« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

「王さまと九人の兄弟」の世界

Photo

Photo_2


「王さまと九人の兄弟」の世界
君島久子
岩波書店 本体1700円




 先日のシルバーウィークとやら、いろいろとあって出かけ損ねたので、2日間は本を読んですごした。しかも児童書は一冊も読まずに、積んであった本をひたすら読む、そのうちの一冊がこの本だった。
 私は赤羽末吉さんの大ファン、一度来ていただいておはなしをお聞きして、ますます尊敬するようになった。日本の文化を深く描いてある本はもちろんのこと、モンゴルや中国の広い世界を描いたものも大好きだ。私にとって、中国は近くて遠い国、広く壮大な国、そして、人々は元気というか激しく、エネルギーに満ち満ちている国、そして、「西遊記」のなかにでてくるふしぎな者たちがいる不思議な国だ。
 「王さまと九人の兄弟」は中国の昔話を絵本にしたものである。作者の君島久子さんはこの絵本の誕生についてこう書いている。”それぞれの特技を発揮して、王さまの押しつける無理難題をのりこえていく、あっぱれな兄弟たち、おもしろくて力づよい兄弟たちの元気の秘密はどこにあるのでしょう”・・・。この本の中に書かれているようにこの話は雲南省での調査団によってイ族から再話されたものがもとになっているとのこと、それを絵本にしたのはその頃の岩波書店の編集者いぬいとみこさんが”こどもたちに元気をあたえるお話”をいうことで民話集「白いりゅう黒いりゅう」がだされ、赤羽末吉さんがそれを大乗り気で絵本にしたとのことだ。たぶんその調査団のようすをもとにしての講演(スライドも見た)を国学院大学で私は聞いている。その時の講演は「西遊記」のことだったのだが、とても興味深く聞いた。ちょうど福音館書店刊の「西遊記」を読んだり「孫悟空の誕生」(玉川大学出版部)を読んだ後だったので、また、講演もユーモアいっぱいでとてもおもしろかった。
 この本は一部は地理的に、二部ではそれを歴史、時間をさかのぼって書かれている。中国は広い、その広い国土と深い文化のなかで類似しているお話を述べながら、中国という多民族の国の民の願いのあらわれたものと、互いの個性のちがいをみとめあいながら成長していくことの意味をのべている。
 もうひとつ私にとってやっと納得できたことがある。同じような絵本「シナの五人きようだい」のことだ。物語のはじまりといい、最後のオチといい、村人たちの立場は権力者と同じ立場になっている場面など、私はとてもなっとくがいかなくて、あぁ!「シナの五人きようだいは」描かれているのは中国であり、中国人なのだけれど、フランスやアメリカの国の一遍を見る思いだったし、どうしてこの絵本がもてはやされるか正直わからない。しかも、「王さまと九人の兄弟」という絵本があるのに。ここでは「浜辺の五つ子」と「シナの五人兄弟」がくらべてくわしく書かれている。それにしても同じようなお話が中国にはほんとにたくさんある。
 このような地味な本が、異なる国や文化を掘り起こし、平和への架橋になるのだとあらためて強く思った。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

旅の絵本Ⅶ

Photo

「旅の絵本Ⅶ」
安野光雅
福音館書店 本体1400円


 いよいよ東洋、中国編です。画家の好きな「清明上河図」の部分模写から。旅人は船に乗って川上にのぼっていきます。表紙と扉、21場面、最後は黄土高原で人々が木を植えているところで旅はおわります。本の後にそれらの場面の解説がついているので、解説を読みながら中国を旅してみましょう。
 土手はあるものの土地と河があまり境目無く描かれていたり、立体的な物は(橋がたくさんでてきます)ちょっとねじれたり、画家独特の描き方はあいかわらずです。それがこの国の広さを知ることにもなります。河、橋はヴェネツィアそっくりだとのことなので水の都と思いきや、黄土高原のそそり立つ岩山と黄砂の人々の生活、中国はなにもかもがある広い国だということがわかります。自然と人間の厳しい戦いと共生が描かれています。その中に生活している人たち、お祭りやこどもたちが遊んでいる様子はいきいきと楽しそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きりのなかのサーカス

Photo

「きりのなかのサーカス」
ブルーノ・ムナリー/作
谷川俊太郎/訳
フレーベル館 本体2300円


 デザイナーだけでなく、絵本を子どものためという視点だけにこだわらない人たちの間で、手に入らないのが残念がられていた絵本です。訳が変わりましたが、でたね!いいねぇ!と好評です。
 霧のなかのサーカスにはいっていきます。霧はトレーシングペーパを使って描かれています。でも、サーカスの中は色鮮やか、○と線で動きも感じ方もきっちり描かれています。
 この霧はイタリアの霧だから、なかは鮮明です。千葉へ引越してきたとき霧の多さにびっくりしました。ここの霧はイタリアの霧と違って水分の多い霧です。霧の中から物が鮮明に浮かび上がってくるのではなく、幕のように掛かった向こうに物が見えます。 ”冬、自然は眠る、そして夢を見る・・・本文中扉より”夢は動いています。でも、私のいるここの霧の中の夢はぼんやりと佇んでいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

天の鹿

Photo

「天の鹿」
安房直子 作
スズキコージ 絵
ブッキング 本体1800円

 朝晩すっかり涼しくなって、秋がはじまっています。この物語はもう少し秋が深くなってのお話です。
 3人の娘がいる猟師の清十さんは鉄砲がうまいだけでなく、鹿笛も上手に吹きましたからその笛の音で鹿をおびき出すのです。鹿笛を吹くとやがてススキをわけて鹿が姿を見せます。そして、しとめた鹿は高い値段で売れました。
 ある秋の晩予感どおりみごとな牡鹿がやってきました。この晩は笛を吹いたわけでありません。やってきた鹿が清十さんに、ここを通してくれるならすばらしい品物をあげようといいます。その品物はむこうの鹿の市で買える、そして、金貨一枚をくれました。
 次に鹿の背に乗って鹿の市へ行ったのは、3人の娘たちでした。最後に乗った末娘みゆきは、昔、病気をした時に鹿の肝を食べて元気になった娘でした。そのかわり肝を食べられた鹿は天の鹿になれなかった、清十さんと娘たちが乗った鹿はその鹿だったのです。鹿は3番目の娘みゆきが肝を食べた娘だとやっと探し当てます。みゆきは鹿に乗って市に行き、半分ずつ飲み、食べ、白い花の中でねむりにはいります。清十さんは初雪の降った日、みゆきが乗った鹿が天を駆けいくのを見ました。
 作者の作品には天や風、降る雪と一緒にむこうの世界に駆けていくこどもや若い人がよくでてきます。それは賢治ほど激しくはなく、自然のなかにはいっていってしまう。むこうの世界にいくこと、現実の欲や不安から解き放されていき、自然に包まれて死を迎える安堵感、そんな思いを感じます。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

パーシーの魔法の運動ぐつ

Photo

「パーシーの魔法の運動ぐつ」新装版
ウルフ・スタルク
菱木晃子 訳
はたこうしろう絵
小峰書店 本体1300円


 この作品は作者の子ども時代を書いたとのことですが、(1950年代のストックホルム、コルセットなどいまではあまり使われないものがでてきますが、)読んでみてそのわりにはあまり古いとは思いませんでした。日本流でいうと小学校高学年位の男の子の気持ちが良く書かれているからとおもいます。私が最初に読んだのは祐学社版です。その後小峰書店にうつり、今度は本の型もちょっとおとなびた本になりました。日本とスウェーデンという国の違いがありますが、内容はどこか幼さが残っているのに、背伸びして、かっこよくなって、女の子にもてたいと思う男の子たちがでてきます。その頃の年齢ではずっとおませさんな女の子たちにとっては、それはなんかちょっとおかしくて、でもちょっぴりうらやましく思います。
 主人公ウルフは恵まれた家庭に育っています。一方パーシーは貧しく、おせいじにも良い環境に育っているわけではありません。でも、ワルとわかっていても、運動もけんかも強いパーシーのかっこよさにウルフはあこがれます。パーシーのボロの運動靴を履けばなんでもできるようになるといわれ本気にします。一方愛情を求めているパーシーの気持ちもせつない。けれど、すこしも暗くありません。作者のどの作品にもみられる暖かな視点といきいきとした子どもたち、もしかしたら女の子の方が楽しく読むのではないでしょうか。男の子は照れくさくて・・・というかもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ごきげんなライオン しっぽがふたつ

Photo

「ごきげんなライオン しっぽがたつ」
ルイーズ・ファティオ文
ロジャー・デュボアザン絵
今江祥智 訳
BL出版 本体1300円


 ライオンくんは、ひとりぼっち。みんな家族がいます。ある日サーカスにいって見つけた王女さまライオンにひと目ぼれ。夜になってひそかに連れ出して、隠してしまいます。でも、見つかってしまいます。”みてよ。ライオンさんにしっぽがふたつもあるわ!さぁーどうなるでしょうか。
 1957年の作品です。すこしも古くさく感じません。ライオンくんの表情も、めすライオンの表情もとても豊かで楽しい。作者は「ごきげんなライオンシリーズ」でたくさんの作品を残しています。また、他の動物が主人公、たとえば「ガチョウのペチューニア」など気の良い愉快な動物がでてくる作品も子どもたちに人気があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

続きがあった「獣の奏者」

3

4_2

「獣の奏者」探求編
「獣の奏者」完結編
上橋菜穂子 
講談社 本体各1600円
      
 

 じつをいうと誰しも1・2巻でこの物語は終わりと思っていました。それなのに突然夏休みの真っ盛りに出版されて驚きと大きな驚きがながれました。
 そんなわけで書店には山積みのなか、買った人読んだ人もいる一方、やっとこれから読む状態の人も多いのであまり筋は書かないことにします。
 2巻から11年後の話、闘蛇村で突然牙が大量に死ぬことがおこり、エリンは大公にその原因を探る命令をうけます。原因は卵詰まり、特滋水が関係があることを見つけます。なおも原因を探っていくうちに秘密裏に埋もれていたことを知ります。それはエリンの母とつながりがあることでした。一方はるか東方の隊商都市の領有権をめぐって戦いがおこります。エリンに科せられたことは、民を救うため、王獣を武器にして制覇、そして同盟をむすび民を救うという政に従うということでした。エリンにとってそのことは母の秘密を知ることにもなります。そして、それゆえに迷いながらも戦いのなかに突き進んでいきます。
 3・4巻はエリンというより息子のジェシの物語ともとれるかもしれません。夫イアルとの物語ともとれるかもしれません。いま風にいえばエリンは王獣を育てるため何もかも犠牲にした。それは、ある意味では母の民たちがたくさんの人たちの死のうえに、避けた智恵だったともいえるのですが、エリンはそのパンドラの匣を開けてしまったのです。王獣を愛するうえに。
 現代の社会のなかで作者の意味するところを、しばらく考え考え読みすすめました。そして、読みすすめるうちに、エサルの存在がエリン以上に私のなかで意味をもってきました。もうひとつの生き方です。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

父と子ーこだぬきおーた

Jpg


「はっけよぃ のこった」
かまたのぶこ
童心社 本体950円


 シルバー連休とやら、私も休みというか、決算処理を家ですることにしました。。秋晴れの良いお天気に恵まれそうで、夕焼けの空は真っ赤に燃えていました。道路は渋滞とのこと、休みとなると現代は家族で出かけることになるのでしょうか。
 この幼い人向きの絵本をみながら、いまは子どもが父親にすもう?をとってもらうことがどれくらいあるのかなぁと思いました。毎日早くからでかけ、夜は子どもが寝てからしか帰ってこられないという日本の父親たち、この絵本のこだぬきのおーたはまんまるの目を見開いて、”はっけよぃのこった!”、かなわないとなると”こちょこちょ”とくすぐり、おとうさんたぬきに”ずるはいけないよ”とやさしくたしなめられます。おーたはつぎのてを考えます。そして、それはとても自然な終わり方でおーたは大満足です。うら表紙には木の枝をもったおーたとおとうさんたぬき、しっかり手をつないでいます。つぎはなにして遊ぼうか!おとうさんたぬきの存在感がしっかり描かれた絵本です。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

反撃

Photo


「反撃」
草野たき
ポプラ社 本体1300円



 中学生から高校生への女の子5人の物語、短篇集です。5人の女の子は格別同じ場所を共有しているわけではありません。ただ物語を読み進んでいると、この広い世界=日本の中でいつの間にか、ある人とある人が繋がっている、人の出会いは不思議です。
 最初の物語は森田真奈美の話、小さい時から喘息で弱かった体質は引っ越しがプラスになったのか、運動できるまでになり、バトミントン部にはいれるまでになります。目標を2年生の秋の新人戦でレギュラー入りをめざしてがんばります。けれど次の段階、2月の冬の大会でのレギュラー入りはできませんでした。しかも、たいしたことがないと思っていた1年生に追い抜かれてしまいます。そして、バトミントンはあきらめて、懇願されて演劇部入り、自分が出せたと喜んだのもつかの間、仲間にはいったと思ったのは思い違いでたんなる役をうめるだけだった、勝手に自分が思い込んでいただけだということを知らされます。けれど真奈美は負けていません。このことで身につけた度胸で受験はみごと合格します。中学生活3年間で真奈美が知ったことは人生はなかなか思ったようにはいかないということでした。真奈美は次のステージにシンガーソングライターになるべく路上ライブをはじめます。家族の誰もが反対、ファンなんかつかないと思っていたのに、聞いてくれる女の子があらわれます。次の物語はその女の子里美です。里美は自分を犠牲にしてでも、クラスを平和で良いクラスにしようとした先生の意志をついで教師になろうと思っています。
 物語はこんなふうに5人の女の子へと続いていきます。生きていくことはいろいろのことがあり、おとなではない、かといってもう幼い子どもではありません。表にあらわれることだけでなく、がまんをしたり、悲しんだり、怒ったり、決してかっこ悪くならないように、でも時にはもうだめだと思ったり、なんて人はややっこしいのでしょうか。そして、その時は気がつかないかもしれませんが、そのかげには励ましてくれる人がいたり、支えてくれる人がいます。作者はこの年代の子どもたちの繊細な気持ちを描くのがとても上手です。この物語の女の子はどこにでもいる、それだけでなくその廻りにいるおとなもごく普通にいる人ばかりです。
 作者は悩みながらも、「反撃」をこころみる、つまずいてもそこから次に向かっていく人たちを書く、それは大きな希望、明るい未来への第一歩とあとがきに記しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「まき貝のうた」復刊を

         『まき貝のうた』復刊を
                       
『まき貝のうた』という童話を知ってますか。坪井郁美・作、西村繁男・画で、1985年の福音館の本(品切)です。考えたら、もう24年前の本ですから、今の子供らに紹介する時は「皆さんのおじいさん・おばあさんが子供だった頃のお話です」と言わなければなりませんね。作品の年代設定は分かりませんが、作者は1940年の生まれ、生きていれば69歳になる訳ですから、彼女の子供時代だと思います。小学4年の女の子が主人公ですから..。名前は橋本尚子です。
 寝たきりの母親が入院して秋に退院するまでの3か月の、尚子の家族と友達のエピソードが12話つづられます。母親が入院したので、父親が船を降りて家に戻ってきます。父親が好きなのに、どう接していいか分からない。姉・兄・弟も自分を誤解する。理解者の母親はいない。父親のくれた、耳に当てると歌の聞こえる大事なまき貝も手放してしまいます。そのいきさつに登場する、同級生のけんじにも普通に接しているのに、ぎくしゃくしてしまう。いい家族・友達、普通の町の人達です。今考えても、深刻な話ではありません。でも子供にとっては大問題です。自分の気持ちを自分で持て余してしまう。3か月後、母親が戻ってきて物語は終わりますが、まだ寝たきりです。つまりはじめに戻っただけで、環境は変わりません。でも変わったこともあります。尚子は成長しています。3か月の間に泣いたり悩んだりした事は貴重な体験でした。この4年生ぐらいに、誰でも体験したような事は大人になると忘れてしまいます。でも作者は覚えていました。この子供の心理描写・尚子の気持ちの揺れは、今の子供達でも十分共感できます。
 私がこの本を薦める理由はもうひとつあります。ストーリー・テリングに使えるのです。臨場感のあるおはなしです。
 まず10話の『台風』です。単独で完結するのですが、すみません、勝手に手を入れています。つまりけんじの母親やけんじとのいきさつ、金子先生とのいきさつは前の話が絡むので、割愛せざるをえません。つぎは11話の『秘密のかくれ家』です。そのまま使えます。これに12話の『退院』も一緒に付けます。ただし雲の場面は、勝手に割愛するので、元々短い最終話がすんなり入ります。この最終話の最後のセリフ、つまりこの本の完結のセリフを言うために、おはなしでやってます。
 余談をいくつか。
 母親の病気は脊椎カリエスでしょう。作者の母親がそうだったかも..。分かりませんが、1941年生まれのアニメ監督・宮崎駿の母親も脊椎カリエスでした。宮崎は「子供の時に母親が寝てて(子供が)台所をやらなきゃいけないというのは決して、美談じゃないですよ…日常でやるとつらいですよ」と言ってました。
 もうひとつ、12話に小使いさんが出てきます。小使いは、今は差別語です。でも当時の、この話の中では問題ありません。私は高校の用務員です。この本の用語は、仲間でも問題になりませんでした(組合ではむしろ『ハリーポッター』の中の管理人(caretaker)のウイルチの描写の方が問題になってます)ぜひそのまま復刊してください。(なお203pの「校内」は「校門」に直してください。)
 と、余り売れないでしょうが、今の子供達にも必要な本だと思いますので。ここで勝手に、復刊の希望を表明します。
        高橋峰夫
復刊ドットコムにリクエストしてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー

Photo

「トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー」
シャロン・クリーチ作
せなあいこ訳
評論集 本体1400円

 ロージーとベイリーは12歳、ほんとに小さい時からの仲良しです。仲良しというより親友、きょうだい以上の関係かもしれないくらいです。それなのに今日のベイリーは”もう帰りなよ”と冷たくいい、ロージーがまるで邪魔のようにドアをピタリと締めてしまいます。どうしてベイリーがこんなに冷たいのかロージーには理解できません。
 ロージーは家に帰っておばあちゃんに聞きます。”どうしてベイリーはあんなにつめたいの?”トレッリおばあちゃんはいつものようにスープをつくりはじめます。”まずセロリ(緑色)ニンジン(オレンジ色)タマネギとマッシュルーム(白色)がいるね””ロージーなにがそんなに悲しいの”スープを作りながらおばあちゃんと話すなかで、ベイリーは目がみえないこと、ロージーはいつもベイリーの役にたちたいと思っている、それくらいベイリーのことが大好きに思っていること。けれどベイリーは前ほどロージーといることが嬉しそうではない、時々とてもつれない態度をとるし、他の女の子が好きになったのではないかとロージーは思ってしまいます。おばあちゃんは故郷の料理をつくりながらロージーの気持ちを聞いてくれ、自分の昔の経験を話してくれます。おばあちゃんは16歳で故郷イタリアをあとにしてアメリカにきました。そして、たくさんの嬉しいことや悲しいことを経験して生きてきたのでしょう。ロージーがベイリーとの関係に悩む物語のなかに、そのおばあちゃんのたくさんの経験が料理をとおして描かれています。そして、ロージーとベイリーのみずみずしい感性におばあちゃんの話がぴりっとした香辛料になり、まろやかな豊かな味の料理、物語になっています。
 クリーチの作品は「めぐりめぐる月」から最近の「あの犬が好き」「ハートビート」と、10代の子どもの心理がとても良く書かれていて、しかもどの作品にもその子どもたちに寄り添うおとながきちんと描かれています。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

チュウチュウ通りのゆかいななかまたち

1
2






チュウチュウ通りのゆかいななかまたち
 1ゴインキョとチーズどろぼう
 2クツカタッポと三つのねがいごと
エミリー・ロッダ作
さくまゆみこ訳
たしろちさと絵
あすなろ書房 本体各900円
 
 チュウチュウ通りには1〜10番地まであって、さまざまのねずみたちが住んでいます。今回はそのうち1番地に住んでいるゴインキョと2番地にすんでいるクツカタッポのおはなしです。ゴインキョはお金持ちです。もっともねずみのおかねはチーズですが、そのゴインキョのところにどろぼうが押し入りました。ゴインキョを一室に閉じ込めてチーズをいただき!でもそうかんたんにはいきませんでした。2巻の主人公はクツカタッポ、冒険家で世界のあちらこちらを旅をして、すてきなものを見つけると持ち帰って磨きます。そして、それを売る、つまり古道具屋でもあります。ある旅から持ち帰ったのは青いビン。そう、良くお話にありますがビンの中から不思議な人があらわれ、3つ願いをかなえてくれるといいます。でも、クツカタッポの願いは?
 自分でお話を読むことができる小学校1.2年生の子どもにとても良い本がでました。1冊50頁位で全ページに楽しい絵が描かれています。それに読みやすさの秘密は縦書きで1行15字なのです。ちょっぴりおかしくて、なんだか変で、小さな冒険があるお話です。
 幼年童話ではなかなかこの年齢の子どもたちに薦められる本がないので(特に自分でも読みたがる)これから10番地まで、どんなお話が続くか楽しみです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

甲斐信枝の世界

208103
20833

「小さな生きものたちの不思議なくらし」
甲斐信枝 
福音館書店 本体1400円

 福音館書店の月刊誌には折り込みふろくがつきます。著者の小文が載っていておとなはそれが楽しみです。ハードカバーの絵本になるとそれがなくなって、書籍になっていつでも手に入るのはうれしいのですが、いつもちょっと残念です。だから、この本のようにまとめて1冊の本になり、あらためて読むことができ、嬉しくなりました。
 「かがくのとも」などだけでなく、また福音館書店以外の出版社からだされたものも含めて、30冊の作品に描かれた、自然のなかの小さな生きものたちの息づかいが聞こえてきます。私たちはいつも自然がなくなったと嘆きますが、すぐそこの足下にはしっかりと生きています。なくなったわけではなく、毎日ガサガサと暮らしていると、いつのまにか見えなくなっているだけなのです。
 作者は書いています。人の心を扱う物語絵本だけでなく、自然をテーマにする科学絵本、両方で心を耕して欲しい、それで、はじめて豊かな心が育っていくのではないか、その作者の思いが本の中に宝石のように輝いています。
 この本のなかにでてくるけれど、しばらく手に入らなかったものが6冊が限定出版されました。「ぼくはたね」「こがねぐも」「みのむし」「ひがんばな」「きゃべつばたけのいちにち」「あしながばち」これを機会にあわせて自然を読んでみましょう。
Dscf1162
Dscf1165



 ところでこの写真は?左ははじめてみた「コブシ」の木の実、木についているときはピンク色で、風にユラユラと揺れているのもきれいです。右はこの頃夜になるとわが家の壁に姿を見せる「ヤモリ」、見つけると大急ぎで走っていってしまいます。秋は短く、あっという間に寒くなります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

愛蔵版 みどりのゆび

Photo
Photo_2

「愛蔵版 みどりのゆび」
モーリス・ドリュオン作
ジャクリーヌ・デュエーム絵
安東次男 訳
岩波書店 本体2600円

 時々岩波書店はクロス製のとてもきれいな本を出します。この本も美しい本です。その時は箱入りがあまりムダに思いません。「星の王子さま」と同じように若いファンがいます。私はおとなになって読んだのですが、やはり印象の深い本の一冊です。
 ある国にチトという小さな男の子がいました。チトについてはこんなふうに描かれています。髪の毛は金色で先っちょはカールしている、目は大きくて青い、ほおはつやつやとバラいろをしていてかわいいぼうやです。それだけでなくチトには不思議な力がありました。おやゆびを押し付けるとみどりの草花が伸び花が咲きます。でも、教室ではぼんやりとしていて、居眠りをするしまつです。先生はチトは普通の子どもでないので教育が出来ないといいます。チトの両親は大金持ち、なんといっても大砲をつくっているのです。チトは学校へ行かないで実学的な教育を受けることになりました。そして、ムスターシュという庭師が教育係になりました。ムスターシュはチトの特殊な隠れた才能を見つけます。チトは<みどりのゆび>をもっていたのです。大砲の中に親指をつっこむとタマがでないで花が咲いたのです。
 とても印象的な物語ですが、私はじつは最後の<チトは天使でした>ですこし肩すかしをくったようにがっかりしました。とても哀しく思ったのを覚えています。この物語の静かな詩的な文をとおして、まだ見たことのないフランスに憧れました。「みどりのゆび」をもっていたらいいなぁと憧れました。世の中は1960年〜70年ベトナム反戦や安保反対運動で大きく動いていた時代でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

天然の浜ー慶良間諸島・座間味島

どんぐりつうしん変集長さま

貝はどれ位のおおきさですか?
西原マリンパークの写真、わたしのPCの壁画につけてしまいました。
のんびりとした海の様子久しぶりです。
どうもありがとうございました。
  会留府より

2009_018

この旅行で最もきれいだった慶良間諸島・座間味島の写真をお送りしていませんでした。
ここは天然の浜です。
慶良間は世界で指折りの透明度でダイバーのあこがれの海だそうです。
この浜の端には漂着ゴミがたくさんありました。
ここではわたしたちと地元の家族しかいませんでした。
 あの貝はとても小さなもので1〜1.5センチくらいのものです。
打ちあがらない貝なので黒住先生が「沖縄でいちばんの砂だ」と教えてくれたんです。
半分以上はなまえがわからない(というかついていない)貝だそうです。
天然の浜には小さな貝はほとんど落ちていないんですよ。
栄養分がないので海藻もはえていないし、磯臭さというのもありません。
  どんぐりつうしん変集長



| | コメント (0) | トラックバック (0)

海からのおたより 2009年 番外編3

    人工ビーチのおはなし
 沖縄の魅力はなんといっても青いサンゴの海と白い砂です。海水浴場がたくさんあるので“芋を洗うような”状態にはなりません。どこの浜でもリゾート気分を味わえます。近ごろは更衣室やシャワーはもちろんバナナボート、バーベキュー場、ビーチバレーのコート・・・・まで完備されている人工のビーチが次々とつくられています。なぜ、海に囲まれた沖縄でわざわざ人工ビーチが必要なのでしょう?
2009_042_2
2009_043_2
2009_002_2



人工ビーチのひとつ、西原マリンパーク・きらきらビーチに行ってきました。ビーチはとても広く、住宅や公園、駐車場が整備されていて便利です。波はほとんどなく遠浅でまるで子供用のプールのようです。クラゲよけネットが張ってあり、安全にも配慮されています。白い砂はとてもきれいでよく見ると小さな貝がたくさん混ざっています。那覇の沖にあるチービシ(慶伊干瀬)と言う珊瑚礁の洲でできた小さな島の近くで採った海底の砂をまいて作った砂浜だそうです。いったいどれだけの砂を運んできたのでしょうか。ゴミもなくきれいですが突堤やテトラポットに囲まれた特徴のない浜でした。
沖縄では観光のために立派なビーチを(ほとんどが町営)つくっているようですが観光客よりも地元の人が多いように見えました。観光客の多くはリゾートホテルに泊まってホテルの前のビーチ(ここも人工のビーチ)でマリンレジャーを楽しみます。町営ビーチは工事目的の開発のような気がしてなりません。
 沖縄市の泡瀬干潟では多目的施設建設のための埋め立てがはじまっています。貴重な干潟のいきものが生き埋めになってまた海底の砂をま�いたビーチがその一画に出現するのかもしれません。砂を採られたチービシの海底もどうなっていくのか心配です。人工ビーチはもういらないとわたしは思います。

 どんぐりつうしん変集長 谷口優子

| | コメント (2) | トラックバック (0)

マジック★ラビット

Photo

「マジック★ラビット」
アネット・ルブラン・ケイト作
岡田淳・訳
BL出版 本体1600円

 手品師のレイには助手のウサギのバニーがいます。助手というより、良い相棒、というより家族です。何もするにもいっしょです。土曜日には広場にいって手品をしてみせます。レイの手品は”アブラカダブラ”と願いを唱えて帽子にステッキを振ると★が帽子に降り注ぎ、ウサギのバニーが飛び出します。きょうも広場で”アブラカダブラ”!そこまでは良かったのだけれど、隣の人とぶつかって飛び出したバニーは犬に追いかけられ、我も忘れて走ったためレイと離ればなれ、バニーは迷子になってしまいます。
 セピア色の中に★だけが金色に光っています。絵にはいろいろ描き込まれていていますが、ストーリーはとてもシンプルです。ウサギのバニーは子どもの表情、はじめは遊んであるいているけれど、夜になり暗くなって、お腹もすいて心細くなって、でもちゃんと会えました。レイに抱きしめられる場面が良いです。レイもバニーも後ろ姿で表情は見えませんが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

 海からのおたより2009年 番外編 2

 那覇の公設市場

 沖縄でいちばんの繁華街・国際通りに隣接する牧志(まきし)公設市場はアジアの香り漂うパワフルな那覇の台所です。
2009_100
2009_092_2
2009_096
2009_099
2009_093

 旧盆が近かったので色とりどりの大きなお供え物の干菓子がおいてある店、パイナップルやパッション、マンゴーなどのトロピカルフルーツが山になっている店、とにかく東南アジアのマーケットにまぎれ込んだような感じがします。鮮魚店では色鮮やかなお魚がきれいに並んでいました。市場の2階は食堂になっていて調理して食べさせてくれます。「ボク、おなかすいてない?」なかなか店のおばさんも商売上手です。何軒もこういうお店があります。なんとヤシガニが生きたまま積み重なって売っていました。大きいのは40センチくらいあるでしょうか。食べるとおいしいそうですがなかなかいいお値段です。おなじみの豚の顔もありましたがパックに入っていてびっくりしました。
沖縄産のバナナは1本100円でした。ちょっと高いと思いながらも買って帰ってホテルで食べましたが味が�濃くてとてもおいしかったです。

 どんぐりつうしん変集長 谷口優子

| | コメント (2) | トラックバック (0)

くまの楽器屋

Photo_2

「くまの楽器屋」
作 安房直子
絵 こみねゆら
小学館 本体1500円

 短いお話が4つはいっています。野原の真ん中のニレの木の下の小さなお店、「ふしぎや」と描いてあるかんばんのある小さな楽器屋さんのお話です。その楽器屋さんのオーナーは緑のベレーをかぶったくまです。
 最初のお話のお客は男の子、くまはトランペットを男の子に、代金はうめの実3つです。男の子は野原をどこまでもとランぺットを吹きながら歩いていきます。するとその音にあわせて空の雲が動き出す・・・安房直子のお話はいつもこんな風に始まってちょっと不思議なことがおこります。
 この絵本の絵を描いているこみねゆらはいつもはもう少しせんの細い感じ、少しばかりたよりなさそうな表情の子どもや動物がでてくるのですが、この絵本のなかのものたちは感じがちがいます。それはちょこんとすわった主人公のくまの明るいクルッとした目、表情が生きているからでしょうか。それに背景がしっかり塗ってありません。だから明るい印象がつよいのかもしれません。
 「心がやさしくなる絵本」と描かれたおたまじゃくしのシールは、この半分位でいいです。最近の絵本はオビも大きく、とってみると表紙の絵がいきいきとしてくる絵本が多くあります。
 もう秋、虫たちの演奏会で落ちついた気持ちになります。このくまの楽器屋さんにあるいろいろの楽器の音色が聞こえてきそうです。私も今度くまの楽器屋さん「ふしぎや」に行ってみようと思います。どこにある?近くの森や公園に行ってみると、きっとみつかるような気がします。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラストリゾート

 想像力を探しに
Photo_2

「ラストリゾート」
絵 ロベルト・インノチエンテイ
文 J・パトリック・ルイス
訳 青山南
BL出版 本体1800円


 これは私の話です。私は絵描き、想像力がなくなってしまった絵描きです。それで想像力を探しに旅にでかけることにしました。私の車は心得ていて、黙っていてもつれて行ってくれました。着いたところは海辺のホテル、入り口に座って本を読んでいた男の子に”ここはどこ?”と聞くと”こころにぽっかりあながあいてしまったひとたちの、リゾートホテルさ”とにっこり答えてくれました。ホテルはいろいろの人がいて、その人たちはみんなちょっと不思議な人ばかりでした。
 この絵本には物語の主人公がでてきます。物語の主人公がこのホテルに泊まっているのです。みんな何かを探しています。たとえば、入り口で本を読んでいたそばかすだらけの男の子は、次の日波止場で釣りをしています。でも魚でなく釣っているのは手紙のようで、すてきな海の歌を歌っています。そして、ホテルにもどると白いドレスの女性、灰色ずくめのお客、入り口のオーム、一本足の男など、次々に登場する人たちはみんなどこか不思議です。物語だけだけではありません。描かれている絵も写実的でいて、描き込まれた絵のなかには不思議な人たちや空間がひろがっています。描かれている絵をとおして絵の向こうの世界を見ることができます。
 最後にこの物語の中に登場する人たちが、なにものかの種明かしがあります。オームが言っています。”有名なお話たちの世界にようこそ。きっと、いいものがみつかるよ”と。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ホネホネのはなし2

Htbookcoverimage

「ホネホネどうぶつえん」
監修/解説 西澤真樹子
しゃしん 大西成明
ぶん   松田素子
アリス館 本体1500円



 前作みんなをびっくりさせた「ホネホネたんけんたい」の続編です。表紙のホネは誰の?裏表紙には仲良く、後ろから見たおしりのホネの写真が描かれています。
 ひとくちにホネといっても、種によって随分違います。しかも皮がかぶさっていると、それが何なのか、いろいろと総合して見るからか、比較的わかりやすい。でも、それらをとってしまうと、少し想像力を働かせないと解りにくくなってしまうのです。たとえば「ゾウ」、ゾウの特徴の一つにハナがあり、長いハナをみるとゾウとわかりますが、ホネだけみるとハナにはホネがないのでゾウとわかりにくい。ハナはとびきり強くできていて、それは強い筋肉でできているとのことです。
 この絵本で取り上げられているのはホネにまつわる知識、(写真もきれいでおもしろい、)加えて後の解説が細かく書き込まれているので、ホネからみた動物図鑑のようになっています。この「ホネホネ動物園」にはゾウ、ワラビー、パンダ、ゴリラ、カバ・コビトカバ、ライオン、シマウマ、コウモリ、キリンという哺乳類がいます。哺乳類の首の骨は基本的に7つとのこと、だから「キリンは首をのばすのに、ホネそのものをながくした」なるほど!こんなことがわかると、動物を見た時に”ホネはどんなかな?”って想像してみると楽しいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ぼくのものがたり あなたのものがたり

9784265068203_2

「ぼくのものがたり あなたのものがたり」
ー人種についてかんがえようー
ジュリアス・レスター文
カレン・バーバー絵
さくまゆみこ 訳
岩崎書店 本体1400円


 作者は”人はみんな物語をもっている”と言います。まず、どこで、いつ生まれたか、きょうだい、父母、どこでどうやって生活してきたでしょうか。そして、その生活のなかで好きなもの、嫌いなもの趣味も、作者はアフリカ系黒人でアメリカ人、宗教はユダヤ教とのこと、だんだん物語は解ってきます。
 それらの身につけているもの、考えていること、どんな生活をしているかということをのぞいてしまうと、人間としての骨格だけがのこり、それでは当然みんな同じです。あなたも、あなたも、みんないろいろのようだけれど、みんな同じです。どうして差別はおきるのでしようか。
 この絵本では作者自身を中心にして、違うこと同じことが解り易く描かれています。みんな同じけれど違うのです。。作者のハッキリとした考え方が、とてもあざやかな色と力強いタッチの絵で描かれています。そういえば人種差別というと、日本人はあまり関係ないといった人がいましたが、アイヌの人々、在日の朝鮮の人、残留孤児の人たち、その他、日本で働いていて、日本の国の発展の手助けをしている人々がいることを考えてみると、決してそうばかりは言えないことがわかります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

海からのおたより-2009年番外編1

ー 沖縄に行ってきましたー
沖縄はまだ真夏でした。

 那覇市内の市場は旧盆の準備でいろいろなものを売っていておもしろかったです。お中元はいま贈る習慣のようで「長野産コシヒカリの箱入り3キロ」がおすすめ品でした。本土のお米は高級品なんでしょうね。座間味島で食べたお米は黄色っぽかったです。今回は観光からちょっとはずれたところばかり行ってきました。

2009_085_2

よかったのは那覇から高速船で1時間のケラマ諸島の座間味島の海でした。それからこの写真の琉球の王様の別邸「識名園」というお庭です。

 こどもたちは帰ってきて以来、(黒住先生から教えてもらった人工浜で砂をたくさん採ってきた)砂の中の小さな貝を見つけるのに夢中です。
  いよいよあしたから学校です。

 どんぐり変集長 谷口優子

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »