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2015年12月25日 (金)

ふたばからのおたより -12月―

      
          クリスマスツリーのこと
 
 ずーっと昔、新聞の日曜版に小さなコラムがあって、毎週切り抜いて集めていた記憶がある。一冊の本、一人の詩人・・、中原中也も八木重吉も梶井基次郎もそのコラムを通して親しくなった。アンデルセンの「マッチ売りの少女」が取り上げられたのは、やはり12月だったろうか。岩波文庫からアンデルセン童話集が刊行され始めた頃、戦争は次第に激しくなり、若者たちは、この文庫本をリュックの底に忍ばせて戦場に赴いた、という。マッチを擦り一瞬の幻を求める少女の姿に、童話集の次の刊を待ちわびながら戦地に行かねばならぬ自分たちの姿を重ね合わせて・・・。そんな文章だったと思う。
先日、所属する語りの勉強会で、久しぶりに「マッチ売りの少女」を語った。そうして何故か、このコラムのことも思い出した。炎に手をかざす少女の挿絵もろとも思い出した。お話の中で、クリスマスツリーの場面が一番好きだ。何千というろうそくが緑の枝に点る、あの大きな美しいクリスマスツリーの場面が一番好きだ。
 人生の中にはいくつか、忘れられないクリスマスツリーがある。うちは金持ちではなかったが、柄にもなくどこかハイカラなところがあり、公務員宿舎の狭い庭にあったモミの木を、毎年クリスマスの時期は家に入れて飾っていたように思う。外食など嫌いな父だったが、年に一回、クリスマス前に新宿の中村屋に家族で出かけた。そうしてたいてい、カレーライスを食べた。
 父が亡くなった時、通夜の席で、お弟子さんの一人が弔辞を述べた。父は寡黙で不器用な数学者だったから、お弟子さんもけっして多くはなかった。弔辞の中で、その方は言った。「先生の論文は、本当に美しかった。数式と数式が瞬いて、まるで暗闇の中のクリスマスツリーのようだった。」と。
 いつからか父に対する葛藤に思春期のエネルギーのほとんどをすり減らしてきたような娘だった。でも、なのか、だから、なのかわからない。そのクリスマスツリーは、絶対に手の届かないところで今も輝く。ちょっとつらい。そして、愛おしい。

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  写真は、これから行く保育所のおはなし会での子どもたちへのプレゼント。「ちょろりんのすてきなセーター」も読むので、何か手触りの温かなプレゼントがいいなあ、と相談して決めました。大変でも楽しいです。そうして、午後は、ふたばのクリスマス会です。                      (の)

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12月の営業とお休み

  • 12月のお休みは28日までありません。
    *お休み 28日午後から1月4日まで *営業時間 10:30〜6:00 日曜日は1:30〜6:00

お仲間にどうぞ

  • 冬のおはなし会
    赤ちゃんからお年寄りまで、絵本を読んだりお話を聞いたり、さあ!はじまり・・・はじまり
  • 12月の定例会
    すべての集まりの定例会はお休みです
  • ー元気になる集まりいろいろー1月の予定
    *よいこ連盟(保育士・なろうとする人)12日(金)7:00〜                   *Y・Aの会 読書会(どなたでも)11日7:00〜 「とりあげる本 わたしを離さないで」     *学ぼう語ろう〜15日1:30〜「母の友1月号を読む(どなたでも) *絵本の会  19日7:00〜(誰でも)             *グループ放課後 読書会(公共図書館司書・その他)17日(水)7:00〜             *ボランティア講座 非公開 22日(月)10:00〜         *憲法カフェ30日(火)「沖縄は今」 28日(火)7:00〜(事前参加申し込み受付)        *羊毛チクチクの会 未定(事前参加申し込み受付)                                                                                                                         

できることから

これからの会

  • 子どもと本これからの会
    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山