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2016年9月22日 (木)

とうだい

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「とうだい」
斉藤倫 文
小池アミイゴ 絵
福音館書店 本体1300円

新しい灯台です。だから廻りをながめてもまだなんだか良くわかりません。わからないけれど自分のしなければならないことは良くわかっているつもりです。まず、まわりにはいろいろなものがいて、いろいろことがあります。それがどういう意味を持つのかはまだ良くわかりませんが、いつもまわりを照らすことが灯台の仕事なので一生懸命に光を送ります。今日はたくさんの船が通って行きました。海のなかにもたくさんの生き物がいます。群れをつくっている魚たち、大きな海の生き物もいます。やがて冬が近くなって渡り鳥がやってきます。外の様子を知らない灯台にとって、外の世界の話をきくのは楽しみ!春になるとその渡り鳥たちは北の海をめざして飛んで行ってしまいます。灯台は鳥たちといっしょに飛んで行けない事を知ります。
 ある夜海は大嵐になりました。遠くの浪間に船がいるのが灯台にわかりました。助けをもとめています。灯台は自分のすることに気がつきます。どうか光が届きますように!
 この灯台はどこの灯台でしょうか。私の住んでいる千葉県には大きな灯台があります。鳥が帰ってきて鳥から話を聞く、この鳥はウミネコでしょうか?ウミネコと話を交わす場面、嵐の場面、夕焼けのなかの灯台、絵本というより詩画集の趣があります。私も夕ぐれの空の下の灯台を訪ねたくなりました。

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