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    いつもアジアの子どもたちに絵本を贈る運動に会留府も参加している団体。公益社団法人シャンティ国際ボランティア会へ。http://www.sva.or.jp *郵便振替口座 00170-8-397994 口座名 SVA緊急救援募金 東日本大震災募金」と記入 (青い用紙が郵便局にあります)一口1000円から  みんなの小さな気持ちを!!

キボウのカケラ

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2016年11月28日 (月)

ふたばからのおたより -11月―

      

            キツネの言葉

 サン=テグジュベリの作品「星の王子さま」で、王子さまに出会ったキツネが言う。「たいせつものは、目に見えないんだよ。」 その言葉を時々、今までの人生の中で時々、心に思い浮かべてきた。「星の王子さま」を読んだのは、小学校4年生の時。クリスマスのプレゼントにもらったから、よく覚えている。特に好きだったかというと、よくわからない。が、王子さまが砂漠で倒れる最後の場面は、その挿絵と共にとても好きだったし、それと同じくらいに、あのキツネの言葉がずっと心にひっかかっていた。
 養護施設に身を置きながら、里親制度啓発の仕事をしている。施設だ、里親だ、とはそう簡単に言えるものでない。それでも、この立場になって実感するのは、「施設」で暮らす子ども達にとって「施設の子であること」を重たく感じる時があるのではないかなということ。できるなら、子ども達はもっと地域に散らばって、ばらばらに普通に見えなく暮らしてほしい・・・、もしかしたら、それが里親なのでは、と思ったりする。
 11月初めに、施設出身の若者たちの話を聞く会が、千葉市内で開催された。
 ある一人が語った。「施設で暮らしている間は、どこか恥ずかしいという気持ちが抜けなかった。施設を出て働き始めてから、なあんだ、ちっとも恥ずかしいことじゃないと自然に思えるようになっていた。」
 別の一人が語った。「僕は、大学に行ったのだけど、学生になってからかな、本当にいろんな環境の人がいて、僕は特別じゃないんだと実感した。それが僕の第一歩だった気がする。」
 『地域に拓かれた施設』が求められるようになった。それは子育て力が低下した地域に施設の持つ専門性を活かすことでもあり、たくさんの目を入れることで施設の安全や質の向上を目指すことでもある。でも、でもね、私だったら、もっと見えない暮らしがしたいと思う。見えない何でもない、本当に何でもないかけがえのない暮らしを、かけがえのない時間だから、たいせつに守りたいと思ってきた。『見えなくなること』の危険は養護の世界でずっと言われ続けてきたことなのだけど、それでも、日々の仕事の合い間に、ふと、キツネの言葉が頭をかすめる。
 たいせつなものは、目に見えないんだよ。
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写真は、リーフレットの一部。制度を説明する時によく使います。施設養護が中心だった他の国々では、1960~70年代に大きな方向転換を行ってきたそうです。なぜ日本は取り残されてしまったのだろう、それが私の最初の疑問でした。     (の)

2016年11月27日 (日)

はじめてのオーケストラ

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「はじめてのオーケストラ」
原作 佐渡 裕
絵  はたこうしろう
小学館 本体1500円

今日はみーちゃんの演奏会デビューの日です。みーちゃんは6歳1年生で、その時になったらオーケストラにつれていってやるとパパの約束でした。みーちゃんのパパは指揮者で今日のコンサートの指揮をします。演目は第九、みちゃーんはこの日をとても楽しみにしていたのですが、ちゃんと聞くことができるか自分でもすっかり緊張して心配になりました。ちょっとオシャレをしました。会場にはいろいろな人でいっぱい、広く天井がたかく、大きなステージです。やがて始まりの合図、舞台に団員たちが並び、指揮者のパパがあらわれました。音合わせの後シーンとして指揮棒が動きます。
 この指揮者は作者の佐渡さんの一家をモデルにしています。日本人がもっともクラッシックのなかで人気があるといわれている第九をみーちゃんの感性をとおして解説しています。のびやかなみーちゃんの聞いている音楽、背景にはパパと子どもとの交歓が描かれていて絵がみごとにそれを描いています。こんなふうに子ども時代を過ごせたら、”ブラボー!”世界は子どもたちのためにあることが本の中に溢れんばかりに描かれています。


2016年11月25日 (金)

ちいさなゆきかきブルドーザープラウくん

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「ちいさなゆきかきブルトーザープラウくん」
ローラ・カーラーぶん
ジェイク・パーカーえ
福本友美子 やく
岩崎書店 本体1380円


町の道路管理部にあたらしく入ったのはちいさな雪かき車です。小さいのでみんなから吹雪はすごいぞ!そんなようすでは働けないといわれます。確かに小さい、プラウくんのような雪かき車はどの程度働けるかはよくわかりません。大きいブルドーザーはばかにしますが、プラウくんはいつでも出動できるようにいつも体操したりして力をたくえています。ある朝現場監督のウィルが大吹雪になったとかけこんできます。”さぁ、いくぞ!”ところが目の前で崖が崩れダンプカーがうまってしまいました。プラウくんの大活躍がはじまります。
 雪の中のプラウくんのようなお話で有名なのは「じょせつしゃけいてぃー」のえほんです。この本と比べると主人公のプラウくんはしっかり顔がえがかれていて、しかもそれが子どもっぽい、ほんとに常に成長しつづけている子どもの願望といっしょにドキドキ感があふれています。それにしても男の子はどうしてこのような工事の車が大好きなのでしようか。恐竜と同じで強い物への憧れなのでしようか。


2016年11月23日 (水)

クリスマスの本が並び始めました

    クリスマスがくるのはやっぱりうれしい!
 
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2016年11月21日 (月)

2016年のサイン本をどうぞ

 12月1日は会留府の誕生日です。今年1年ご来店いただいていて、サービス利用券をお持ちの方にこの期間のいろいろなイベントのお知らせをお届け致します。
*はじめての方は驚かれると思いますがお年玉つきハガキが配達されます。年賀が消してあるので年賀ハガキではありません。近年はお年玉も当選が少なくなったように感じますが、会留府から届いたハガキはお年玉クジが有効です。また、記念セールが12月1日から4日までありますのでハガキをもってご来店いただいた方には特典サービスがあります。まだ一度もご来店いただいたことがない方にはご来店のおりにご登録ください。特典サービス(ポイント)があります。
*あなたの名前でサイン本のブレゼントはいかがですか?
 今年はxmasはたこうしろうさん。ご指定いただいて相手のお名前をいれたはたさんの本がクリスマスにはお届け致します。お申し込みはメール(このブログ左上のメール送信から、またはお電話043-227-9192ください。お返事いたします)お申し込み締め切り12月4日 お届けは12月18日頃
クリスマス包装いたします。発送もいたします。なおメールは直接会留府へ、facebookなどは利用できません。
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「ことりのゆうびんやさん」
ニコライ・スラトコフ原作
松谷さやか ぶん
はたこうしろう え
福音館書店刊 本体800円
3歳位から

ぼくのうちのポストは木でできています。きつつきがとんできて丸い穴をあけました。そこへセキレイがまるで郵便屋さんのようにいろいろな物を運んできました。そして、ある日ボストにはかわいいプレゼントが入っていました。ことりの誕生を見守った子どもの喜びが描かれています。

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「むしとりにいこうよ!」
はたこうしろう

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「いそあそびしようよ」
はたこうしろう
奥山英治


ほるぷ出版 本体各1300円
元気な男の子、虫取りに海に出かけます。自然はおもしろい。今度の夏はこの本で探検ばっちり。女の子でもおとなでも自然大好きなみんなが楽しめます。

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「ネコのナペレオン・ファミリー」
木坂涼 文
はたこうしろう 絵
福音館書店刊 本体1200円
5歳位から

ネコのナペレオン一家に三つ子が生まれました。ダルタニアン・ダルメシニャン・タルタルソースの三匹です。元気なやんちゃな子ネコたちのお話です。文も絵もしっかりたくさんはいっています。子育ては大変!でもネコのナペレオン一家はとても幸せな家族です。

2016年11月20日 (日)

北極の宝もの

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「北極の宝もの」
文 ダナ・スミス
絵 リー・ホワイト
訳 みはらいずみ
あすなろ書房 本体1400円

女の子が住んでいるのは北極、どこもここも氷と白色、女の子ははおじいちゃんと犬とその白のなかにいる。昼間も暗く、このままがいつまでも続くのかしらと時々不安になってしまいます。時には色がみたいな。そうおもっているとおじいちゃんは望みは宝物だっていう。宝物なら色は金色シマフクロウの目の色、毎日色がみたいと願っている私をおじいちゃんはにっこりわらってでかけよう!だって。暖かくして音をたよりにみんなで出発、つめたい海やねむっているアザラシの側をとおってすすんでいくと雪のけぶった山について、みんなで待つと・・・まってまって、いっぱい待っているとみごとのオーロラが見えた。北極の冬は氷だらけで、でも一瞬息がつまったように赤・青・黄色・それらが煌めく、色のオーケストラのような空を皆でみたの。そして、家に帰ると私はつかまえた色を描いた。
 雪国で子ども時代を送った私は1ページ目に空から降ってくる雪をつかまえようと口を空にむけていた絵に思わず笑ってしまった。懐かしかった。私の場合の白は氷でなく雪だった。くる日もくる日も雪、雪、雪、大雪の後の空の青の色をおもいだす。それだけに春の緑も輝いていた。
 ドキドキと心弾ませて家族みんなでオーロラを見る。天からの贈り物だ。ヒゲづらのおじいちゃんにしがみついている女の子の顔も輝いている。それも天からの贈り物だ。

2016年11月17日 (木)

おとうさんは、いま

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「おとうさんは、いま」
湯本香樹実 ぶん
ささめゆき え
福音館書店 本体900円


夜、まゆちゃんはお父さんの帰りを待っています。今夜はお父さんが本を読んでくれると言っていたからです。お父さんの本読みはお母さんとちがって、あまり上手でないけれど愉快です。電話がかかってきてそのお父さん、帰りがおそくなるとのこと。替わりにおかあさんが読んでくれたけれど、一冊読んだらおかあさん寝ちゃったの、”おとうさん、今頃どこにいるのかなぁ!”もうじき仕事はおしまいになって、会社を出て電車に乗った・・・。そして、・・・まゆちゃんはいろいろと思ってみます。川添の道を歩いているときです。かっぱのガタロウがあらわれておとうさんをかっぱの国につれていこうとしました。”おとうさん、にげてぇ!捕まったらたいへん!
 まゆちゃんはいくつくらいでしょうか?私の知っている子どもは5歳くらいの時お父さんの帰りがおそくなると心配で、元気で帰って来たことを想像するといっていました。そうするとちゃんとお父さんは元気で帰って来るからということです。いやなことを考えるとそれが本当になったら嫌だからだと言っていました。いま過労死のことが良く新聞で取り上げられています。スピードが早くなって、いつも仕事においまわされているような余裕のない社会になっています。(人ごとでなく私自身も忙しすぎて、なかなかまとまってゆっくり本が読むことがなくなってしまってこれではいけないとおもっています)ほんとになんとかしないとダメですね。いそがしいと考えることをしなくなります。いそがしいと感ずることも鈍くなります。
 

2016年11月16日 (水)

カイとカイサのぼうけん

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「カイとカイサのぼうけん」
エルサ・ベスコフ さく・え
まつむらゆうこ やく
福音館書店 本体1300円


まだあったのだ!とベスコフのファンの私はうれしくなりました。むかし、むかしあるところにカイとカイサというきょうだいが住んでいました。カイは男の子でカイサは女の子です。カイとカイサは近くの森でよく遊びました。その森には枯れ木が横たわっていていて、その枯れ木はドラゴンになったり馬になったり、ワニになったり、そしてある日壊れた傘を見つけたカイとカイサはその傘で枯れ木に羽根をつけたら、なんとほんとうのドラゴンのようになりました。ふたりがたずなを取りに家に行っている間にいたずらずきのトムテがでてきて魔法をかけてすましていました。魔法がかけられた枯れ木ドラゴンは飛び立つことができるようになりました。戻ったふたりは大急ぎで枯れ木ドラゴンにとびのりました。カイとカイサの冒険のはじまりです。トロルにあって、王女を助け、騎士の若者を助け、カイとカイサは大活躍します。
 ベスコフの絵本は素朴で土くさく、幼い子どもが考えること想像することがしっかりつまっています。そして、ちょっと日本では見られないキャラクターのもの、ドラゴンとかトロルとか小人とかが活躍します。
1923年の絵本が日本で蘇りました。(これは驚きです)
 秋の夜長子どもたちにゆっくり読んでやりたい絵本です。

2016年11月13日 (日)

もしも地球がひとつのリンゴだったら

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「もしも地球がひとつのリンゴだったら」
デビッド・J.スミス文
スティーブ・アダムス絵
千葉茂樹 訳
小峰書房 本体1500円

数値の概念の絵本などというとなんだかわからないけれど、物のをあらわすのに解りやすい物や事柄をつかってあらわすと理解しやすいということは知っています。そのひとつの地球を縮めてみるという試みは1994年に人口問題に取り組むアメリカの団体からはじまっていまでは世界中にひろがっているとのことです。この絵本では地球をリンゴにおきかえて最終的には32分の1のリンゴの表面が食べ物を生み出していると書かれています。(この絵本の最初のページに書かれています)そのように縮めて考えてみると、たとえば太陽系の惑星をボールの大きさに縮めたら地球は野球ボールくらい、これは歴史のような見えないものにもあてはめることができます。また、世界中で貧富の差が問題になっていますが、この本にこんなページがあります。お金です。「223兆アメリカドルといわれている世界中のお金を100枚のコインであらわすと世界の人口の上位1%のお金持ちで40枚もっている。そして、世界の人口の半分の人で、たった1枚のコインをわけあっているP24〜」最後のページはあなたの人生、私がいままで過ごしてきた人生はこんなふうにきちんといかないなぁと思ったり、そうやってみると少し冷静に時間をつかうことができるだろうかと思ってみたり。「0」という数がわからなくて算数につまずいてしまった幼い私を思い出しました。
 著者には「この地球にくらすーもし世界がひとつの村だったら」という本があり、いっしょに読んでみると良いと思います。

2016年11月11日 (金)

耳のきこえないメジャーリーガーウィリアム・ホイ

Jpg
「耳の聞こえないメジャーリーガーウィリアム・ホイ」
ナンシー・チャーニン文
ジェズ・ツヤ絵
斉藤洋 訳
光村教育図書 本体1400円

野球は好きですか?今はラクビーやサッカーもたくさんのファンがいますが、でも世代をこえて野球ファンはたくさんいます。野球ももちろんそうですがスポーツには決まりがあり、はっきりしています。それだけに野球のようなスポーツはセスチャーがわかると何十倍も楽しめることができます。見ている人がゼスチャをみて素早く判断します。だから野球等は球場に観に行ったり、テレビなどでみるのですが、もしゼスチャーがないとすると楽しみも半減してしまいます。ラジオのようにゼスチャーは見られないのでいかに楽しくそこにあたかもいるようにアナウンサーが説明します。
このゼスチャーをつくってみんながそれをつかえるように考えたのはウィリアム・エルスワース・ホイというひとりのろうの青年です。ウィリアムは赤ちゃんのとき髄膜炎のかかって、聴覚に障害がでてしまいました。生まれたのは1862年リンカーンの時代です。野球が大好き、でも聴力に障碍があるので審判の言っていることがわかりません。三振なのにわからなくていつまでもバッターボックスにたっていたり、盗塁等はもってのほかです。そのことで悔しいおもいのなかおかあさんからの手紙を読んで思いついたことは書いて知らせるとか動作でルールを表現することを考えました。このことの発見は誰でも共有できるものがあれば良いことを発見します。いまはたとえば手話、これは読む・書く・話すについての大切な能力です。でも、人間ではない他の動物などでも見られる、基本的な原始的な素朴な方法とおもいます。
 伝記絵本です。絵を描いているのはフィリッピンで育ち、独学で絵を学んで活躍したフリーのイラストレーター、コミックスを読んでいるような軽さがあって楽しめます。
 

2016年11月 9日 (水)

きょうりゅうたちのいただきます

Jpg
「きょうりゅうたちのいただきます」
ジェイン・ヨーレン文
マーク・ティーグ絵
なかがわちひろ 訳
小峰書店 本体1400円

シリーズ3册目、今回は食べること、もちろん食事のマナー中心の絵本なのだけれど、描かれているのは大きな恐竜、ともかく言うことをきかない。さぁ!どうしたらいい?
”さぁ!ごはんですよ”ぺちゃぺちゃと食べ物をくちにいれておしゃべり、このきょうりゅうは「クリオロフォサウルス」きらいなものをポイとなげちゃうのは「プロトケラトプス」というように10ぴきの恐竜の子どもがでてきます。そばで怒り顔をしているのはなぜか人間の親、でも最後にはよい子になって”わたしのかわいい〜ちゃん”だって。でもいいんだ、幸せそうな親の顔、この本を読んだよい子たち、くれぐれもママやパパを困らせてはいけないよ。ユーモアたっぷりの恐竜の子どもたちがどうやってご飯を食べるかです。


2016年11月 8日 (火)

エマのたび

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「エマのたび」
クレール・フロッサール文絵
エティエンヌ・フロッサール写真
木坂涼 訳
福音館書店 本体1600円

すずめのエマはニューヨークの大きな公園、セントラルパークに住んでいるすずめの子どもです。ともだちにはカメのカメリンという友だちがいました。それにアヒルのダッキーという友だちもいて背中に乗って遊びます。でも、ダッキーは近いうちに海のそばの街に引っ越しするというのです。ある日ママに頼まれておじさんのところへおつかいにいきました。ボブおじさんは退職後自分のルーツがどこにあるかと調べています。しかもその祖先はフランスのカメおじさん、いろいろ聞くとおもしろいことがいっぱいありそうでエマもパリにいきたくなってきました。そして、両親を説得したエマはフランスに行くことができることになりました。
 この絵本の絵はちょっと変わっています。背景が写真、エマをはじめとして生き物たちは手書き、地図も手書きになっいます。ただ手書きといってもたぶんCGで描いていると思います。文のなかにも絵が入って綴られています。背景の絵には「自由の女神」のように有名な像や建物や街の写真がつかわれていてすずめのエマの冒険というより楽しい観光案内みたいです。イルミネーションに輝いている街には大きな雪片、そして、いよいよ春になりエマは無事パリにつきました。エマは元気に手紙を書きました。

2016年11月 7日 (月)

カリブーの足音

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「カリブーの足音」ソリの旅
たくさんのふしぎ12月号
大竹英洋 文・写真
福音館書店 本体667円

久しぶりに写真家大竹英洋さんの本が出版された。ブログで少し前から発表されていたので楽しみにしていた。大竹さんには前に「ノースウッズの森で」のなかのことをお客様に聞かれてわからなかったのでメールで質問をだしたら、とっても丁寧な返信があって、それ以来ますます気にかけるようになっていた。大竹さんはその頃は完全にカナダのノースウッズの森に軸足をおいていて、日本にたまに帰っていらっしゃるようだった。こんどのこの本は前にでていた「春をさがして カヌーの旅」の冬バージョンだ。夏と森はどうかわるのか前とちがって今度はカヌーをひいて出かけたことが書かれている。旅は前と同じウェインの案内で彼が作ったさまざまな道具が紹介されている。小型飛行機で森の入り口まで運んでもらって後はカヌーで森の奥まで、そこでキャンプをしながら動物たちの観察や写真をとったりして旅は終った。本命はウッドランド・カリブー、最後の日に群れに出会うことができた。もちろんオオカミの群れにも出会う。
 森の動物たち関係なく樹木が材木や紙などを得るために人間たちはドンドンと開発をすすめていっている。ウェインがつくった道具たちをつかいながら生き物たちと共生していくことを考えたと折り込みに書かれている。
 今日は北風が強くて寒かった。北海道は雪が積もったとか。寒がりのくせにやっぱり雪国で育ったからか私は寒い時ぼど気分は元気になります。ノースウッドの森の空はきれい!今日の千葉の空もきれいだった。
 11月19日6:00〜8:00東横線学芸大学駅のそばの平均律で映像とトークの会があります。

2016年11月 4日 (金)

きしゃのゆ

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「きしゃのゆ」
こどものとも12月号
尾崎玄一郎 

尾崎由紀奈
福音館書店 本体389円

「ゆ」と書かれた看板、その前で困っているのは蒸気をはいている紫色の機関車、この作者の前作(おしいれじいさん)が異色だったので、期待いっぱいでわくわくしながら読んでみた。迷子の機関車が出会ったのは汽車のおふろやさん、そこでいろいろ教えられてきれいになって出発というだけのお話のすじですが、物語の発想も絵もなんとも不思議な世界でこの本も前作同様子どもたちが大好きになりそうな絵本です。おとなからみれば機関車とお風呂やさんの取り合わせがまず考えがおよびません。機関車の色は紫色、いわゆる子どもの本というように明るくないし。でも、ゆっくりベージをめくって丹念にみていると、とてもかわいい機関車だし、でてくる機関車の表情が楽しい。もちろん人間の世界もこうだろうが、機関車の世界にしたところがユーモアいっぱいでふさわしい絵本におもえます。どこかに機関車のお風呂やさんがあるのでないかしらとおもってもみます。人間のお風呂やさんがなくなってつまらないですね。 


2016年11月 2日 (水)

うおいちば

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「うおいちば」
安江リエぶん
田中清代え
福音館書店 本体900円

この絵本は2009年1月月刊誌かがくのともで出されていたのだけれど私は残念ながら見ていなかった(ちょっと事情があって)今度ハード版になったので楽しみにしていた。理由は2つ絵を描いている田中清代さんは私の好きな絵描きさんの一人だという事と魚が大好きでいろいろな手書きの魚がみられそうだということだ。もちろん、魚が好きというのは食べること。肉をほとんど食べたいと思わない私はなんといっても魚党、どんな魚でもOK、最近魚が高くなったのと福島の原発事故と津波で海が汚染されたのが残念というか怒りがある。
 この絵本は朝4時きよちゃんが魚市場に連れて行ってもらうので起こされるところからはじまる。きよちゃんのおかあさん、おとうさん、おじいちゃんも6の番号を帽子につけて、魚市場に行く。そして、セリに参加するのだから仲買人の家だとおもう。きよちゃんはおじいちゃんに金目鯛をみつけて欲しいと頼まれ市場を歩く、そのなかで市場のようすや働いている人たち、もちろん魚のあれこれも描かれている。なんのために金目鯛がほしいかというとその日はおばあちゃんの誕生日で金目鯛が大好きなおばあちゃんのためにということがわかる。(金目鯛のさしみ、いいなぁ!おいしそうだなぁ、残念ながら刺身は食べた事がない)18Pから19Pの見開きいっぱいの金目鯛すごいなぁ。この絵本にでてくる魚の名前が見開きいっぱいに描かれているのも魚好きの子どもたちには嬉しいことです。そして、いろいろな魚の絵もいいけれどエネルギーいっぱいの人物像、働く人たちの手の表情がいい。
 ところでこの魚市場はいま話題になっている東京築地ではないようです。この取材に協力ということに名前がかかれているのは太彦水産という会社、沼津にあるそして、画家は静岡在住となっているので「沼津市場」のようです。築地市場は場外に行った事があります。築地はひどいことになってしまった、もっと私たちは生活と結びついているこのところに関心をもたなければならないですよね。次の世代のためにも。

2016年11月 1日 (火)

おっととっと

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「おっととっと」
こどものとも0.1.2.12月号
柿木原正広 作
福音館書店 本体389円

意味があるのだけれどあまり意味のない言葉、たとえばこの本で積み木が言っている「おっと とっと」音だけ聞いていると?という感じになるけれど、とりようでは”おっととっと”とバランスをとっているかけ声のように思える。しかもこの本のなかでは名前があってはるちゃん・そうちゃん・あーちゃん・こーくん・ももちゃんと5人?が場面場面で”おっととっと”とかけ声をかけて崩れてしまわないようにしている。積み木に名前がついているように、読んだ子どもたちは自分が言っているように感じてしまう。単なる言葉の絵本だけでなく、言葉と行動がしっかり結びついていく、遊ぶことができる。積み木の顔の部分にはかんたんな目と口、その積み木の顔はnote”かちこちつみきの・・・”と歌っている。
 こんなふうに親子でいっしょに言いながら遊ぶのはいいなぁ!
(おっととっとという口調から私は子どもの時、時々遊びに来ていた祖母の遠い親戚のおじさんを思い出しました。そのおじさんはお酒が大好き、祖父も父もまるっきりお酒はだめだった、そのおじさんがコップにこぼれんばかりにお酒を注いでももらう時決まって”おっととっと”とうれしそうな笑い顔をするのを懐かしく思い出しました。気の良い歌の好きな働き者のお百姓さんでした。)


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8月の営業とお休み

  • 8月のお休み
    ご希望の時は前日までご連絡ください。お休みのときでもご希望の時間に合わせることができます      *8月は不定期です/お休み・13日(日)・14日(月)・ 15(火)19(土)/30(水)31(木)は棚卸し    *5日(土)6日(日)20(日)26(土)27(日)は1:00〜6:00         *28日(月)29日(火)は10:30〜6:00                   *その他は夏時間1:00〜7:00               

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これからの会

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    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山   

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