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2017年9月 5日 (火)

絵本「よるのおと」の制作

 昨日4日、前にお願いしていた絵本「よるのおと」が「よあけ」と同じ手法で作られたと聞き、どういうことかと偕成社に聞いたところ、説明するからどうぞという話になりご好意に甘えて偕成社にうかがった。
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6月14日のこのブログに感想を書いた「よるのおと」たむらしげる 偕成社刊が入ってきた時、この絵本の基調の青色がすごく綺麗なのに目をみはった。画家はデジタルを十分に使って何冊の絵本を描いている。
音のない世界、少年が池の周りを歩いておじいちゃんの家に行くまで、いわゆる生活音のない夜、音はほとんどというか全然表記がない。ただあとがきに書いてあるように作者は芭蕉の「古池や 蛙飛び込む 水の音」(ページがある)に啓発されて描いたということは良くわかる。その点「よあけ」も漢詩からとられたというとおり、ほとんど説明の文がない。静かに夜が明ける、おじいさんと孫はその中を船を漕いで出かけて行く。どちらも文は説明としてないけれど自然の沈黙の中で、むしろ豊かな物語が展開される。でも一方は水彩のような画風、「よるのおと」はデジタルを生かして制作されていて、色が綺麗なのは単純に印刷技術の進歩と技術の違いとして捉えていた。それが同じような印刷のやり方がされている、これは何としてもどういうことか教えてもらわなければと偕成社に申し込んだ。快く広松編集長が話してくださるというので、それなら何人かに一緒に勉強してもらおうと、これも快諾してもらえた。

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(クリックすると拡大できます)
この絵本制作の共通のところ、「かきわけ版」いうのだということ、ただ違うのは「よあけ」が手仕事「よるのおと」はデジタルとのこと、そして、手仕事でできる印刷の職人さんはもういないということだ。広松さんは一枚一枚、一場面ずつ色の三原色から始まって色を重ねて作られる方法を説明してくださった。
 私はよくお客様に最近の絵本は本当に綺麗になったと話をする。強い色はもちろんでも、淡い中間色なども原画に近くなっている。(もう一言・・・墨色がいいー色を引き立てる)
 一緒に行った店の「絵本の会」の人はもちろん、こういうところにほとんど行ったことのないという図書館の人たちもとても勉強になったと言っていた。
画家は命を削って描き、編集がより良い本の形に位上げて行く、優れた絵本の中にある感性と時間とエネルギー、さあ!それをどうやって子どもたちに届けようか・・・私も考えなければ!!
 広松様はじめ快く引き受けてくださった偕成社の皆様どうもありがとうございました。

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