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2016年9月 4日 (日)

アニマリウム ようこそ、動物の博物館へ

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「アニマリウム ようこそ、動物の博物館へ」
ジェニー・ブルーム 著
ケイティ・スコット 絵
日本語監修 今泉忠明
汐文社 本体3200円


みごととしかいえない本です。何がみごとかというとまず描かれている絵が細密でわかりやすい。文も総ルビがふってあるのでゆっくり興味にまかせて読む事ができます。表題「アニマリウム」とはAnimal(動物)+rium(場所を表す接尾語)を組み合わせた造語とのことです。ここでは「動物の博物館」の意味でつかわれていると中の袖に説明されています。そして監修者が説明しているところによると<今、地球上には、およそ190万種の生き物がいます。それは、私たちが存在に気づき、ひとつひとつに名前をつけたものです。P3より>人類はそれらを分類学という方法で理解しようとしました。ところがその方法では大航海時代のヨーロッパにはたくさんの動物がもちこまれて難しくなり、スェーデンのリンネが新しい分類法を考え出しその標本は博物館に保存されるようになりました。
 この本は分類された動物が進化していく過程が描かれています。種が何百万年かけてどのように進化していったかがわかります。8〜9Pにわたって見開きいっぱいに「動物界の生命の樹」が描かれていて、ダーウィンが「種の起源」に説明している「生命の樹」のこと、まず第1展示室は<無脊椎動物-海綿動物・軟体動物・刺胞動物・節足動物そしてそれらさまざまな無脊椎動物がすんでいる礒や浜>とすすんでいきます。第2展示室は<魚類>第3展示室は<両生類>第4展示室は<爬虫類>第5展示室は<鳥類>第6展示室は<哺乳類>もちろん各々が住んでいるいる所の背景や様子なども描かれています。
 大型のしっかりした図鑑なので家庭で購入するのはいろいろの面で難しいとおとなは言います。それに、万人向けの本ではないかもしれませんが、ぜひ図書館や学校では購入して子どもたちに見せてほしい、私たちの地球は決して人間だけが、私だけが生きているわけではない、共生の意味がすこしでも理解できるように願います。とても美しい本です。

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