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2010年2月 1日 (月)

カッティングルースと忘れ物のボール

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「カッティングルース」上・下
マイクル・Z・リューイン
田口俊樹・訳
理論社 本体各1500円

もう何年も続いている小さな読書会があります。ある文庫の人たちが中心で、はじめは絵本を読んでいました。いまは、やがて出版順にいわゆるロングセラーを中心に、2年くらい前から中・高校生むきの本を、今年は希望があって竹取物語と今昔物語をいれて、あとは家族を大きなくくりにして読んでいます。夏休みと1月はお休みなのでちょっと長編を、それで2010年のトップは「カッティングルース」になりました。図書館にこの本が充分にないのであちこちから借りたりしますが、間に合わずに読み切れなかった人もいますが、まあそれはよいことにします。読んだところまででよいのです。そんなところがこの読書会が続いてきた秘訣かもしれません。この本はちょっと複雑な構成になっています。主人公とその祖母の(そしてあいだに父親)ことが交互にかかれています。メジャーリーグ黎明期のアメリカ、女ということををかくして野球選手になった主人公ジャッキーとその祖母と父親の一家の歴史とジャッキーの親友が殺されその犯人を追う物語が充分にからみあってすすみます。解説で北上二郎さんがメジャーリーグのことを書いているので、一方の家族の歴史、アメリカ史を少し調べて私が説明しました。そのもとにしたのは、昨年話題になった「学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史 上・下」ーハワード・ジン R.ステフォフ編・著 鳥見真生・訳 あすなろ書房ーです。ものの見方、歴史の見方はいろいろのところからみないといけないという話になりました。作者は推理小説をおもに書いていますが、この本はその部分は少しよわいかな、むしろアメリカやイギリスの歴史がおもしろかったという感想がでました。それにしてもどこの国もいつの時代も女は強いね!それもみんなの感想でした。

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この場所は文庫のあるところで、本を読んだり、借りたり、お話を聞いたりするのはもちろんのことですが、ここの文庫にくる子どもはとても良く遊びます。手づくりのボールが木の枝といっしょにしまうのを忘れて庭にありました。文庫のおばさんたちといっしょに作ったボールです。元気な声が聞こえてきそうです。もっともボールはあまり飛ばないそうですが、でも楽しいでしょう!


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