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2014年8月24日 (日)

ぼくからみると

Photo
「ぼくからみると」
 高木仁三郎ぶん
 片山健 え
 のら書店 本体1400円


なつやすみのある日のことです。しょうちゃんはひょうたん池に自転車で向いました。ひょうたん池にはよしくんが釣りをしています。よしくんから見ると、池のなかのさかなから見ると、池にいるかいつぶりのおかあさんから見ると・・・ひょうたん池にはたくさんの生きものがいます。最初のページを良く見るとそれらがみんな描かれています。夏雲が空にあり、ひょうたん池は夏の昼の風、光り、暑さ、ムンムンとした夏の昼の池は見方によっても、見る人によっても変わります。1983年福音館書店の月刊誌「かがくのとも」で出されたとき一部の人たちでに話題になった本です。その後作者の予言通りに原発、科学の行き詰まりが問題になっています。物事は決して一面的に見てはならない、特に子どもたちにはできるだけ広く多面的に考えなければならないこと、伝えなければならないことと強く思います。
 今日やっと原画展の最終日に行くことができました。この絵本を見たくて行って来ました。原画は感覚がわかります。ひょうたん池の匂いまで絵からたちあがってきます。
 この絵本と対になるようなやはり「かがくのとも」から出された絵本があります。
Photo_2
「なっちゃんのなつ」
 かがくのとも414号
伊藤比呂美 文
片山健 絵


なっちやんは河原に出かけて行きます。この絵本で描かれているのは自然との共生だとおもいますが、これもまた、現代の私たちに与えられた大きな課題です。絵本のなかでは蝉をとおして死と生も描かれています。この絵本はすでに手に入らなくなっていますがぜひハード版書籍にして出版して欲しいと願います。

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