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2015年8月25日 (火)

シルヴィーどうぶつえんへいく

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「シルヴィーどうぶつえんへいく」
ジョン・バーニンガムさく/
たにかわしゅんたろう やく
BL出版 本体1500円

ついおとなたちは幼い子どもは元気でみんなと遊ぶことというイメージを常にもっています。だからひとりでいるととても心配します。いじめられているのではないかなどと心配を先取りしてしまうこともあります。なぜか、ひとりでいることは悪い事のように心配してしまいます。シルヴィーはあるばん寝室のかべにドアーがあるのに気がつきます。そっとあけてみると階段があって下に続いています。降りていってみるとまた、ドアーがあり開けてみるとなんとそこは動物園、いろいろな動物がいました。シルヴィーは毎晩一ぴきずつ動物を連れ出して、一緒にねます。みんながきたがるけれどだめな動物もいます。大きいのはだめ、ペンギンのように水のなかがうれしいのもだめ、もちろん盗みをするもの、匂いが強いもの、あんまりうるさくできない、次の日は学校へいかなければならないので動物たちが勝手にさわいでほしくない、ドアがちゃんと閉まっていないといけない。ある日おかあさんに見つかりそうになったけれど、今のところちゃんとドアを閉めておきさえすれば大丈夫です。
 子どもの孤独、作者はいつもおとなの意のままにはならない、ひそかにおとなに反抗している子ども、そして、けれど自分の意のままに出来るものがいて、そのものたちと行きあえるドアーを知っている子どもを描きます。わたしだけのひみつのドアーを持っているのです。センダックの絵本「かいじゅうたちのいるところ」も子どもの怒りや孤独を描いているのですが、主人公マックスはかいじゅたちの王さまになり、最後には家というかママが恋しくなり帰ることにします。一方この絵本のシルヴィーは自分のやりかたで成長していくので、ママのところへ帰って行く事はしません。
 ところでUPしたブログの中の表紙の色が違っています。みどりがかっていて、ちょっとびっくりしてしまいました。実際の絵本の色はもっと澄んだ青色です。

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