地球一周の旅です。イギリスからはじまって南アメリカ 東海岸で出会った生き物、地形や岩から古い時代の動物の骨などを発掘したり、チリでは地震にも出会います。調査をおわって帰りに立ち寄ったのが南アメリカです。たくさんの島々これがガラパゴス諸島です。そして、この航海がダーウィンによってまとめられて「進化論」として発表されました。進化論とは地球がどんなふうに形作られてきたか、動物たちが生きていくため、どんなふうに変わってきたかという考え方です。この進化論は以後の世界に大きな道しるべになりました。
 この絵本はビーグル号の航海のなかでダーウィンがどんなことをして、どんな発見をしていったのかが地図をふくめてたくさんのイラストで描かれています。絵が平坦でちょっとものたりなく思うところもありますが、これほどたくさんの情報をとてもわかりやすく描かれているので、伝記を読むように生物学の絵本?を読んでいくことができます。もっとくわしく知りたい人のための本の紹介や手がかりもたくさん紹介されています。
 いままた、地球温暖化のように生き物にとってこの困難な中を生きていくにはどうしたらよいのか、そんな解決の方法も先人たちの生き方の中に学べることがあるのではないかと思います。

2017年10月14日 (土)

あかちゃんの絵本 まる・さんかく・しかく/みつけた

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「まる みつけた」
「さんかくみつけた」
「しかくみつけた」
大塚いちお さく
福音館書店 本体各900円


あかちゃんの絵本を選ぶのはなかなかたいへん!と、いうのはあかちゃんのときの記憶がないからだ。体験的に読んでやったら笑ったとか、じっと見ていたとか。でもそれらの行動がどういう意味があるのかは良くわからない。まして、ものの絵本といってもはたしてものがちゃんと認知されているのかもわからない。たとえば1歳にもみたないあかちゃんが「くだもの」を読んでもらってよだれをたらしたとか。”不思議です”と聞かれたことがあった。さくらんぼなどはおいしいものだとわからない。たしかに絵はまるでほんもののようだし、少し大きくなっていれば体験としておいしいものだとわかるかもしれない。私はそのおかあさんに”きっとおかあさんがおいしそうに読んでくれたからよ”と答えた。人間は母親のお腹にいた時から、たとえば心臓の規則正しい音を聞いているので、言葉がリズムにのっている絵本があかちゃんは大好きだ。
 この絵本を見た時に一番最初に感じたのは色のすばらしさと造形的な美しさだった。そして、声をだして読んでみると、擬音がつかわれているからリズムもいい。やっぱりあかちゃんの絵本はこの3拍子がそろっているのがすばらしい。とかくあかちゃんのものの本は写真のように、しかも均等にきれいに描かれているのがよいように思われるけれど、写真では表現できないものがある。たとえば触った時の感触(特にほ乳類などの柔らかさと暖かさ、)匂いもそうだ。抱いてくれている人の温かい匂い、そういう安心感に包まれてあかちゃんは大きくなっていく。そんなことを考えるとやはりあかちゃんには人の声で読んでやることが大切なのだ。あぁ!いい絵本がでた、とうれしくなった。

2017年10月11日 (水)

もう少しお休み

 みなさまこんばんは。いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。
ただいま決算作業でなかなか本を読んでまとめることができません。週末までブログをお休みにいたします。
 福島での原発訴訟裁判で国の責任をみとめました。千葉では敗訴だったのでうれしい。
 

2017年10月 5日 (木)

地球を旅する水のはなし

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「地球を旅する水のはなし」
大西健夫・瀧澤彩 文
曽我市太郎 絵
福音館書店 本体1400円


前回水の旅の本を紹介しました。ただ私たちが日常接している水、上水道と下水道のことが中心でした。この絵本はもう少し広く水のことを書いています。水は旅をしている、しかも形をかえて世界をめぐり、世界をつないでいる。それは時間と同じように思う。形もかわり、水そのものは捕まえることができない。時もそのものではつかむことも見ることもできない。形をつくってやる。水と同じように旅をしている。私は今ここの時間を私のからだと記憶のなかにとじこめて使う。水も外から形をつくってやらないと掴むこができない。(たとえば三陸の大災害、津波は海にすべてをさらっていった。残念ながら水に(津波に)さらわれた命は戻ってこない。海流にのって一年半かけて地球をまわり、一部は戻ってくるとまことしやかにつぶやかれた。まっている人がいる。後ろの解説にかいてあるように「水はどこからきて、どこにいくのか」「その水を動かす重力の話」「水はエネルギーの運び屋さん」「太陽からのエネルギーをもたらすのに一役かっている」「水ってなにからできているか」などとても解りやすく描かれている。
<水のドラマー大気中の水は風に運ばれながら、透明な気体としての水蒸気、目に見える液体としての雲や雨、個体ととしての雪や氷というように三つの姿に絶えず入れ替わってことによって様々なドラマを演じています。ー「風と光と水の言葉、倉嶋厚・文 細川剛・写真より」ー

2017年10月 3日 (火)

すいどう

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「すいどう」
かがくのとも11月号
百木一朗さく
福音館書店 本体389円
私たちは水道の蛇口をひねれば自然に水がでてくるものと思っている。水道つまり上水道と下水道がつながっていることなど、ほとんど意識して毎日をおくっているわけではない。ただいわゆる3.11のころから時々水を心配するようになった。私は子どもの頃地方にいたけれど、もう水道は家庭にも配管されていた。
けれどかなりの部分は井戸水を使っていた。なんといってもおいしかったし、おふろなども水が細かく感じられて肌がきれいになるよう?に思っていて井戸水をポンブであげて使っていた。下水道はあまり整備されていなかった。汚水は下水に流していた。ただ目に見えたせいか下水は良く掃除されていた。(みえないところはわからない。汚水はどうなるのかあまり考えたこともなかった。)水を意識したのはまず東京にでてきてまずいと思ったのと、それだから水を買うのもなんとなく納得した。そして、千葉に越してきてともかくもっとまずくて水道の水は飲めないと感じた。井戸水はなかには畑にまく農薬の影響がないくらい深く掘らなければならないことを知った。あまりお腹がじょうぶでなかったこともあって、別に健康をそこねたわけでもないけれど、生水は(もちろん水道水でも)絶対飲まない。それはいまでも。(でも水を買う気にはなれない)
 今月の「かがくのとも」は水道というか水がどんなふうに私たちのところにくるのか、雨が降ったり地下水から飲み水になることなどしっかり描かれている。おまけをひろげてみると、水の旅行が一目でわかる。もっとおまけでそれは迷路を遊ぶようにつくられていておもしろい。
 水が少し冷たく感じられると秋になる。


2017年10月 2日 (月)

ルラルさんのだいくしごと

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「ルラルさんのだいくしごと」
いとうひろし 
ポプラ社 本体1200円


ルラルさんの絵本も8冊目になった。驚くほとかわらない。紙とか印刷は科学がすすんで鮮明になった。わたしが変わらないというのは登場人物、この絵本ではルラルさん、そして動物たち。本のトーンもおだやかでちょっと困ったことなんかがあるけれど、困った困ったと騒ぎ立てるでもなく、落ちつくとこにうまく解決してしまう。オビに「なにがあっても、だいじょうぶ。ほら、ルラルさんみたいにね!」となっているように困ったことも最後には解決してしまう。ことさら努力を強いられるわけでもなく、この絵本でもまさに梯子をはずされてしまったルラルさんは、屋根の上で流れる雲をながめている。そのうちに動物たちが楽しく遊んで帰ってくる。
 いつもこのトーンで描き続ける画家の力に私はすっかり感心してしまう。俗人の私は時々手が届くわけでもないとわかっていても、わけのわからない政治家たちにこぶしを振り上げて、あげくのはてはがっかりして腹をたてたり、少しだけれど落ち込んだりしてしまう。毎日の生活だって、不思議なくらいのお客がきたり、子どもと話ができてうれしくなったり、なかなかルラルさんみたいにはいかない平静でいられない。
 さとりがたりないのでしょうか。ルラルさん!いつも思うのはルラルさんってやっぱり子ども、すっかり子どもの心をなくしてしまった私、やっぱりつまらないなぁ!

2017年10月 1日 (日)

10月だ!

 あいかわらず暑い、厳しいと言っている間に10月になった。10月は9月以上にいろいろと厳しい。なんといっても店は8月決算なのでそれから2ヶ月の間に申告をして、当然税金を払わなければならない。今期は大幅な赤字なのはもうわかっていることなのだけれど、感覚でなくいったいどこがどうなのかきちんと数字をみないといけない。一方気持ちのうえでは数字がでてもどうしょうもないという気分になっていることも確かだ。お金の工面と気持ちをたてなおさなければ次にすすめない。
 そんな意味でもほんとうは今日聞きたい講演会があったのだけれど、やっぱり店を休んでまで行く気持ちにはなれなかった。しかたがないなぁと!12月にはもう一回聞きたい講演会があるので、やっぱりいそがしいけれどなんとしても行くぞ!皆様もぜひどうぞ! 
 「きのこは見るのも、採るのも、もちろん食べるのもすき」
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(このイベントは千葉県立中央博物館で)  

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12月の営業とお休み

  • 12月のお休みは28日までありません。
    *お休み 28日午後から1月4日まで *営業時間 10:30〜6:00 日曜日は1:30〜6:00

お仲間にどうぞ

  • 冬のおはなし会
    赤ちゃんからお年寄りまで、絵本を読んだりお話を聞いたり、さあ!はじまり・・・はじまり
  • 12月の定例会
    すべての集まりの定例会はお休みです
  • ー元気になる集まりいろいろー1月の予定
    *よいこ連盟(保育士・なろうとする人)12日(金)7:00〜                   *Y・Aの会 読書会(どなたでも)11日7:00〜 「とりあげる本 わたしを離さないで」     *学ぼう語ろう〜15日1:30〜「母の友1月号を読む(どなたでも) *絵本の会  19日7:00〜(誰でも)             *グループ放課後 読書会(公共図書館司書・その他)17日(水)7:00〜             *ボランティア講座 非公開 22日(月)10:00〜         *憲法カフェ30日(火)「沖縄は今」 28日(火)7:00〜(事前参加申し込み受付)        *羊毛チクチクの会 未定(事前参加申し込み受付)                                                                                                                         

できることから

これからの会

  • 子どもと本これからの会
    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山