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2011年1月11日 (火)

海からのおたより2011年1月

    海のうさぎたち
 しばらくお休みしておりましたがよろしくおねがいいたします。
 ことしは卯年です。実は海の中にもうさぎ“がいるんですよ。知られざるなかまをちょっとご紹介しましょう。
 海には牛(ウミウシ)、猫(ウミネコ)、蛍(ウミホタル)などいろいろな名前がついている動物がいますが兎は「ウミウサギ」という巻貝のグループがあります。
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中でももっとも大きいのは真っ白い「ウミウサギ」です。南方系の貝でヤギやウミトサカなどのソフトコーラルについてそれを食べています。かつてニューギニアの戦士はウミウサギの飾り物を歯にくわえて戦ったといわれています。割合と浅いところにすんでいる貝なので時々紀行番組でまじないやお祭りのときに南方の島の住人が身に着けているのを見かけます。真っ白で陶器のようなウミウサギは生きているときは真っ黒な外套膜という膜で貝を覆っています。千葉県で採集された記録があるそうですがふつうはみられません。千葉県で見られるのはもっと小型のウミウサギです。
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シロオビコダマウサギ(左)、ムラクモコダマウサギ(右)、いずれも2センチ足らずの小さなウミウサギです。生きているときはウミウシのような鮮やかな該当膜に覆われているので海のジュエリーと呼ぶマニアもいます。これは漁港のゴミの中から見つけてきました。
 千葉県立中央博物館では恒例の「干支にちなむ貝」を1月いっぱい展示中です。先日見に行ったところ見慣れた貝が別の名前で展示されていました。
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「コウサギ(小兎)」(写真は谷口所有のもの)とありました。フィリピンにいるそうです。かわいい貝なのでこどものころから親しんできました。以前はセムシウミウサギという気の毒な名前がついていました。別名でボタンウミウサギ(ちいさな円をボタンに見立てている)ともよばれるそうです。時代とともにいきもののなまえも変わってきているのですね。

   どんぐりつうしん変集長 谷口優子

参考文献
「ウミウサギ~生きている海のジュエリー」
飯野 剛 編 高田良二 監修 誠文堂新光社

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コメント

魚でも、カエルウオに名前を変更したり、形が変わったものをフリークと呼んだり、いろいろありますね。物の名前なので、いろいろ議論はあるようですが、私は嫌がる人がいるなら、そういう人たちに配慮すべきだろうと思います^^

おひさしぶりです。
さっそくコメントありがとうございます。
この貝の名前がついたのは90年も前ですから時代背景もずいぶん変わっています。これから和名はどんどん置き換わっていくのでしょうね。

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