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2015年4月26日 (日)

ふたばからのおたより -4月―

        

             小さな本屋さん

 職場まで自転車で通う。途中の坂道で、保育園や幼稚園の子どもを後ろに乗せたお母さんによく出会う。私も二人の息子を、自転車の前と後ろに乗せ、毎日保育園に通っていた。雨の降る日は、二人に黄色い雨合羽を着せ、週はじめは昼寝用のシーツやパジャマを洗って持たせるから、黒いビニール袋に入れてそれぞれに抱え込ませ、びしょ濡れになって自転車をこいでいたら、全然知らない方から「頑張って!」と声かけられたこともあった。
 その頃は、中学を出て働く少年たちの寮で働いていたから、もっと前の独身時代には本当に遅くまで仕事した。帰ってくる子たちを待って食事を温めたり、たわいない話をしたりした後での帰り道、真っ暗な夜の道端に缶コーヒーの自動販売機がジーとかすかな音を立てて突っ立っているのを見て、「ああ、お前もまだ働いてるんだなあ」と妙な親近感を覚えたりもした。
 そんな中井の下宿のそばに小さな本屋さんがあった。立ち読みの人がぶつかりそうなくらい狭い間口で、女の人が一人でやっていたように記憶する。仕事帰りの人が立ち寄って話したりしていたが、私は特に話すでもなく、顔を合わせて会釈するくらいで、それでもぷらりと覗いて時々本を買った。ただそれだけだったけど、その本屋がとても好きだった。ただそこにあるというだけで好きだった。
 何の盾もなく人間の中でもみくっちゃになる生き方は、自分で選んだはずなのだけど、落ち込んでばかり。一人の部屋に帰ると、人の声も聞きたくなくテレビもつけなかった。休みに近くの蕎麦屋で「ざるそば、一つ」と注文しながら、あっ、今日初めて声出したと思うような日々の中で、時おり、その本屋に立ち寄り、もっと時おり、本を買った。あれから何年も何年も経ち、似たような仕事を続けてきたのだが、いつまでたっても成長しきれない、ちっぽけな私がいる。
 会留府さんとは数年前、仕事を通して知り合った。講演会の書籍販売を急に無理にお願いしたのだけど、快く引き受けていただいた。子どもの本の専門店だが、通りの角っこにあって、見落として通り過ぎてしまうくらい小さな本屋さん。そして多分、時代にもみくちゃにされながら、凛とそこにあり続けてくれることに、私はけっこう勇気をもらっている。今年の暮れに40歳の誕生日を迎えるという会留府さんに、何だかそんな小さな本屋さんへの想いを伝えたかった。          

P1010006_2

 写真は庭に咲いた牡丹の花。牡丹と芍薬の違いがいろいろ言われているが、多分牡丹だと思います。このところ忙しくて、何もかまってやれない庭なのに、今年もけなげに咲いてくれました。                       (の)


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12月の営業とお休み

  • 12月のお休みは28日までありません。
    *お休み 28日午後から1月4日まで *営業時間 10:30〜6:00 日曜日は1:30〜6:00

お仲間にどうぞ

  • 冬のおはなし会
    赤ちゃんからお年寄りまで、絵本を読んだりお話を聞いたり、さあ!はじまり・・・はじまり
  • 12月の定例会
    すべての集まりの定例会はお休みです
  • ー元気になる集まりいろいろー1月の予定
    *よいこ連盟(保育士・なろうとする人)12日(金)7:00〜                   *Y・Aの会 読書会(どなたでも)11日7:00〜 「とりあげる本 わたしを離さないで」     *学ぼう語ろう〜15日1:30〜「母の友1月号を読む(どなたでも) *絵本の会  19日7:00〜(誰でも)             *グループ放課後 読書会(公共図書館司書・その他)17日(水)7:00〜             *ボランティア講座 非公開 22日(月)10:00〜         *憲法カフェ30日(火)「沖縄は今」 28日(火)7:00〜(事前参加申し込み受付)        *羊毛チクチクの会 未定(事前参加申し込み受付)                                                                                                                         

できることから

これからの会

  • 子どもと本これからの会
    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山