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2016年7月30日 (土)

せんそうしない

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「せんそうしない」
たにかわしゅんたろう ぶん
えがしらみちこ え


とてもシンプルな絵本です。それはたにかわしゅんたろうの文にもえがしらみちこの絵に描かれています。ー地球上で戦争ををはじめるのは人間だけ、そして、それもおとなだけ。ー残念ながら人間の今の世界は憎悪がうずまいています。けれど他の生き物のなかでは同族同種の世界で殺しあうことはありません。異種の世界では生きていくために戦いがあります。人間は同族の世界でも戦いがあります。でも、ということは戦いをやめることもできるということです。遺伝子に組み込まれた「戦争」をちがうものに変えられるのは人間だけということになります。
 7月もあと少しで終わりです。今日は暑かった!地球はあいかわらず「戦争」で煮えたぎっています。

2016年7月28日 (木)

なんでもないなつの日

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「なんでもないなつの日」
 夏の夕ぐれ
詩 ウォルター・デ・ラ・メア
絵 カロリーナ・ラベイ
訳 海後礼子
岩崎書店 本体1400円

デ・ラ・メアの詩の絵本というより絵をつけているカロリーナ・ラベイの夕ぐれの絵本といった方が良いと思われます。イギリスの農家の夕ぐれ、まだ陽は山際高くにあります。鳥たちがそろそろ巣にかえり始めました。一家はお茶をしているので時間は4時頃でしょうか。猫がパパにスリスリして何かをねだっています。ところがベリーの入ったバケツの側からねずみが飛び出し猫はネズミをおいかけ子どもたちも後をおいます。年より犬の側を通ると骨をかじっていた犬もいっしょにおいかけはじめました。農場の動物たちも大騒ぎ太陽はだいぶひくくなりました。やがて牧場は夕陽で染まり動物たちは夕食を食べ、眠りにはいります。すっかり陽は沈みました。かわりに三日月が空に現れ空一面が夕陽で染まりました。なにごともない穏やかな一日が終わります。「なんでもない夏の日」がどんなに大切なものか、失ってはじめてそれがどんなに大切なものであったかと知る、どうぞそんなことになる時がきませんように。穏やかなゆったりとした絵本になっています。
 (このシリーズうしろにデ・ラ・メアによる源詩がのっていると良い)

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ー上記の写真は千葉の夏の夕ぐれー

2016年7月27日 (水)

ふたばからのおたより  -7月―

         
        ささやかな 誕生日祝い

 子どもの世界が身近にある暮らしのいいところは、ささやかな日々の喜びを、ふいに思い出させてもらえることかもしれない。
 うちの施設では、子どもの誕生日をホームごとに祝う。誕生日の日、そのホームだけは、その子のリクエストに合わせたお誕生日メニューを食べる。子どもたちは何日も前から、けっこう真剣にメニューを考える。手巻き寿司だったり、鳥のから揚げだったり、ラーメンやたこ焼きだったりする。もちろん少し予算があり、職員と一緒にプレゼントも買いに行くのだが、その日の夕飯はその子が主役、誇らしさと照れくささが混じった緊張した顔でバースデーソングを聞き、ケーキのろうそくを吹き消す。
ついこの間も小学校低学年の男の子の誕生日だった。同じホームの年上の女の子が手作りのプレゼントを渡したという。日頃は犬猿の仲、何日か前も「あいつ、どこ行った?!」と目を吊り上げて追いかけまわしていた女の子がである。プレゼントには手紙がついていた。何が書いてあるかと思えば、「いつも、いじわるして、ごめんね。」施設で働いていて感じるのは、共に育つ子ども達の結びつきの深さである。大人からは見えない細い強い糸で繋がってる。本当の兄弟でもない。顔合わせれば、喧嘩ばかり・・・。そんな子ども達なのに、大人が入り込めない何かをいつの間にか育んでいく。
 そういえば昔、自立援助ホームという寮で働いていた時、15歳の製本屋に勤める男の子に言われたことがある。「ぼ、ぼ、ぼくの昔からの夢って、な、何だと思います? た、たんじょう日のケーキに、い、いっぱいろうそくたてて、ふ、ふーって、消してみたかった。」施設に、まだろくにお金のなかった時代のこと、そこで迎えた誕生日には、食器洗う金盥を型にケーキを作り、たくさんのろうそくを並べ、真っ暗な食堂で点して祝ったように記憶している。今まで、つらい思いもあったろうに、悲しい思いもしたろうに、何であんな無邪気に誕生日を心待ちにできるのだろう。何であんな心からの笑顔をこぼして、拍手の真ん中で座っているのだろ。
 実は来月8月は、私の誕生月。生きてきた年月をかみしめて、ニコッと笑って過ごせるといいな。

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写真は、無事に終了した6区里親制度説明会のある会場風景。思いがけずさまざまな方に来ていただき、どの区でも、こじんまりとしたいい説明会になりました。 (の)
                 


2016年7月26日 (火)

あおのじかん

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「あおのじかん」
イザベル・シムレール文・絵
石津ちひろ 訳
岩波書店 本体1700円


どう書いたら良いのだろうか。この湿気の多い季節、おまけに個人的なことだけれど仕事におわれ、山積みになっている考えなければならないなかで、あぁ〜きれいだなぁとおもいながらもそれ以上気持ちが動かなかった本、どうしてかな?なとおもいながら気になってしかたがなかった。
石津ちひろの訳はこうはじまる。
 おひさまが しずみ
 よるが やってくるまでの ひととき
 あたりは あおい いろに そまる
 ーそれが あおの じかん

 鳥たち、ホッキョクギツネ、カエル、イワシの群れ、チョウ、ハナたち、ヘビ、カタツムリ、シロナガスクジラ、ウミウシや、サル、イトトンボ、そして空と山なみ、海、すべてのものをつつみくんでしまう闇までの青の時間。
 気持ちが動かなかったのは人がでてこなかったから、風や匂いが感じられなかったからか。確かに美しい
けれど。この本のなかにわたしの青の時間を探す事ができなかった。

2016年7月22日 (金)

ロボとピータのはいくえほん

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「ロボとピュータのはいくえほん」
 なつやすみのまき
あらしやまこうざぶろう・ぶん
みなみしんぼう・え
福音館書店 本体1200円

今日はじめてせみの抜け殻を見つけました。なかなか梅雨があけないのにひどく暑い日が続いていたかとおもうと、昨夜から肌寒い様なお天気です。千葉市の公立小・中学校は18日でひと区切り夏休みに入りました。(いまは2期制なので1学期終了といいません)会留府は学校図書館に本を入れています。注文の出だしが遅れてきたので一気にその仕事がかさなっておおわらわ、今日現在もまだ夏休みモードになっていません。でも、明日は恒例の「夏のおはなし会」です。前は1学期の終了日の夜おこなっていたのですが、それに梅雨あけとぶつかって雨が降る?ためにすこし日を動かしました。ところが残念ながら遊びに来てくれる子どもたちが少なくなってしまいました。(どうしてかな?)
 この絵本のロボというのはおとうさん、ピュータはぼくのことです。何年か前から「子ども俳句」の本がでるようになりました。ことばあそびがさかんになってきて、幼い子ども向けの絵本の形式がとられ、身近になってきたのはとても良い事だとおもいます。確かに形式の整った俳句ではないという人もいますが、言葉が薄っぺらになっていく現代、ともかく楽しみながら、言葉遊び、俳句、短歌、詩、そして文を書いたり発表したり、もっと盛んに特に学校でなると良いのにと思います。
 あす、花火で遊ぶのでピュータが一句「おとうさん あかいかおして はなびする」

2016年7月19日 (火)

分水嶺さがし

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「分水嶺さがし」
たくさんのふしぎ8月号
野坂勇作 文・絵
福音館書店 本体667円


「分水嶺」ってなんだ?!千葉の小中学校は18日で終わり、夏休みにはいりました。夏休みには海・山へ出かける人も多いとおもいます。そのなか、山へ行く人、「分水嶺」を探して見ませんか。分水嶺というのは空から降った雨が山に降り注いで向こう側とこっち側に流れていくその中心点をいうのです。この本の表紙に描かれているのは「胡麻分水界」海抜約210mです。川は(太平洋)淀川 (日本海)は由良川へ、また、八千代町上根の分水嶺は標高267m一方は江の川水系で日本海へ太田川水系へ瀬戸内海へながれていきます。ただこの分水嶺、千葉の子どもたちにはちょっと難しいと思いました。それはどうしてかというと、川があまりみられないので川をイメージするのが難しいからです。これは千葉に限らない、側溝等もふたがされていて水の流れはみる事ができません。
 夏休みの様な時、家族、もしくはグループでおでかけのさい、ペットボトルに水をいれて流れを実験するということを勧めます。分水嶺を探してみませんか!

2016年7月17日 (日)

おじいちゃん、おぼえてる?

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「おじいちゃん、おぼえてる?」
文フィル・カミングス
絵オーウェン・スワン
訳福本友美子
光村教育図書 本体1400円

ジョージはおとうさんとおじいちゃんを訪ねていきました。おじいちゃんはほんとうのことをいうとちょっととんちんかんでジョージのことが良く解らないようです。”ねぇ、おじいちゃん ジョージのことおぼえてる?”と聞いてしまいます。おぼえているというけれどおじいちゃんのおぼえているのは弟のことやおかあさんのことばかりのようです。
 大好きなおじいちゃんがだんだんジョージのことも忘れてしまうようで心配です。昔一緒に新聞紙でカブトをつくったことを思い出してつくってみんなと遊びます。風がカブトを持っていってしまいますがまたつくろうとおじいちゃんに言います。読んでいる私=おとなにはもしかしたらもうつくることもできないことを知ってしまいますが、けれどそれは悲しいことではない。”あぁ、つくりかた、ちゃんとおぼえているよ”ちょっとユーモアのあるおじいちゃんの言葉です。”ジョージ、ちゃんとおぼえているよ、お前の事もいっしょに遊んだ事も”愛するジョージの不安に答えます。柔らかい鉛筆画で描かれている絵本です。

2016年7月15日 (金)

ゆうだちのまち

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「ゆうだちのまち」
杉田比呂美
アリス館 本体1300円


ゆきちゃんはお父さんと買い物にでかけました。今日はとても暑い日、空はどこまでも真っ青でした。日陰は少し涼しい、買い物をしていると前にはかげがみえたのにどうしてか影がみえなくなってしまいました。そして、空には黒い雲がでてきて、あっ!ぽつん。雨だ!だんだんぽつんは大きくなって、雨宿りをすることにしました。街のようすが描かれています。そして、すっと雨がやみました。
 昨日の午後、今日の昼頃と千葉はものすごく雨が降りました。この雨は夕立とはいわないようですが、天気予報はあたりました。もう今は降っていません。今は梅雨時なので豪雨、けれど夕立のように一時凄い降りでした。雷の暴れたところも(市原の方)あったようです。
 今日で千葉市の学校は夏休みにはいります。元気で事故のない夏休みでありますように!
 最近ブログの更新があまりなく、皆さんに心配をかけています。元気ですが仕事がつっかえてしまいそれに追われて本を読んでいる時間がとれません。もうちょっとたてば、前の生活に戻れるようかとおもっていますが、ちょっと日販の機構がかわるためと、会留府はちょうど8月決算なのでこの機会に少し店のあり方を検討しようとおもっています。楽しいアイデアがありましたらぜひお知らせください。

2016年7月11日 (月)

ながい ながい みち

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「ながいながい みち」
さくフランク・ビバ
やくアサダワタル
やくまきおはるき
バナナブックス 本体1800円

左に海を見ながら、さぁ!出発だ。自転車に乗ってながいながい道を走る。坂をかけあがり下って、トンネルをくぐると橋が見える。いち、に、さん 走る走るながいみちを。いきおいつけすぎてりんごが落ちていたのにぶつかる。ちょっとやすもうか。男の子とおなかの大きなおかあさん。”またね”男の子たちに手を振って、さぁ!スピードをあげよう、もっとはやくもっと・・・もっと速く。あぁ、帰って来たのだ。長い長い道は黄色の道、ぐるぐるまわって、自転車は走る。見返しにはぐるぐるの道が描かれていて、走る道の景色が描かれている。当然ぐるぐるなので左に見えたり、右に見えたり、とてもおもしろい描き方がされています。ページめくりながら走る、走る。ほんとに自転車に乗って走っているような気分だ。物語絵本とちがった楽しさがあります。


2016年7月 9日 (土)

さくよ さくよ

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「さくよ さくよ」
ちいさいかがくのとも 8月号
齋藤槙 さく
福音館書店  本体389円

いま、店ではアサガオを育てています。前にも店の窓が西日があたるので、その防止のために窓がつぶれてしまうけれどポスターなどを貼って防止になるように考えてみた。”そうだ!アサガオを育ててみよう、タネを植えて発芽、そして大きくなってきたので楽しみにしていたけれどいつまでたっても花芽がつかない。どうやら最近取り替えた街灯の光が原因なのではないかということになった。いろいろ調べてみたけれどはっきりわからないままに夏が終ってしまった。今年、また種をもらったこともあって再挑戦、今度は家である程度育ててからということになって、スタッフの家でただいま待機中、芽が伸びつつある。花芽がついてからと楽しみにしている。この絵本はいろいろの花たちの開花の様子が描かれている。ゆっくり咲く、開く花もあれば、はじけるように咲く花もある。
 咲くようすについてはもうひとつ思い出がある。昔実家でその頃母はほとんど歩く事ができなくなった夏、朝早く車椅子にのせて道一つ隔たった所にあるお堀に散歩に行くのをすすめた。娘の私にはなぜかうん!と言わなかった母が父とは行くと言う。ちょっとプリプリと怒ってみたものの、ご機嫌で帰って来た様子を聞くと”ハスの花が開くときの音を聞いた”という。父には聞こえなかったとのこと。少したって私も聞きに行ってみたけれど、確かに音がしたとはいえない、良くわからなかった。それから母は入院、再び家に帰ってくる事なく1年半たった真冬の雪がたくさん積もった朝母は旅立った。お葬式の日母の顔を見ていたらあのハスの花が開いた時母が聞いたといったかすかな音が聞こえた。外にはしんしんと雪が降っていた。両親のいなくなった実家は取り壊して、夏お墓参りにいくだけになってしまった。その後早朝お堀に行ってみるけれど、ハスの花が開くときの音は聞く事がない。

2016年7月 7日 (木)

ケロリンピック

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「ケロリンピック」
こどものとも8月号
大原悦子 文
古川裕子 絵
福音館書店 本体389円

今日はともかく暑かった。日販に行ったのだけれど、スカイツリーの下の道を10分強歩いて、着いたときはなんだか頭がチリチリしていた。こんなに暑いとかえるたちはどうしているのだろうか。ちなみに同じ両生類の我が家のいもりたちは、食欲はあるけれど心なしか水槽のなかで”暑いなぁ”といっている風情だ。
この本のカエルたちはカエルのオリンピックで元気!ともかくたくさんのカエルが画面いっぱいに動き回っているので、おまけに天のかみさままで勘違いとはいえ参加、おおさわぎ。コオロギクッキーのごほうびがでてきたのでますますおおはりきり、一体どうなったでしょうか。だれが優勝?がんばれ!カエルたち!!


2016年7月 6日 (水)

たべたのだーれだ?

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「たべたのだーれだ?」
こどものとも0・1・2 8月号
たむらしげる 
福音館書店 本体389円

かじられたどんぐりからだれかさんの顔が見えています。”たべたのだーれだ?”ページをめくるとチーズ<チーズを たべたの だーれだ?”ねずみ”と子どもたちの元気な声が聞こえてきそうです。そしてページをめくるとねずみの家族がはしってきてみんなでチーズをかじります。つぎは<はっぱ>はっぱは穴があいて誰かさんの顔がのぞいています。次々とめくりながらあてっこする、幼い子どもの楽しさいっぱいのあなあき絵本です。とても色がきれいです。折り込みによると作者は子どもの頃、穴あきの5円玉をのぞいて楽しんだとのこと、いったい何を見ていたのでしょうか。穴があるとのぞいて見たくなります。穴のむこうにはいったいなにがあるのでしょうか。できればちょっとわくわくするようなことが見えないかな!

2016年7月 3日 (日)

ペットのきんぎょがおならをしたら

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「ペットのきんぎょがおならをしたら」
マイケル・ローゼン作
トニー・ロス絵
ないとうふみこ訳
徳間書店 本体1200円

エルビーは子犬がほしい、ママにねだるとママは簡単にYes!でも買ってきたのは子犬でなく金魚、エルビーはいつまでもグズグズいう子ではありません。金魚を世界一すてきな金魚にしようとおもいます。というのは金魚(フワフワという名前をつけました)にびっくりするような力があることがわかったからです。
フワフワはエルビーが”いち”というとおしりから泡をひとつ=おならですよね。3と書かれた紙をみせると3つ泡をぷくぷくぷく。エルビーがいろいろと教えるとフワフワはちゃんと希望どおり泡=おならで答えるのでした。音楽だって大丈夫、おならで演奏します。ある日テレビの「びっくりコンサート」に出てみごと優勝します。でも事件がおこります。
 下ねたの話は子どもたち大好きです。しかもナンセンス、1ページに絵が大きく描かれていて、短いセンテンスの文が書かれていてとても読みやすい、普通の単行本の大きさなのであまり自分で本を読む事が苦手の子どもでも手に出しやすい編集になっています。画家はナンセンス絵本などにもたくさん本をだしています。日本でいうと長新太のようなおもむきがあります。それにしてもおならをする金魚、私も会ってみたいな!
 

2016年7月 2日 (土)

ぞうきばやしの すもうたいかい

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「ぞうきばやしのすもうたいかい」
広野多珂子 廣野研一 絵
福音館書店 本体900円


まだ、7月になったばかりなので、梅雨の真っ盛りです。近年の梅雨はしとしとというよりゲリラ豪雨、また、暑さも半端ではない感じです。でもやはり初夏、クロアゲハをみたり、アキアカネをみかけたり、そのわりには千葉高校の竹薮ではホォーホケキョ!と鳴き声が聞こえます。鳥は姿を見るのがちょっと難しかったり、声をたよりにキョロキョロします。
 もう少しすると夏の王者が見られるようになるでしょうか?なんといっても夏の昆虫の王者のカブトムシこの絵本はそのカブトムシも含めて森のなかの昆虫たちの「相撲大会」がはじまっています。森の木々の間ちょっとひらけたところの切り株が土俵です。いちばんはじめはカナブンとタマムシ。次はダンゴムシとカマキリ、どっちが勝った?その勝負も気になるけれど虫たちの取り合わせは本のうえでしかできません。オサムシとカメムシはお互い相手のくさいオナラでひっくりかえって勝負はひきわけです。
 絵が昆虫の姿だけでなく色から艶までしっかり描かれていてうれしくなりました。売っているのだけでなく、目で確かめ触って見よう。最後にはカミキリムシとセミ、あれ!セミはおしっこをして飛んでいってしまいます。どっちが勝ったのかな?!

ソーニャのめんどり

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「ソーニャのめんどり」
フィービー・ウォール作
なかがわちひろ・訳
くもん出版 本体1400円


ソーニャにおとうさんがふわふわのひよこを3羽渡して”ひとりでせわをしてみるかい?”ソーニャは大切にせわをします。えさをやる、きれいにする、寒くないようにする、ありとあらゆることをします。ただせわをするだけでなくだいじに思う事も必要です。ソーニャにとってだいじに思うということはおかあさんになってあげることでした。ひよこは大きくなりました。みんなめすでした。ある日なかの一羽がたまごを生んでくれてソニャーがもらいました。ところがある夜小屋に鍵をかけたはずなのにキツネが穴を見つけて一羽とって行ってしまったのです。嘆き悲しむソーニャにお父さんがソーニャを抱きしめて話をしてくれます。”どうしてキツネがソニャーのキツネをとっていったのかな?
 他の生命をもらって生きていくことの不条理さと悲しみを知ったソーニャに父親が話をする場面に心うたれます。静かに語る父親、キツネが巣のなかで子ギツネを抱いて育てているようす、作者が育った環境を背景に生命力があふれている自然の描き方、それにソーニャの母親は白人のようです。
 ある日卵がわれてちいさなヒヨコが産まれます。ソーニャは約束します。”わたしがおかあさんになってあげるね”と。

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    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山