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2010年8月28日 (土)

海からのおたより2010年8月 その2

      青潮を食べる
 
赤潮、青潮、緑潮をご紹介しましたが、海の生きものにとっていちばんおそろしいのは「青潮(=苦潮)」です。母なる海が酸欠になって死の水になるからです。
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青白く海がにごらなくても貧酸素の状態になると魚のなかま、特に海の底にいるアカエイやカレイ、ハゼなどが酸素不足で苦しくなって浅瀬に逃げてきます。カニのなかまは水から逃げるように海から上がってこようとします。なかまの背にのって我先にと護岸を登ってきてはくずれていく・・・・まさに地獄変相図の光景です。ワタリガニ(ガザミ)のなかまは泳いで逃げまわるのが見られました。
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子どもたちは網でワタリガニを追ってかなりの大物を獲ってきました。波打ち際ではたくさんのハゼやマゴチの幼魚を獲ってきました。
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せっかくの海の幸です。青潮で弱った魚は酸欠になっただけなので食べられます。さっそく夕飯のおかずとしていただきました。タイワンガザミの蒸し物、ハゼのてんぷら、カニ汁、スジエビ(藻エビ)のかき揚げです。植物プランクトンが大量に発生して赤潮になり、それをアミや魚が食べる、スジエビは小さい魚を食べ、カニは魚やエビを食べ、人間が青潮でつかまえた大きなカニや魚を食べる・・・・食物連鎖を実感しました。
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青潮はたくさんの生きものの命を奪っていきました。潮がひいた干潟にはたくさんのウミネコが飛んできていました。打ちあがっていたハゼもカニも彼らはきれいに食べていきました。海にはむだな命はありません。
 再び南風が吹いて猛暑がぶり返してきました。千葉ポートパークは漁場ではないので新聞などでは海の変化は報道されませんでした。小さな人工の浜ですが皮肉にも青潮で海の豊かさを知ることになりました。

      どんぐりつうしん変集長 谷口優子


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コメント

カニ汁にかき揚げ、美味しそうですね。人間も食物連鎖によって生かされている以上、大切な命をいただいているという気持ちを忘れないようにしたいと思います。

江戸前の海の幸はとてもおいしかったです。

卵を持ったメスガニや脱皮途中のタイワンガザミなどが死んだのを見たあとだったので食べたのは弱ったものだけにして後日海に帰してやりました。バケツの中でも厳しい生存競争の世界が繰りひろげられていました。


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