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2013年1月19日 (土)

海からのおたより2013年1月

 ナメクジの言い分
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。ことしもまたいろいろないきものを見ていきたいとおもっておりますのでよろしくおねがいいたします。
  Photo
「ナメクジの言い分」
足立則夫・著
ー岩波科学ライブラリー198
岩波書店 本体1200円


新年早々苦手な「なめくじ」のお話ですみません。殻がないだけで嫌われ者のナメクジ。なんとそれをエッセイにした本が出ました。
 この本は生物学者ではない作者のナメクジに対する愛情があふれています。みずからナメコロジー研究会を立ち上げてナメクジ情報を集めておられるだけあってディープな内容です。思わず鳥肌を立てながらナメクジの世界へ引き込まれてしまいました。一度ナメクジに砂糖をかけてみたいと思っていましたがこの本で実験してくれていました。なんと大丈夫だそうです。
 流行の発信地、秋葉原には江戸時代から続く「黒焼き屋さん」が今でもあります。江戸城に近いので「イモリの黒焼き」が売れたそうな。なんでもかんでも黒焼きだらけ。明治30年生まれの祖母が「ナメクジの黒焼き」を幼かった叔母に飲ませたことがあったそうです。薬をのんでも一向によくならなかったのに黒焼きで「のどが治った」というのです。炭になれば何でも同じ・・・・だと思うのですが平成の世の中になっても商売になっているのがおもしろいです。

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 昨年、次男がチャコウラナメクジを飼っていたら卵を産みました。なんときれいな卵でしょう!最近、外来種であるチャコウラナメクジが日本中に勢力を拡大しています。卵は150個ほどありました。全部ナメクジになったら大変なのでかわいそうですが『標本』にしました。チャコウラナメクジは冬に卵を産み、春先に1年の生を終えます。
 本の表紙に「ナメクジのほうがしがらみのないぶん自由なんだよ!?」とあります。本当かどうか言い分をぜひ聞いてやってください。
言い分は聞いたし、薬になるかもしれないけど、やっぱり好きになれないわたしです。

   どんぐりつうしん変集長  谷口優子
 


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