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2016年1月11日 (月)

おしゃれなクララとおばあちゃんのぼうし

Photo
「おしゃれなクララとおばあちゃんのぼうし」
エイミー・デ・ラ・ヘイ文
エミリー・サットン絵
たかおゆうこ訳
徳間書店 本体1500円



クララはおばあちゃんが残してくれたぼうしを大切にしています。おばあちゃんはぼうしやさんだったのです。クララもお人形の洋服をつくったりするときにおばあちゃんのぼうしをかぶります。そうすると上手にいくからです。ところがある日おにいちゃんのオリバーが部屋に入って来ておばあちゃんのぼうしをやぶいてしまいます。おかあさんはクララをなぐさめて外の行きたい所へ連れて行ってくれるといいました。”今日はすてきなぼうしの日にしたいの”とクララがいったので”ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に行こう、そこにはすてきなぼうしがあるから”もちろんクララは賛成です。ぼうしがたくさんある博物館ならきっとおばあちゃんのぼうしを直してくれる人がいると思ったクララはないしょにそっとおばあちゃんのぼうしをリックにいれました。
 この絵本は日本では翻訳されている絵本「めにみえないびせいぶつのせかい(ゴブリン書房)」「クリスマスの木(BL出版)についで3冊目になります。前作同様細密のとてもきれいな絵本です。しかも舞台が博物館なのでお城のような建物から、なかに展示されているようす、もちろんたくさんのぼうしの部屋の様子が描かれていますが、3人でお茶を飲む博物館のすてきなカフェまで、おまけにクララとオリバーが見た夢のなかまで、丹念に描かれているものたち、人の様子、博物館の職員(イギリスなので黒人もいます)これこそ絵本です。その意味では絵本と博物館はにたもの同士なのかもしれません。
 町並みにしっかり前を向いて歩いているクララもおにいちゃんもよい子ですが、それをしっかりサポートするおとなたちもすてきです。

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