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2017年6月24日 (土)

ふしぎな銀の木

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「ふしぎな銀の木」
スリランカの昔話
シビル・ウェッタシンハ 再話・絵
松岡亨子 市川雅子 訳
福音館書店 本体1400円


日本の昔話「ならなしとり」と少し似たお話です。3人の息子に王さまが難題をだします。このお話では王さまが見た不思議な夢のなかにでてきた「銀の木」を探して持ってきた者には王国を分け与えるというものです。日本の昔話では母親のために、やはり3人の息子が挑戦します。そして、途中の誘惑に勝ち沼の主?と戦って勝った末息子がならなしを持って帰る、上の兄さんたちを救ってめでたし!めでたし!になります。この物語で持ち帰るのは銀の木というだけでなく、三人の乙女、白の乙女と金の乙女と銀の乙女もいっしょに連れ帰って各々の王子と結婚、末の王子は次の王さまになって国は繁栄したというようなお話になっています。物語は少し長い、それは隠者に力をもらうことと蛇の大王を殺すだけでなく、娘の乙女たちもつぎつぎに殺すことによって次に進んで行けること、しかも救った兄たちの計略で牢に入れられ、乙女たちは塔に閉じ込められてしまいます。でも三人の乙女が王に進言し、末の王子は牢から出されるのですが、やはり王子は三人の乙女を剣で殺してしまいます。殺すことは呪いを解くことなのでしょう。そんな風にこのものがたりは魔法と不思議さがたくさんあります。隠者にもらうちいさなタネ、途中で拾う卵は王子の身を救い、帰り道で隠者にまた、バナナと水をもらい、その2つは兄の呪いを解きます。
 絵も日本の昔話絵本とはずいぶん違います。極彩色にちかく、線もはっきりしています。スリランカはいったことがないけれど、このようにエネルギーがほとばしるような絵があうのだとおもったり。ただ、お話はながいので絵本というより絵物語に近く、絵のないページ、逆に文のないページをいれることで構成されていますので、読み聞かせには工夫がいります。ゆっくり絵だけ見ていたくなるような本、描かれている人物の眼差しが印象的です。

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