海からのおたより 2009年 番外編3
人工ビーチのおはなし
沖縄の魅力はなんといっても青いサンゴの海と白い砂です。海水浴場がたくさんあるので“芋を洗うような”状態にはなりません。どこの浜でもリゾート気分を味わえます。近ごろは更衣室やシャワーはもちろんバナナボート、バーベキュー場、ビーチバレーのコート・・・・まで完備されている人工のビーチが次々とつくられています。なぜ、海に囲まれた沖縄でわざわざ人工ビーチが必要なのでしょう?



人工ビーチのひとつ、西原マリンパーク・きらきらビーチに行ってきました。ビーチはとても広く、住宅や公園、駐車場が整備されていて便利です。波はほとんどなく遠浅でまるで子供用のプールのようです。クラゲよけネットが張ってあり、安全にも配慮されています。白い砂はとてもきれいでよく見ると小さな貝がたくさん混ざっています。那覇の沖にあるチービシ(慶伊干瀬)と言う珊瑚礁の洲でできた小さな島の近くで採った海底の砂をまいて作った砂浜だそうです。いったいどれだけの砂を運んできたのでしょうか。ゴミもなくきれいですが突堤やテトラポットに囲まれた特徴のない浜でした。
沖縄では観光のために立派なビーチを(ほとんどが町営)つくっているようですが観光客よりも地元の人が多いように見えました。観光客の多くはリゾートホテルに泊まってホテルの前のビーチ(ここも人工のビーチ)でマリンレジャーを楽しみます。町営ビーチは工事目的の開発のような気がしてなりません。
沖縄市の泡瀬干潟では多目的施設建設のための埋め立てがはじまっています。貴重な干潟のいきものが生き埋めになってまた海底の砂をま�いたビーチがその一画に出現するのかもしれません。砂を採られたチービシの海底もどうなっていくのか心配です。人工ビーチはもういらないとわたしは思います。
どんぐりつうしん変集長 谷口優子
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コメント
泡瀬干潟の埋め立て、心配ですね。私も編集長の意見に100%同感です。稲毛の浜・検見川の浜を歩いている時も、これが昔ながらの自然の浜だったらどんなにいいことかと思いながら歩いていました。わざわざ埋め立てをしたあと、人口の浜を作るよりも、どうしたら埋め立てをしないで済むかに頭を使う方が有益だと思います。
投稿: zaimokuza77 | 2009年9月10日 (木) 22時07分
いつもコメントありがとうございます。
残念ながら沖縄の浜はどんどん埋め立てられています。このような小さな犠牲者のことを知っている人はごくわずかだと思います。
話は違うのですが、館山湾では砂の流出を防ぐため、観光目的に沖縄のビーチのような人工物を8年ほど前から置いています。すっかり景観がかわってしまいました。また増設するそうですが、せっかく自然の美しい海岸線が残念なことになっています。
投稿: たにぐち | 2009年9月10日 (木) 23時12分