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2014年8月 3日 (日)

魔法の読書ノートについて

夏休み前にTVの放映や新聞で千葉市長が贈呈式をしている記事が載ったので記憶にある人も多いと思う。
千葉市が全小学校に配った「魔法の読書ノート」1年生から3年生に配られたので、家庭に子どもたちが持って帰った。夏休みでもありさっそく使っている家庭もあると思われる。夏の長い休みでもあり、家庭学習に力が入り、このノートもそのひとつと思われ、それはそれで意味があることかもしれない。ただ、このノートを見て少なからずの人が疑問をもった。私もじつは見せられたとき”これな〜に?”と思った。私の家にはTVがないので、新聞の記事で知り、どんなものかと1年生の子どもをもっている人に見せてもらった。子どもに読書に関心をもってもらうのに、いろいろの方法があるとおもうけれど、現物を見てこれの発想は一体誰がしたのかと、まず疑問に思ったのは、ノートがおそまつとしかいえない、コクヨのファイルの表紙にどこかの本の表紙のようにアニメの絵が貼ってある。好みの問題だといってしまえばそれきりだけれど。ずっと楽しい絵を描く子どもがいっぱいいるのにそれらを使った方がずっと親しく思うのではないだろうか?もし、私が3年生の男の子だったら気恥ずかしくて抵抗のある絵(キラキラ目の魔女?が魔法の杖をふりまわしている)業者が貼ったとのことだけれどだれが選んだのだろう。
 そして、一番疑問に思ったのは、このノートは学校が関係ない、学校はただ配っただけとのことだ。内容は読んだ本の感想を書いたりシールを貼る、10冊単位でスタンプをもらって、図書館にもっていくとなにかもらえるようになっている。スタンプは市立図書館でしかもらえない(公民館図書室はだめ)一体どれくらいの小学校低学年の子どもが一人で図書館に行かれるのか?家の人が連れて行ってくれるのか?千葉市は子どもが一人で行かれるくらいの図書館が整備されているのだろうか?学校ではだめなのだろうか?このノートは千葉市中央図書館発行、つまり学校は関係ないのだということだ。
 いま、子どもたちの家庭は格差がひどくなっている。読書もごたぶんにもれず、ひどく熱心な家庭があるかとおもえば、まったく関心のない家庭も多い。家庭状況の良い子どもはそれで良い、問題は普通の生活のなかで読書の環境がまったくない子どもたちをどうしたら読書の楽しさを知ってもらうことなのだとおもうけれど、このノートには残念ながらその配慮が感じられない。どうして学校と図書館がいっしょに計画できないのだろうか。
 ある小学校の先生(とても子どもたちに本を読んでやる先生)いわく、学校はこういうことはとっくにしているところが多い。このお金があったら図書館指導員(千葉では学校図書館の司書にあたる人)の配置をもっと増やして欲しい、本の予算も増やしてほしい。ボロな古い本ばかりで。
 もうひとつ、なかに子どもの名前や学校名、なんと血液型(どう関係があるのか?)まで書くベージがあるけれど、個人情報がこんなに騒がれている時代に、どこかに忘れたら・・・。
 ともかく家庭も含めて、いろいろなところが相談しあっての読書指導、図書館も学校も同じ思いを連携してできないものだろうか?

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