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2015年10月11日 (日)

まつぼっくり

Photo
「まつぼっくり」
かがくのとも11月号
菅原久夫 ぶん
大島加奈子 え
福音館書店 本体389円


この間まで暑い暑いといっていたのにすっかり秋になってしまいました。秋は実りの秋といわれているだけに収穫の季節です。植物ではもいだり刈り取ったり掘ったりするものもたくさんありますが、風に吹かれて落ちるものもたくさんあって、それらは拾って収穫します。この絵本のまつぼっくりもそのひとつです。まつぼっくりを人は食べませんが、松に関する食べ物、有名なのはきのこ、松茸です。千葉は海の県なのでこの絵本の舞台のように海辺には松林が続いていました。”いました”というのは開発ですっかりなくなっているところも多いからです。現代の千葉市の海側は埋め立てられて高層のマンションなどが立ち並んでいますが、以前の国道添えには松林がひろがっていました。海の側の松林は防砂林の役目もします。少し前にはその松林越しに結核の療養所や病院があったのも良く見られる風景でした。
 いま、拾うものの一番は栗でしょう。食べたりしませんが松ぼっくりも拾います。今ではもっぱら飾りものに使います。あんまり開いていないものをレンジでチンとするときれいに開きます。カラースプレーで色をつけてビーズなどのキラキラしたものをちょっとのせるとかわいいクリスマスツリーができます。
 ところで一番おなじみのこの絵本で描かれているクロマツの松ぼっくりが春の受粉から種をつくるのに1年半かかること、風に吹かれて種を飛ばし、そして地面に落ちます。種はあまり見た事がなく、このこともこの絵本で知りました。これは本には書いてありませんが落ちたまつぼっくりがかわくと良く燃えます。
 いま、ギンナンがたくさん落ちています。落ち葉もきれいです。それから少し寒い風が吹く様になるとたくさんのまつぼっくりを拾う事ができます。
 この絵本の松は良く描かれていて、まつぼっくりはもちろんのこと、松のツンツンした感じまでも良く描かれています。

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