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2015年1月28日 (水)

ふたばからのおたより -1月―

      
         12月のパネル展示 ご報告

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 昨年の話になるが、12月にきぼーるで行った里親制度啓発のパネル展示には思いがけず多くの方々に足を止めていただき、本当に嬉しかった。人数で言うと6日間に600人近い方々、いや、それよりも、当番を決めてスタッフが張り付いたことで、さまざまな方々と直接お話することができ、私たちもたくさんのことを考えさせられた。
 その中で、ある学校関係の方が、展示してある里子さんの作文を読んで声をかけてきてくださった。作文の一部で、学校の授業の中で行われた「自分史作り」に触れていた。名前の由来についてわからないから書けないと言ったら「適当に書けばいいんだよ」と言われたショックと悲しさを書いたものだった。名前は実の親からもらった大切なものだから、適当になんか書けない・・・。展示を見られた方も授業で「自分史作り」や「1/2成人式」に取り組んできたという。これまでの授業を振り返りつつ、迷いながら話しかけてこられたのだった。
 「自分史作り」や「1/2成人式」は、こうした子どもたちを傷つけるからやめてほしいというのではない。逆に一つのきっかけとなり、今身近にいる大人が子どもと一緒になって、その育ちの過程を辿り直す作業ができれば、それは子どもの根となり幹となっていくはずなのだ。こうした作業を大切にしていこうという動きが、今養護の世界では広がりつつある。それが、本来の「自分史作り」や「1/2成人式」の意味ではなかったろうか。
 1月には、大学生たちの前で児童養護施設や里親家庭で育つ子どもたち等について話す機会があった。その中でもこの里子さんの作文を読ませてもらった。ドラマや本の世界でしか知らないという学生が多い中、ただ「遠い世界」「自分と関係ない世界」の知識としてでなく、もっと自身の人生に引き付けて聞いてほしいと思った。学生たちがシーンと耳をそばだてていくのを感じながら読んだ。授業の後の感想では、多くの学生たちが、これまでの人生を振り返ったり、これからの夢を語ったり、まっすぐな率直な言葉が並んでいた。
 まだまだ十分ではないが、「里親って偉いわね」とか「私にはとてもできないわ」でもなく、ふと足を止め、それぞれと繋がったものとして何かを伝えられるようなささやかな展示活動は続けていきたいと思っている。
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 写真は、会場の設置風景。会場内に大きな紙のツリーを3面飾りました。最終日には、こんなにたくさんのメッセージと子どもたちからの願いでいっぱいになりました。                         (の)

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10月の営業とお休み

  • 10月のお休み
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これからの会

  • 子どもと本これからの会
    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山