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2013年8月16日 (金)

8月15日

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今年の8月15日はいつもの年のように、家のなかで静かな一日を迎えた。暑い一日だった。13日訪れた大原の墓地ではもう青い栗のイガがたくさん見えた。一面の夏草のなかではバッタが飛び跳ね、墓地は高い台地にあるので風が良く通って、だいぶ大きくなった樹々の下は涼しい。甘草の花が咲き乱れている。

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このお寺の檀家の墓地の入り口にある古い石仏に手をあわせて死者に思いをはせる。私たちの墓地は樹木葬なので、各々の樹が植えられている。木の墓標と一年草の草花だけが植えることができるので、石をつかった墓地はとなりにあるこのお寺の従来の檀家のみだ。入り口のところで、どこかから集められたのだろうか、小さな石仏がならべられている。
新聞に認定死者という言葉が載っていた。この東北の地震と原発の事故の認定死者は18000人あまり、第一次世界大戦の戦死者900万人、非戦闘員は1000万人とのこと、では第2次ではというとこれは?!だとのことだ。
 なかなか認定死者を送る気持ちにはなれない。まして、身体が見つからない場合はいつまでたっても死者と認めたくはない。不明ではなかったものの、私もなかなか認めることができなかった。去年この石仏の前で、やっと現実とむきあうことができた。死者と認めないと、生活はすすまない。残された人の「生」はとまってしまう。
今年も8月がきた。原爆にしろ、戦争にしろ、暑い夏まだ探している家族、友人、仲間がいる。8月は静かに死者を迎え、おくり祈りたい。

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