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2015年5月10日 (日)

こんなこえがきこえてきました

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「こんなこえがきこえてきました」
ーかがくのとも6月号ー
佐藤雅彦+ユーフラテス
福音館書店 本体389円


以前このコンビで「中をそうぞうしてみよ」がかがくのともで刊行された時、絵本でこんなことができるというのでびっくりしたことがあります。見えないものを想像してみる、年齢を越えて好評な絵本です。今度は聞く(音)で挑戦してみます。広い交差点、一見たくさんな人がばらばらにいます。でも良く見ると、そして、注意深く絵を見るとつながりのある会話が聞こえて来ます。例えば最初は待ち合わせ、うまく会えない、「ポスト」の前でとの約束は混乱しています。ポストは2カ所あったのです。そう言えば携帯が出始めた頃、やはり交差点で信号が変わるのを待っていた私に声が聞こえました。えっ?と振り向いてみると、私に話しかけられたのではなく、男の人が携帯で話していたのです。なんだか腹立たしくおもいました。いまでは日常良くあることなので慣れました。でも、この交差点のようにたくさん人がいるのに、なんだかみんなバラバラ、でも、不思議です。言葉が人を繋ぎます。近年は携帯で遠近関係なくなりました。そして、近くなのに携帯でしか話さない、これは良く聞くことです。同じ家のなかで、携帯で話し合うとか、たとえば実に単純な”ごはんよ〜”ということすら携帯をつかうとか、そうなると家、学校、広場など、たくさんの人がいるところ人々は孤独です。世の中が便利になればなるほど、もう一度言葉の復権を考えなければならない、この絵本を読みながらそんなことを感じました。

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