募金にご協力ください。

  • 募金にご協力ください
    いつもアジアの子どもたちに絵本を贈る運動に会留府も参加している団体。公益社団法人シャンティ国際ボランティア会へ。http://www.sva.or.jp *郵便振替口座 00170-8-397994 口座名 SVA緊急救援募金 東日本大震災募金」と記入 (青い用紙が郵便局にあります)一口1000円から  みんなの小さな気持ちを!!

キボウのカケラ

クリック募金

« ここから どこかへ | トップページ | ときがとぶそら »

2010年8月 4日 (水)

「消費税のからくり」


Photo
斉藤貴男『消費税のカラクリ』(講談社現代新書)
面白い。消費税の本なので、取っ付きにくい感じですが、いっきに読めます。蒙を啓く感じで、「そうだったのか!みるみる分かる消費税のカラクリ!」と勝手に惹句を付けたくなります。
 さて、消費税という深刻でトンデモナイものを扱っていながら、なぜ面白いか?世の中には、悪知恵のはたらくヤツがいるもんだという感じですか。シロをクロといいくるめる壮大な絵図と、そのカラクリを片っ端から暴いていく痛快さ。消費税だけでなく、年金でも介護保険でも、行政のさじ加減ひとつで、庶民の暮らしなんて、どうにでもなるという冷酷さにゾッとします。
 消費税の3つの問題点、■逆進性■益税■景気への悪影響はよく言われますが、本書では、もっと大きな問題があると言います。まず、消費税は間接税か、直接税か?消費税は、消費者が負担する税制だと説明されてました。ところが「問題は、その説明が意図的な嘘であった事なのである」。つまり消費税は間接税でもなく、預かり金でもないと言う事です。これは判例で確定しています。90年に『益税訴訟』がありました。これは「突き詰められると厄介な論理で、国としてはこの段階から矛盾を認めてしまうと消費税そのものが成り立たなくなる可能性がある。そこで当時の大蔵省は、消費税のつもりで消費者が支払う金額はあくまでも物価の一部であり、『益税』などという概念は法理論的に存在しないという主張を展開し、東京地裁もこれを自らの判断とした」『益税』は結果論でしかないという理屈で、逆に『損税』も合法だという事です。「東京地裁判決は預かり金だとする解釈を明確に否定し(略)そのまま確定している。一般の消費者はこうした事実を知らないか、十分には理解できないまま、いつの間にか刷り込まれた嘘を真実だと思いこまされ、何かを買うたびに消費税を支払っているつもりでいるのにすぎない。そうなるように徴税当局は世論を操作してきた」
 つまり消費税は直接税であり、赤字企業からも取り立てられる中小企業税だという事です。


 ここからの展開は本を読んでください。なお読みたくなるように、著者がいちばん言いたかった部分を引用します。本の紹介としては邪道かもしれませんが。
 「消費税とは弱者のわずかな富をまとめて強者に移転する税制である。負担対象は広いように見えて一部の階層がより多くを被るように設計されているし、中立的などではまったくなく、計算も複雑で、徴税当局の恣意的な運用が罷り通っている。大口の雇用主に非正規雇用を拡大するモチベーションを与えて、ワーキング・プアを積極的かつ確信犯的に増加させた。税収は安定的に推移しているように見えても、その内実は滞納額のワーストワンであり、無理無体な取りたてで数多の犠牲者を生み出してきた。納税義務者にしてみれば、景気の後退イコール競争のさらなる激化であり、ということは切らされる自腹のとめどない深まりを意味している。これ以上の税率引き上げは自営業者の廃業や自殺を加速させ、失業率の倍増を招くことが必定だ。社会保障費の大幅な膨張を求める税制を、同時にその財源にもしようなどというのは、趣味の悪すぎる冗談ではないか。消費税は最も社会保障の財源にふさわしくない税目なのである。」
                        (高橋峰夫)

« ここから どこかへ | トップページ | ときがとぶそら »

コラム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/110398/49061477

この記事へのトラックバック一覧です: 「消費税のからくり」:

« ここから どこかへ | トップページ | ときがとぶそら »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

8月の営業とお休み

  • 8月のお休み
    ご希望の時は前日までご連絡ください。お休みのときでもご希望の時間に合わせることができます      *8月は不定期です/お休み・13日(日)・14日(月)・ 15(火)19(土)/30(水)31(木)は棚卸し    *5日(土)6日(日)20(日)26(土)27(日)は1:00〜6:00         *28日(月)29日(火)は10:30〜6:00                   *その他は夏時間1:00〜7:00               

お仲間にどうぞ

  • ー元気になる集まりいろいろー
       8月・9月の予定          *グループ学ぼう・話そう 定例会第1月曜日9月は未定           *ボランティア講座 定例会9月25日(月)10:00〜             *憲法カフェ臨時8月29日(火)ミニ講演会マイナンバーと個人情報(図書利用カードをめぐって)講師白石孝さん 誰でも・予約制          *グループ放課後(公共図書員・関係のある人) 定例会9月20日(水)7:00〜読書会              *YAの本を読む会+のんき〜ず学校図書館司書  定例会9月14日(木)7:00〜読書会          *よいこ連盟・絵本の会(保育士たち)定例会9月8日(金)7:00〜    *絵本の会9月15日(金)7:00〜おとなの絵本の魅力            *羊毛ちくちくの会8月17日(木)10:30〜制作                                                                                                           

これからの会

  • 子どもと本これからの会
    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山   

できることから

無料ブログはココログ