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2013年10月30日 (水)

ふたばからのおたより  -10月―

    
           ハロウィーン

いつごろからだろう? 10月になると、町がハロウィーンであふれかえるようになった。どこを歩いても、お菓子屋さんやファンシーショップだけでなくクスリのチェーン店でさえ店先でジャック・オー・ランタン(かぼちゃ)が三角の目をむいている。黒いこうもりや蜘蛛が揺れて、魔女の三角帽子をかぶった人たちに出会う。子どもたちが、目を輝かせて「こわい話がいい」とせがむ気持ちはよくわかる。私だって、魔女は大好きだし、夜のふくれ上がっていくような豊かさは、昼間の明るさにない魅力を持つ。でも、こう安っぽいカボチャお化けが、どこにもかしこにも現れてくると、ひねくれものの私をしては、そっぽを向きたくもなる。
 私の旦那は、ベーゴマの底を磨き上げ、いかに強いものにするかに全エネルギーを注いだ少年時代を送った世代だが、十五夜の夜の思い出もなかなかいい話だ。煌々と照る月の光の下、子どもたちは群れをなして家から家へ、お月さまに供えたお菓子や団子、果物を泥棒して回ったのだそうだ。子どもは月の化身だから、たくさん盗られた方が「お月さまに食べていただいた」と喜ばれるのだという。子どもたちだけで群れて、タッタタッタ、夜の道を家から家へと駆けまわる。ガサガサと草木をおしのけ庭にしのび込む。その息づかいまで聞こえてきそうで、この話を聞くたびにわくわくした。日本にも、こんな豊かな、季節を彩る子どもだけの夜の時間があったのに。ああ誰か、この十五夜の一夜を絵本にして、大きな大きなお月さまの絵を入れてくれないかなあ・・・。
 皆さんには、こんな秋の夜の思い出はないでしょうか?
P1010021

写真は、外来種の朝顔、西洋朝顔です。一度7月の咲き始めの頃、このブログでも載せさせていただきました。10月になって、まさに満開状態。夏はあまりの猛々しさに閉口していたのですが、さすがに満開は美しい・・。
今セイタカアワダチソウも、ここかしこの空き地にのさばって、どんどん広がっていっていますが、ずっと昔、次男が小1の頃、ポソリと言ったことがありました。「ねえ、おかあさん、コージから聞いたんだけどさ、風って、あそこから生まれるんだって。」 息子が指さした先に生い茂ったセイタカアワダチソウの黄色は思い出の中で、やさしくやさしく揺れています。
 私の中の西洋は何だろうと思いめぐらす、今年のハロウィーンです。 
            (の)

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