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2015年6月13日 (土)

いわな

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「いわな」
ーやまおくに すむ さかな
かがくのとも7月号
横内陽さく
福音館書店 本体389円


久しぶりに聞いた魚の名前です。「いわな」は山奥に住んでいる魚です。氷河期のときは海と川をいったりきたりしていたようですが、今は移動はしません。河川の上流域・源流に留まっている魚です。
 私が子どもだった頃、父は海釣りと渓流釣りに凝っていて、「いわな」は「やまめ」といっしょにある意味ではとても身近な思い出深い魚です。「いわな」=「イワナ」=「岩魚」でした。この本の表紙の絵のように鮭に似た顔をしています。どちらも体に斑点があって「イワナ」の方が少し冷水に住んでいるとのことです。「ヤマメ」はとても警戒心が強くて人の気配は×です。だから釣るのも難しい、影も見せては絶対だめとのことでした。日曜日や休日、父は始発の汽車に乗って釣りに行きます。前の日は二間の部屋いっぱいに釣り道具を広げて竿を点検したりしていました。もちろん一人で山へいく支度です。たった一度連れて行ってもらった山で釣ったばかりの「イワナ」を味噌を塗って串焼きにして食べたのはいまでも匂いまで良く覚えています。糸魚川の奥へ行っていたようで、後で転勤先の六日町でも休みになると出かけていたようですが、車社会になって山の川が荒らされると怒っていました。家ではぶどうの木がありましたが、それは実を食べるのでなく、なかの虫が父の目的でした。枝が膨らんでいると中に虫がいるので、ニコニコしてナイフで割ってころんとした虫をだしていました。
 ところでこの「かがくのとも」もふくめて小学生の読む本のなかで「魚」や「星」の本がとても少ないので、ある編集者に聞いたところ、なかなか書き手がいないことです。もっと出版されると良いのにと思います。

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