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2015年4月 6日 (月)

おひめさまは ねむりたくないけれど

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「おひめさまは ねむりたくないけれど」
メアリー・ルージュさく
パメラ・ザガレンスキーえ
浜崎絵梨 訳
そうえん社 本体1400円


この絵本はねむれないというかねむりたくないおひめさまの物語です。おとなはなにかあってなかなかねむれないということがありますが、子どもで不眠症というのはほとんどありません。ねむりたくない子どもの最たる絵本は「おやすみなさいフランシス」でが、フランシスはもっとおきていたい、なんだかんだと理由をつけて両親の間に割って入ります。両親はいつでもしっかり(しかるのでなく)ダメ!といいます。そのくりかえしにやっとあきらめて寝ることにします。一方このおひめさまはやっぱり眠りたくない、理由は?王さまやお妃が諭します。”みんなねますよ”と。おひめさまは聞きます。ペットの犬、ソファでいい気持ちで寝ています。次はやっぱりペットのネコ、コウモリ、クジラ・・・ひとつひとつ、王さまもお妃も”みんなねむるのよ”と言い聞かせます。”トラはぐっすりぐっすりねるから強い”とこんどはおひめさまから言い出します。王さまもお妃もここぞとばかり”ねましょう”とおひめさまをベットにいれて出ていってしまいます。フランシスの物語はともかく子どもらしい理屈をつけてなんとか親の間に割り込もうとしますし、その理屈はとてもわかりやすい。この絵本はねむりたくない理由がはっきりでてこない、それはこの絵本の絵に良く描かれています。こどもの世界というより自分に対しての不安をおぼえだす、1+1がかならずしも2にならないことを知った、少し成長した子どもが抱えている心の表現のように思います。描かれているシュールな絵、お妃が手にしているのは星の王子さまの本です。お姫さまは聞きます。”ねえ、せかいじゆうのみんながねるの?ねなければ強くなれないの!月が答えてくれます。”そうだよ、だいじょうぶゆっくりおねむり”と。

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