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2014年5月 8日 (木)

こんや、妖怪がやってくる

Photo
「こんや、ようかいがやってくる」
君島久子 文
小野かおる 絵
岩波書店 本体1500円


中国のトゥ族に伝わる昔話の絵本です。ある村におばあさんが一人で住んでいました。一方おそろしい妖怪もいました。その妖怪にかわいがっていた子牛を食べられてしまい、明日はおまえを食べにくると言われてしまいました。おばあさんは怖くて泣きながら外を歩いていくと、ひょっこり卵に出会いました。卵はおばあさんの話を聞いて”だいじょうぶ、きっと助けに行くから”と言います。また、歩いていくと雑巾にであいます。次はカエル、こん棒、火ばさみ、牛のふん、石のローラー、みんなで力をあわせて妖怪を退治してしまいました。こう書くとあれっ!どこかで聞いた話?と思います。そうです、日本の昔話「さるかに」のお話にそっくりです。あとがきに書かれているようにこの類似の昔話はトゥ族だけでなく、ミャオ族、イ族、漢民族、蒙古族などひろく類話があるそうです。ニワトリが夜明けを告げる絵があるので卵が出てくるのはわかるとしても、雑巾が助けに参加する、なんかおかしいけれど
英雄でなく無力の小さなものたちが力をあわせて妖怪を退治してしまう、やはり民話は庶民の願いだと思います。画家の絵はその雰囲気が良く描かれていて、中国の壮大さを背景に<村人たちは安心して、くらせるようになりました。>おしまい。

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