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2009年8月22日 (土)

海からのおたより-2009年8月

    寒川神社の御浜下り

 街角で寒川神社のお祭りのポスターを見つけました。今年も20日にお神輿が海に入る「御浜下り」が行われることを知って見に行きました。
 寒川神社は旧千葉郡寒川村に古くからある海の神様です。寒川港は佐倉藩の年貢米を江戸に送るための御用港として、またハマグリなどの漁業で栄えた港でした。寒川の沖を通る船は帆を半ばまで下ろし「礼帆(れいはん)」といって敬い、馬で神社の前を通行するものは馬を下り「下馬の礼」をとったと伝えられています。白砂青松の出洲海岸にお神輿が下りるさまは漁師町・寒川の誇りだったそうですが戦後、海岸はすっかり埋め立てられてしまいました。現在はいちばん近くの浜である千葉ポートパークまでお神輿を車で運んで御浜下りをします。今年は御浜下り復活10周年、千葉市の無形文化財に登録されました。
 千葉ポートパークはふだんから自然観察やゴミ拾いでたびたび訪れているところですがこの日はお神輿の担ぎ手や観客でいつもとはかなり雰囲気が違っていました。夕方6時、すでにお神輿は海岸に到着しており、海岸には笹で囲った舞台が作られ、巫女の「豊栄の舞」・「浦安の舞」が奉納されていました。

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 舞の間にあたりはだんだん日が暮れて暗くなっていきます。寒川船業協同組合の紅白の餅投げのあといよいよ御浜下りです。担ぎ手が手締めをして海に向かいます。この手締めがちょっと変わっていて普通の三本締めではなくて「シャンシャンシャン、シャシャシャン、シャン・シャン」これを3回繰り返します。

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 (寒川神社HPによると「寒川〆」というそうです。)あたりはすっかり暗くなりました。以前見たとき(8年前)は膝ほどの深さまでしか海に入りませんでしたが今年は胸のあたりまで海に入り高くお神輿をかかげていたので勇壮で見ごたえがありました。派手なお祭りではありませんが古くから寒川の海を見守ってきた神様を大切にしていきたいと思いました。涼しい風が心地よく、秋の気配を感じました。千葉は妙見祭り(だらだらまつり)、登渡神社のお祭りとお祭りが続きます。
 
      どんぐりつうしん変集長 谷口優子

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コメント

私のところでも「渡御」といって御神輿が海へ入るお祭りがあります。あちこちに似たようなお祭りがあるようですが、神様が乗る「輿」で海の神様をお迎えしたりお送りしたりということなのでしょうね。
こういう伝統的なお祭りは、いつまでも後世に伝えてほしいものですね。

zaimokuzaさま
おひさしぶりです。PCは良くなったのですね。
お祭りというとなにか観光的で現代的になってしまい、伝統的なお祭りが少なくなってしまったように思います。
とくに「海の民」でもある日本はもっと海と繋がりがあったような気がしますが。

紀伊、伊豆、神奈川には千葉と共通する地名があります。黒潮に乗ってやってきた海からの民が住んでいたのでしょうか。白浜、布良、寒川、登戸・・・・千葉の海は埋め立てられてどんどん遠くなってしまいました。ふだんは味気ない人工の浜もお祭りのときはとても厳粛な雰囲気が漂っていて心洗われるような気がしました。

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