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2014年6月15日 (日)

いえのなかのかみさま

Photo
「いえのなかのかみさま」
もとしたいづみ文
早川純子 絵
光村教育図書 本体1300円


ある日曜日のことです。ともきは両親と親戚の家にはじめて行きました。その家は大きくて古い家です。げんという子とおねえちゃんのつぐみという子がいました。げんと話しているとなんだか縁の下に入っていったものがいます。”なんだろう?””こおにさまだよ””え?””ちいちゃなつのがはえていてかわいいんだ”げんとつぐみはともきに家のなかを見せてくれました。げんが見たことのないものがたくさんあります。それにもみんなかみさまがいると言います。納戸に行ったら箱があってのぞきこんだら吸い込まれてしまいました。そして、気がついたらなんだか知らない人がたくさんいます。みんなかみさまだということです。
 ともきの暮らしている街の家とげんとつぐみの家は全然ちがいます。おそらくもう見ることが難しい家だと思います。その異次元の世界に行ってきたげんの不思議な体験が描かれています。同じような絵本で「めっきらもっきらどおんどん」長谷川摂子作 降矢なな絵/福音館書店刊という絵本がありますが、その絵本は呪文のような言葉が異次元に運んでくれて、やはりかみさまと遊ぶ話です。この絵本はかみさまが家のいろいろなところにいると言うげんの説明もあって、ともきは少し年齢の上の子ども、学校へいっているような設定です。出てくるのはやはり楽しいかみさまなのですが、みんなの暮らしを守ってくれるということが描かれています。画家の絵はとても迫力がありますが、かみさまの絵はやさしく穏やかな守り神として描かれています。ともきは歌と踊りで帰って来ます。ともきが家に帰ったらともきの家にもかみさまがそっと合図してくれました。それでいい、強い神さまはいらないとあらためて思います。

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