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2017年8月 8日 (火)

おおきなきとであったらー広島の木に会いにいくーそして福島

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「おおきなきとであったら」
ちいさなかがくのとも9月号
くさはらかな さく
福音館書店 本体389円
”おおきなきにであったらあいさつしにいこう”作者のコメントには3年前に近所の公園で大きな木に出会ってこの絵本ができたと書かれています。私も小さな名もないような草花も好きですが、大きな木はなんといっても大好きです。この絵本の女の子のようにぐるっと探険してみるとたくさんのことがわかります。大きな木はたくさんの生き物を包み、育てます。植物は自らは動くことができない、鳥や虫や人間、風や光をうけて大きくなります。そのかわりに自然界にたくさんのものを返してくれます。形になるものだけでなく、匂いや静かさ、安らぎまでこの絵本の女の子のようにさわって、できたら木に体をあずけてみようとおもいます。
 私はできたら行きたいこころがあります。それは「広島」、広島の被爆樹木に会いにいきたいと願っています。
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「広島の木に会いにいく」
石田優子
偕成社 本体1800円


作者はドキュメンタリー作家「被爆樹木」というのは広島でいまも生きている原爆を耐えた木のことで広島市が認定する50カ所以上に170本ほどあるとのこと(あとがきから)、ゆっくり木を見て観察したり語りあったりしてほしいと書いています。被爆樹木をとおして当時のことを聞くことをすすめています。作者がはじめて大学生のときアオギリの木の下で被爆体験を語ってくれた沼田鈴子さん、そしてそれからドキュメントリー作家になって「はだしのゲン」を映画にしたときの中沢啓治さん、そして被爆樹木の前にたった時に感じた何かをわかりたいと教えを請った樹木医の堀口力さん、そして訪ね歩いた樹々と人びとのこと、それは広島だけでなく、ベトナム戦争のこと、パレスチナのこと、福島の原発事故のこと、樹々の声を聞いてきたことが記録されています。たくさんの樹々のイラストや、原爆ドームを中心に14カ所のマップ、そして資料がついています。広島の場合樹々が火災をくいとめてくれたけれど、放射能物資を吸収した樹々は生き物を抱えて育てるだけでなく、その生き物が取り込んだ放射能物資セシウムを樹々が私たちを守ってくれるわけにはいかないこと(文中P204)をもっと考える必要があると思います。被爆国の日本がすべきことなのではないかとおもいます。
「緑」の伝言プロジェクトのサイトをあけてみてください。

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