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2017年5月11日 (木)

オルセンの絵本

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「ぼくのあかいボール」
イブ・スパング・オルセン作
ひしきあきらこ訳
BL出版 本体1400円


オルセンの絵本で有名なのはなんといっても「つきのぼうや」です。天からおりてきた月のぼうや、ながぼそい大きさはほんとうをいうとちょっと迷惑です。本棚にはいらないし、入ったとしても幅がないので倒れやすい、包むのもとてもつつみにくい、フランスパンのように小脇に抱えていくか!でも人気の絵本です。そして、たて続けに手に入らなかった絵本がでました。この絵本も大きくなってしかも新訳で、赤いボールが飛び跳ねていくリズムが楽しい絵本になっています。オルセンの絵本は地味な色づかいですが、主人公はとても元気です。そしてとてもユーモアがあって、読んでいるうちに自分が元気に遊び回れるような気がしてきます。この絵本と同じように逃げ出してしまうちいさなきかんしゃの絵本も、好奇心いっぱいで他所の台所をのぞいて洗濯物をひっかけて逃げ出したります。もちろんちゃんと帰ってきますが。どの作品もちょっぴりナルシスト、それだって子どもらしいけれど。
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もう一冊わたしの好きな絵本があります。「ぬまばばさまのさけづくり」(オルセン作絵/きむらゆりこ 訳/福音館書店)日本では見られない地の精、自然を司っているものたちです。ぬまはばはさまがさけづくりをすると春がやってきます。冬のながい北欧の春は酒造りからはじまるのでしょうか。地が暖まってきて靄がたちこめます。ぬまじいさまの体にも若葉が繁り、沼娘たちの髪にも花が飾られおどります。(現代の日本は花粉症がはじまると春なんてやだなぁ!)その他亜紀書房から「かぜ」「あめ」BL出版から「ネコ横丁(やはり新版)」が出版されました。
昔、オルセンの話を聞いたことがあります。印刷職人さんのような風貌で話はあまりうまくありませんでしたが、(言葉がわからなかったことでもあったけれど)作品に触れられたような雰囲気だけでも良かったです。
14日まで原画展をしています。ちひろ美術館東京
今週で終わりなのですがぜひおでかけください。

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