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2015年5月13日 (水)

そらがおちてくるんです

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「そらがおちてくるんです」
 スリランカの昔話より
ーこどものとも年中向きー
プンニャ・クマーリ再話・絵
福音館書店 本体389円


うさぎってどうしてこうあわてんぼうなのでしょう。やし木の下で昼寝をしていたうさぎは空から何か落ちてきた音がして、あわてて”空が落ちてきた!”と飛び跳ねます。出会ったかめが”どうしてそんなに飛び跳ねているの”と聴きます。”空が落ちてきた””それはたいへん、ぼくをおんぶして”といいます。うさぎはかめを背中に乗せて走ります。次にしかに会います。しかも聞くとそれはたいへんといっしょに走ります。次から次から動物たちに会いますが、みんな”たいへん!”と。最後にらいおんのおうさまに出会って、らいおんのおうさまはそれを聞くと”ゴルゴルゴル”と笑います。
 動物の世界だけではなく人間の世界にもありそうな話です。この昔話はスリランカ仏教説話のジャータカ物語のひとつ、それを作者が解釈して絵本にしたとのこと頷けます。作者の描いている素朴な絵がユーモアいっぱい、あわてんぼうさぎだけでなく、登場する動物たちのようすが良く描かれています。ときどきあわてん坊になってしまう自分自身のことを思って戒めるというより、”あはは”と愉快な気持ちになりました。

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