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2015年4月 7日 (火)

おべんとうをたべたかった おひさまのはなし

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「おべんとうをたべたかった おひさまのはなし」
こどものとも 5月号
本田いづみ 文
伊野孝行 絵
福音館書店 本体389円


空に登ったおひさま、早くから働いてお腹がすいています。なんといっても早春、まだ寒い日が続くと、おひさまの出番です。寒がっているものたちを温めて元気をだしてもらわないとみんな困ってしまいます。
ところで、ある村に住んでいるおじいさんとおばあさん、今日はよい天気なのでおじいさんはタケノコはでているかな?と竹やぶに来てみました。おべんとうの包みを置いて竹やぶにはいっていきました。それをおひさまが空から見ています。”あっ、おべとうだ、おなかすいたな!”とおべんとうをじっと見ました。そうしたら、土がもこっと割れてお弁当をひっかけたタケノコが芽をだしました。”あぁ、おなかすいたな!”おもわずおひさまの口からユダレが、そして、またなんと!タケノコが少し割れてタケノコがでてきました。ついにタケノコは天まで伸びて、ひっかけられたおべんとうがおひさまの真ん前に・・・おひさまは包みを開いてみると、あれ、おおきなおにぎりがはいっていました。おぉ、ちょうど良い、おひさまはぺろりと食べてしまいました。おじいさんははらぺこのまま家に帰りましたが、迎え出たおばあさんはとても喜びました。おじいさんの籠のなかにはおひさまのおかげで芽をだしたたけのこがたくさん入っていたからです。ーめでたしめでたしー
 創作なのですが、広い空と伸びたタケノコとさわさわと音が聞こえるような竹やぶ、お話のおおらかさと絵は昔話のような味わいがあります。空にいるおひさまなので縦開きになっています。今日のようにまた、寒い日には、”おべんとうあげるから、おひさま出てきて!”とつい言いたくなります。

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