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2014年7月 9日 (水)

うそ

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「うそ」
中川ひろたか作
ミロコマチコ絵
金の星社 本体1300円


今日も「うそ」が何にもなかったといえない一日でした。一番反省しているのは子どもが本を読まない、読めない、先生に家で本を読ませるようにと言われたおかあさんの相談でした。どうも話を聞いてみると字を読ませるというそんなに単純な話ではなさそうで、お母さんは自分も本が嫌いだったし、読んでこなかったので、先生に言われてもどうしていいかわからない様子です。知的に遅れているのではないかと心配しています。聞かれても私はその子を見ていないので良く解らないし、たとえそうだとしても私は先生ではないので期待されても困るというのが本音です。でもそのお母さんに言ったのは”おくれていると決めつけない、もしかしたら学習障害かもしれないけれど・・・””治りませんか?””病気とちがうので治る治らないの話ではないですよ”どうも経済的にもちょっと大変そうでいっしょに読んで見てはと進めた本の定価を気にしています。(少し前に来店された時に図書館に行ってみることをすすめたっけ。このおかあさんははじめての来店ではありません。)すすめた本は図書館になかったし、図書館の人に聞いてもあまり返事がなかったようすです。”遅れていると思わないでください”とまた、つい気休めをいってしまいました。正直な私の感じではたぶん学習障害のようにおもいます。でも、落ち込まれてはなおいけないので、気休め=ウソをいってしまいました。さあ、私はどう責任をとるのだろうか?こういう話は時々あって、気が重くなります。なかなかうそを前向きに肯定できません。
 この絵本のようにずいぶんとうそをついてきました。それもどこまでがうそでどこまでがうそでないのか。だんだん年をとってそのことすらわからなくなるのだろうなぁ!とおもいます。文だけ読んでいるとキモチもうそっぽくなりますがミロコマチコの絵、こどもたちの表情をみると、うそのない生活なんてそれこそうそなのだと思い当たります。べぇっと舌をだした猫、いいですね!あぁ、この本集団読み聞かせには向いていません、道徳の教本につかわないでくださいね。それこそうそつきになりますよ。

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