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2014年8月 1日 (金)

なぜ戦争はよくないか

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「なぜ戦争はよくないか」
アリス・ウォーカー文
ステファーノ・ヴィタール絵
長田弘 訳
偕成社 本体1200円


八月になると戦争に関した文やメディアでの発言が多くなります。ごたぶんにもれず私もいつもは毎日のことに追われて過ごしてしまい、8月の声を聞くと気持ちがバタバタとします。後ろめたい気持ちになりながらも、それはなんといっても広島・長崎の原爆のことがあるからです。そんなことではいけないと、八月ではなくとも時にふれて考えるようにしてきました。それはおもに原爆をあつかった文学や詩を読む、読み返すことでぶれない気持ちを持ち続けようと思うからです。ところが昨年あたりからちょっと違って来ました。安部総理がつぎつぎと法案を変えていくからです。朝おきると新しい法律ができている、または変えられています。ゆっくり考えたり、解らないことを調べたり、本を読んだりしている時間がありません。なぜこんなに急ぐのか、これはどう考えても戦争の準備をしているとしかおもえません。
 この本はなぜ戦争がいけないのか、悪なのかを丁寧にしっかりと描いています。戦争がたくみに姿をかくしていること、現代はそれらはあらわになっていますが、幼い子どもが殺されたガザのようすは私たちの目の前に戦争がなぜいけないかを見せてくれます。原発の事故は一見戦争と結びついていないように思えますが、普通の人たちの日常を一瞬のうちに破壊してしまったこと、これもまた子どもたちがその負を背負うことになることがはっきりと見せてくれました。
 私たちはもっと「なぜ戦争はよくないのか」と言葉を尽くして言わなければならない、2008年に出版されたこの本をあらためて読みたいと、あなたにも読んで欲しいと思います。

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