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2015年11月11日 (水)

長谷川集平の絵本

長谷川集平の新刊がだされました。
Photo
「あなに」
長谷川集平
解放出版社 本体1600円


オビに1976年に出版された「あな」谷川俊太郎・和田誠へのオマージユでもあるとかかれている。ひろしはしろうを誘い日曜日の朝キャッチボールにでかけた。いろいろな人がふたりの側をとおって、いろいろな事を聞いていく。しろうは転校生で福島からここへ繋がった。答えながらふたりはボールを投げあっている。キャッチボールをしながら、おたがいの距離をはかりながら関係を深めていく。そして、穴から出て覗き込む。穴は深くて暗い。穴に落ちたボール、次の日に穴はうめられていた。ふたりはこの穴にはぼくたちのたいせつなものが埋められているとおもう。
「あな」谷川俊太郎 作 和田誠 画福音館書店刊ではひたすらひとりで穴を掘っていく少年だった。穴のそこでしばらく静かにひとりで。
Photo_4
(クリックしてください)
「天使がいっぱい」
長谷川集平
光村教育図書 本体1300円
 これもまた、オビに描かれていたのだけれど”天使がいつもみまもってくれる”なんとなく不安、なんとなく学校にいきたくない、かといって家に隠ってもいられない、うさぎのようにどこかへ跳ねていってしまいたい。おばちゃんに誘われ雪の中でエンゼルをつくる。ニューヨークでは子どもたちが雪のなかにエンジェルをつくるとおばちゃんはいう。だから”たくさんの天使がいつも見守ってくれるのだよ”と。
 すこしずつ他とのかかわりをつくってく子どもたち。天使が静かにみまもってくれるのだ。テロ、震災、原発。でも、たくさんの天使が子どもたちを励まし続けていくだろう。作者はかわらず思春期の子どもたちの気持ちを描くのでは一番の描き手かもしれない。


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