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2010年4月15日 (木)

海からのおたよりー2010年4月ー2

海からのおたより2010年4月「歌仙貝」の旅2

2010_068
Photo



 汐そむるますほの小貝ひろふとていろの浜とはいふにはあるらん 西行法師
  
「歌仙貝」への旅はこの歌からはじまりました。5年前「歌仙貝」の資料がなかなかみつからず、わたしはネットで見たどこかのサイトを鵜呑みにして「ますほの小貝」=「増穂浦」だと思い込んでしまいました。やがて西行が歌に詠んだ「ますほ」は場所と色を掛けた掛詞ではなく、単に色の名前の真蘇芳(ますお=赤)だということがわかりました。詠んだ場所も敦賀の種が浜(いろがはま)で西行は能登・富来を訪れてはおらず、この歌と増穂浦は関係がありませんでした。(2005年3月の「おたより」の記事は違っていました。)
 (意味)寄せては返す波を染めるほどたくさんの赤い色をした小さな貝が拾えるのでいろの浜というのであろうか。
 直接、増穂が浦は西行の歌には関係ありませんでしたが、行ってみておどろきました。期待していたさくら貝が全くなかったのです。犬の散歩をしていた地元のおじいさんが貝を拾っていたわたしたちに「ここでしか拾えない『ますほ貝』だよ。」と見せてくれたのは南房総ではたまにしか拾えないベニガイでした。
 余談ですが、松尾芭蕉もこの歌にあこがれていて「おくの細道」の旅の最終目的は敦賀・種の浜で小貝を拾うことでした。

    どんぐりつうしん変集長 谷口優子


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