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2015年3月14日 (土)

黒部の谷のトロッコ電車

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「黒部の谷のトロッコ電車」
横溝英一 文・絵
福音館書店 本体1300円



今日東京ー金沢を結ぶ「北陸新幹線」が開通しました。わたしが子どものとき10年間住んだところがその路線にあります。けれど今までは長野新幹線か上越新幹線をつかっていたので、富山の方との交通はあまりありませんでした。夏、糸魚川や未明の童話の舞台の海へ遊びに行くことはありましたが直江津からはいりました。新幹線は速いのは良いのですが、まわりの風景をとばしてしまうので用事以外にはあまり乗りたいとはおもいませんが、機会をみて黒部の方には行って見たいと思っています。(乗り物酔いのひどいわたしはちょっとひいてしまいますが)
 この本は2003年4月に月刊誌「たくさんのふしぎ」で出てそれが今回ハード版になったものです。私はちょっと行って見たいと思うのはこの本の舞台黒部峡谷、そしてこのトロッコ電車に乗ってみたい、やっぱり秋の紅葉の時がいいですね。でも、北国の春の山もきれいです。トロッコ電車は11月から5月までお休みです。5月になったら乗ってみたい、春は山が笑うといいます。新緑がとてもきれいです。
 この絵本に書かれているのはまだJR北陸本線の時代、黒部峡谷の入り口宇奈月温泉駅についてトロッコ電車に乗り、この電車がどうしてつくられたか、その背景など、そこで働いている人たちのことなどが書かれています。また、映画「黒部の太陽」や「だむのおじさんたち 加古里子著」を見ると、この鉄道がつくられたときのようすなどがわかります。乗るのに「安全の保証はできません」とかかれた切符をもって乗ったとか、たいへんな難工事だったトンネル工事のようすなどがわかります。それはダム=水力発電=エネルギー、日本の近代化の夜明けのことでした。いまは、ここを通っている黒部峡谷鉄道は観光鉄道ですが、それだけではないことも読んで下さい。(今、再び原発の必要性が問われています。)近代化の前に失ったものも多い、失うものも多いことを常に忘れないようにしなければならないと思います。

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