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2015年3月17日 (火)

いのちのひろがり

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「いのちのひろがり」
たくさんのふしぎ4月号
中村桂子・文
松岡達英・絵
福音館書店 本体667円


人はどこからきたのでしょう。この本は生命学に誕生の話が描かれています。あなたからー親(両親)ーから祖父母ーへはどこまでもさかのぼっていくと20万年位前、アフリカに生まれた祖先にたどっていきます。それならその人はどこから来たのでしょう。それは38億年前の大むかしの一個の細胞からとなるそうです。たくさんの細胞が集まって一つの個体になりそれが進化していった、命の繋がりです。海で生まれた個体は陸にあがります。植物も同じ、藻が陸で暮らすようになって草・木・野原・林が生まれてそこに動物たちも加わって来ます。けれど順調に地球が育って来たばかりではなく、上陸後5億年の間に5回も大量のいきものが滅びたとのこと、恐竜が滅びたのは隕石の衝突といわれていることなどが描かれています。
 人類の誕生もアフリカです。そこからあちらこちらに散らばっていきます。いきものは滅びたりしましたが、生き延びたものが新しいいのちを繋いでいのちはひろがっていきます。さまざまないきものはすべてあなたと繋がっている、つまりあなたのなかにそのつながりがすべてあるということがいえます。いっけん昆虫も植物も動物も鳥も違うようにみえますが、すべてがあなたがもっているちいさな細胞と繋がっているのです。「作者のことば」ではこんなことが書かれています。「私たち人間は生ものです」ところでみんなひとつの細胞から進化していったわけですが、そこからたくさんの個体に別れていった、こんなに地球上にたくさんのいきものが生まれていったのはどうしてでしょうか。何が分けていったのでしょうか。たとえばこの本のはじめにでてくる蟻と人はどこで別れて蟻と私になったのでしょうか。生命科学って不思議な学問です。
 文も絵もとてもわかりやすく描かれています。そして、お・ま・け!今月の折り込みふろくは「大陸移動マトリョーシカ・・・現代・ジュラ紀・テボン紀・カンブリア紀」四つの地球儀ができます。

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