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2015年9月22日 (火)

いっぽんの木のそばで

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「いっぽんの木のそばで」
G.ブライアン.カラス作
いしづちひろ 訳
BL出版 本体1700円



この絵本の主人公は一本のオークの木です。ある日男の子がどんぐりを土の中に埋めました。やがて陽と空気にふれて芽は大きくなりました。1775年のことです。毎年オークは大きくなっていきました。男の子は青年になって家族で引越していきました。その後住んだ農夫たちがあたりを切り開いていったのですが、このオークの木だけはそのまま残りました。1825年には大雪が降ってオークの枝は折れてしまったのですが元気に大きく成長していきました。木だけではありません、まわりには人が増え、家も建って街もどんどん大きくなってきました。こうやって一本のオークの木をめぐって、そこで生きて来たきた人たちの様子が描かれています。
 男の子がどんぐりを埋めて、オークの木がうまれ200年がたちました。ある日大嵐がやってきた日にオークはまっぷたつに裂けてしまいます。2000年のことです。街の人はオークを細かくきざんで、家具をつくったり、薪になったり、さいごには肥料になりました。でも、見てごらん。小さな芽が切り株の側から顔をのぞかせています。
 いま、どんぐりがたくさん落ちています。近くの学校は工事をしているので、いつもならたくさん拾えるのですが、今年はひろえません。でも、公園などでたくさん落ちています。どんぐりにはいろいろの種類がありますが、木として有用だけでなく、遊びに使ったり、染め物に使ったり、もちろん種類によっては食べられます。昔は飢饉のときの非常食にするために蓄えていた所もあります。 
 一本のオークの一生が時間をおって描かれています。下のほうにそのオークの木のまわりの様子を知るために年代が描かれています。今は2015年、15年たったオークはどんなに大きくなっていることでしょう。

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