募金にご協力ください。

  • 募金にご協力ください
    いつもアジアの子どもたちに絵本を贈る運動に会留府も参加している団体。公益社団法人シャンティ国際ボランティア会へ。http://www.sva.or.jp *郵便振替口座 00170-8-397994 口座名 SVA緊急救援募金 東日本大震災募金」と記入 (青い用紙が郵便局にあります)一口1000円から  みんなの小さな気持ちを!!

キボウのカケラ

クリック募金

« シルヴィーどうぶつえんへいく | トップページ | 海とイルカと家族 »

2015年8月26日 (水)

ふたばからのおたより -8月―

       
           
             夜の子どもたち

 ずっと昔のこと、遅い電車で小さな子を連れた親子を見かけたことがある。昼間なら多分やんちゃだろう男の子が、夜の電車の中では妙に心細げで頼りなく、存在のはかなさを感じたことを、何故だろう、今でもぼんやり覚えている。
 いつ頃からかな、子どもが塾に行くのが当たり前になって、外灯の下で談笑しながらお菓子を頬張る小学生の姿が珍しくなくなり、家族で食卓を囲む光景の方が特別なものになっていった気がする。携帯やラインで繋がっている今は、もう私の想像も届かない世界になってしまったように感じる時もある。
 やはりずい分前、養護施設を出た子どもたちの寮で働いていた時、中学3年生の小さな男の子を預かったことがある。施設の中でいじめにあい逃げ出して、夜草むらに潜んでいたところを警察に見つかって保護された。施設には絶対戻りたくないと言っている。就労見習いということで寮に入れてほしいという依頼だった。何を聞いても「別に」とぼそっと答える大人しい醒めた子で、子猫のようだった。それから何年もして、わが子が同じ14歳になった時、ふいに、その時のその子をことを生々しく思い出した。14歳って、こんなにも幼かったんだ。もう帰る場所がないと思い詰めて、草むらに身を隠す夜は、どんなにどんなに怖かったろうか、と。
 実は、私にも一度、もう帰れないと思い街を歩きまわった高校生の日があった。優等生だった階段が音をたてて崩れるのを感じ、そんな日々のある日、学校に行かずに海を見に行った。電車に乗って街に戻った。夜になって、今夜帰れるところがないという思いは、あまりに心細く、怖くて押しつぶされそうだった。結局、私は交番に飛び込んだ。途中は忘れたが、夜遅く自分の布団に潜り込んだ時の安堵感だけは忘れられない。どんなに甘ちゃんでみじめでみっともなくとも、帰れる場所に帰ったという、あの温かさは忘れられない。
 夜は、子どもが一人で対峙するには、あまりに深くて怖い。それは、どんな時代でも変わらないのではないか、そんなことを今思う。
P1010027
 大学時代の友人と甲府に行ってきました。友人たちは古い温泉宿に泊まりましたが、私は日帰りでした。1日1本、松本方面から千葉まで直通の特急あずさが走っています。
(写真は、その特急券)甲府の県立文学館では「芥川龍之介の夏休み」という特別展をやっていて、小学生時代の夏休み宿題の日記なども見てきました。   (の)

« シルヴィーどうぶつえんへいく | トップページ | 海とイルカと家族 »

コラム」カテゴリの記事

コメント

>どんなに甘ちゃんでみじめでみっともなくとも、帰れる場所に帰ったという、あの温かさは忘れられない。

涙が出ました。

帰る場所があるということ。

身体は成長しても、心にはまだまだ幼い部分が残り。
葛藤しながら、反発と甘えの間を行ったり来たり、揺れている時期なのでしょうか。

ぶつかりながらも、子どものありのままを両手で受け止めたい。
15歳のわが子を見て、改めて思う母でした。

コメントありがとうございました。痛ましい事件がおきると一部の人たちは親等の責任を言いたてます。そのことがまた、子どもたちをどんなに孤立させていくか、人々を無力感にするかの方が気になります。帰る場所があること、それを壊すものに、そして自分の無力に腹がたちます。腹をたつことを忘れないようにしたいと思います。(の)さんにもコメントお伝えします。

コメントありがとうございました。仕事が忙しくてパソコンをチェックできず、返信が遅くなりました。ただただ「今」しかない時ってあるな、と、みやこさんのコメントを見て思い出しました。こうあるべき、とか、立派な意見より何でもない人の言葉が身に沁みる時もある。それは、親も子どもも同じだと感じます。昔ね、高校生だった長男が1年くらい言葉を発しなかったことがありました。本人は意識してなかったかもしれませんが。1年くらいして、本当に何でもない一言を口にした。嬉しかったあ。何でもない言葉が親も子も育てていく時がある気がします。だからこそ、みやこさん、「今」を大切にしてくださいね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« シルヴィーどうぶつえんへいく | トップページ | 海とイルカと家族 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

8月の営業とお休み

  • 8月のお休み
    ご希望の時は前日までご連絡ください。お休みのときでもご希望の時間に合わせることができます      *8月は不定期です/お休み・13日(日)・14日(月)・ 15(火)19(土)/30(水)31(木)は棚卸し    *5日(土)6日(日)20(日)26(土)27(日)は1:00〜6:00         *28日(月)29日(火)は10:30〜6:00                   *その他は夏時間1:00〜7:00               

お仲間にどうぞ

  • ー元気になる集まりいろいろー
       8月・9月の予定          *グループ学ぼう・話そう 定例会第1月曜日9月は未定           *ボランティア講座 定例会9月25日(月)10:00〜             *憲法カフェ臨時8月29日(火)ミニ講演会マイナンバーと個人情報(図書利用カードをめぐって)講師白石孝さん 誰でも・予約制          *グループ放課後(公共図書員・関係のある人) 定例会9月20日(水)7:00〜読書会              *YAの本を読む会+のんき〜ず学校図書館司書  定例会9月14日(木)7:00〜読書会          *よいこ連盟・絵本の会(保育士たち)定例会9月8日(金)7:00〜    *絵本の会9月15日(金)7:00〜おとなの絵本の魅力            *羊毛ちくちくの会8月17日(木)10:30〜制作                                                                                                           

これからの会

  • 子どもと本これからの会
    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山   

できることから

無料ブログはココログ