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2015年1月26日 (月)

あたし、メラハファがほいしな

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「あたし、メラハファがほしいな」
ケリー・クネイン文
ホダー・ハッダーディ絵
こだまともこ訳
光村教育図書 本体1300円


サハラ砂漠がひろがっている国、モーリタニアに住んでいる女の子の話です。女の子はメラハファが欲しくてたまりません。だって、おかあさんのようにきれい、メラハファを着ているセルマねえさんは秘密めいています。街の女の人やいとこやおばあちゃんのメラハファもすてきです。”わたしもほしいな”というとおかあさんは女の子をじっと見つめて頷くとあおいメラハファでつつんでくれました。はじめはきれいになるためにメラハファがあるのではないと言っていたおかあさん、女の子はメラハファがなんのためにあるかわかりました。
 私はイスラム教ののことは何もしりません。ただキリスト教、仏教とならんで3大宗教のひとつということしか、身の回りにイスラム教の人がいないので、ほんのすこしばかりの知識として知っているだけです。だからこの絵本のあとがきにふれているように、むしろメラハファはおしつけられたものとしかわかっていませんでした。でも、それはちょうど木や生き物たちを神として祀る日本人はどんな宗教をもっているのか理解しがたいといわれることと同じかもしれません。いま、不幸なことに世界中でおこっていることは、その理解しがたいことが原因というよりむしろ政治的なことです。資本主義のいきついたところとおもいます。
この女の子が憧れる気持ちがとても色鮮やかなきれいなメラハファに象徴されているように思います。イスラムの神の前に真直ぐに美しくありたいという思い、その文化がゆったりと伝わっていく世界でありたいとおもいます。そのことは決して他の人を抑圧するものではない、もちろん殺傷するものではないと。女の子の弾むような気持ちが描かれている絵本を見ながら思います。

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