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2014年4月23日 (水)

江戸っ子さんきちと子トキ

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「江戸っ子さんきちと子トキ」
菊地日出夫・作
福音館書店 本体1200円



私は新潟の出身なのでトキのことになるとやっぱり応援します。トキは朱鷺と書きますが鷺の種類ではありません。コウノトリの仲間です。学名は「ニッポニアニッホン」全身真っ白、羽を広げるとトキ色の(うすい赤)大きな鳥です。江戸時代が終るまで日本中の里山に普通にいた鳥でした。明治時代になってきれいなので狩猟の対象になり、その後は日本の里山の環境がかわり、どじょうなどのエサが田んぼの農薬などでいなくなり、トキもどんどん減ってしまいました。
 この絵本はトキが普通に見られた江戸時代のこと、さんきちとにすけがトキの巣を見つけました。雛が孵っています。さんきちたちは師匠から遠目がねをかりて観察します。ある日一羽のコドモが巣から落ちてしまいました。さんきちたちはその子トキを育てて、巣立ちの時は無事もとにかえしてやります。
 作者は長野の佐久地方の子どもたちを主人公にした絵本があります。描かれている子どもたちは土臭く元気で、それらの絵本は子どもたち、とくに男の子たちに人気があります。この絵本は前に「おおきなポケット」に載っていたものを一冊の絵本にしました。
 トキに興味のある人は佐渡トキファンクラブを開けてみて下さい。今年も雛がかえりました。日本の空を飛んでいた野生のトキは絶滅してしまいましたが、国を越えて中国からもらったトキが保護センターで増え、野生に返すこころみがされています。トキに限らず絶滅種の生き物が時々話題になりすでに手遅れのものもありますが、今からでもなんとかできたらと思います。人だけしか住むことのできない地球など考えただけでもつまらないと思います。

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