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2015年12月 2日 (水)

クリスマスイヴの木

 今年はクリスマスの新刊絵本が少ない、経済状況が厳しいので出版社もお客様も慎重です。でも、そのなかで子どもたちにサンタクロースになって本を贈ろうとするお客様で店は賑やかになります。これから既に出版されている絵本も含めてクリスマスや冬の絵本を紹介します。
 最初に新刊です。表紙の男の子を見て今年の全国読書感想文コンクールになった本を思い出した人がいると思います。サットンのとてもきれいな絵本です。

Photo_2
「クリスマスイヴの木」
デリア・ハディ/文
エミリー・サットン/絵
三原泉/訳
BL出版 本体1600円


小さなモミの木は大きなモミの木がクリスマス用に街に運ばれた時にいっしょにくっついて花屋さんにきたのですが、誰も目に留めてくれなくて捨てられそうになります。けれどたったひとりホームレスのような貧しい男の子が欲しいと言ってくれます。男の子はもらうことができた小さなもみの木を自分のダンボールの家の側におきます。通行人がお金をくれました。男の子はそれでお腹がすいていたのですが食べ物を買わないでキャンドルとマッチを買ってもみの木に飾りました。橋の下でねむる人たちが集まって来て、バイオリンひきのおじいさんが奏でる音楽に耳をかしました。人はどんどん増えてみんなでクリスマスの歌をうたいます。とても素敵なクリスマスの夜です。何日が過ぎました。男の子は他所に引越していき、小さなもみの木は燃やされそうになります。でも道路掃除のおじいさんがまだ少し緑の枝が残っているのを見て公園の一角に植えてくれました。もみの木はいまでは大きくなって、みんなの憩いの場所になりました。
 クリスマスの夜も含め、たくさんの描き込みのある絵本です。あつまってきた人もいろいろな人種の人がいます。見開きいっぱいに<クリスマスイヴ★それはきせきがおこるよる>と書かれた橋のうえの街の様子、おじいさんが枯れかけたモミの木を植える雪の公園にはだれもいません。でも次のページでは大きくなったもみの木の側で集う人々、春です。最後のページのモミの木の側に子どもたちと佇むのはあの男の子でしょうか。<こんなふうになるとはね>とモミの木は次の春をまちます。


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